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住宅設計の際、柱を120角でやろうとすると、あらわしで出てくる柱の仕上がりは115角になるのでしょうか?
真壁でやるところが多いと結局隠れる構造材も、面を合わせるのに115角になって結局大工さんの手間が多いような気がします。
120角仕上がりとしておくほうが一般的なのでしょうか?この時は一回り大きな材から削り出すということですか・・・。この辺りの事情がよくわからないので、どなたかご指導下さい。

A 回答 (6件)

No.3 No.4です。



先程当社の資材部に行って柱の材寸を計ってみました。桧の無垢柱で加工前の寸法です。

大壁用4寸柱:
概ね120mm角です。
一部背割れの開いた柱ですとコンマ数mm大きい物もありました。

真壁用4寸柱:
124mm~125mm角でした。
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この回答へのお礼

採寸までしていただいて、本当にありがとうございます。
大壁用、真壁用という柱があるんですね。
構造柱も化粧柱も120角で合わせたければ、大壁用120角、真壁用124~5角が流通していると理解しました。
No.1さん、No.2さんのお答えのように、120角で全部注文すれば、化粧柱にするには115角くらいになってしまうという理解でいいですね?

お礼日時:2006/10/09 14:33

>No.1さん、No.2さんのお答えのように、120角で全部注文すれば、化粧柱にするには115角くらいになってしまうという理解でいいですね?




はい、それで良いと思います。

なお、私もたまに依頼されるのですが、大壁用の柱をあまり材寸を落とさずに化粧にして欲しいと言われる場合があります。
(大壁用の柱の方が安いため、コストの関係での要求です)
その場合、通常のカンナではなく「ペーパーサンダー」(紙やすり)仕上げにすれば、ほとんど材寸を落とすこと無く仕上げる事ができます。
ただし、表面の仕上がりはちょっとくすんだ感じになります。カンナ仕上げのような光沢はありませんが、一応真壁風にはなります。
面倒なので大工さん達には嫌がられるかもしれませんが、そんな方法もあるということで。
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この回答へのお礼

本当にありがとうございました。
改めて教えて!gooのありがたみを感じました。また相談があったら教えて下さい。私も相談でわかるものがあれば回答していくよう努めます。

お礼日時:2006/10/12 11:29

No.3です。



120角の仕様でしたら、真壁・大壁どちらも仕上がり120mm角の柱になります。
前の回答のように真壁用は材寸が大きく、仕上げて120mmになります。
一般に流通しているのはそういう材料しかないはずです。納まり上どうしても納まらない場合は、特注で製材してもらう事になります。

通常、真壁部屋と大壁部屋は分かれているので、壁の仕上がり幅が違っても問題無いはずです。
当然大壁部屋の場合は壁はふいてくるので壁は厚くなります。
細かく言うと、同じ4寸仕様なら大壁の方が部屋は狭くなります。

部屋の都合上、どうしても1つの壁で大壁と真壁の続く部分を作らなければなければならない場合は、真壁と大壁の境の真壁側の柱に見切りを付けて、ボード等の切り口を隠します。これで、厚みの違いを隠すのです。
当然大壁の壁厚は厚いままです。
文章で説明するのは難しいですね。

1度、住宅展示場で木質系のメーカー(住友林業など)で真壁仕様のある住宅を見学されると良いと思います。実物を見れば一目瞭然です。私も新人の頃は、住宅展示場に行ったり建築中の現場をのぞいたりしていました。色々勉強になると思います。

ただ、1つの壁に真壁と大壁が混在するパターンは通常あまりありません。そのようなプランの場合は仕上げる大工さんと良く打ち合わせをしておいた方が良いと思います。
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プレカット工場の技術(CAD)を担当している者です。



もう10年以上この仕事に携わっていますが、真壁の柱の仕上がりは120角なら120mmの仕上がりです。小さくしても1mm以内です。

●無垢の真壁用柱の場合
一般的に無垢の柱で真壁用(無節や上小節など)の材は、120mmより大きく製材した製品が売られています。
それを、化粧用に120mmにカンナで仕上げて出荷するのが普通です。

プレカットでは、入力を120mmでデータ入力するので、柱が小さくなると柱差しの部分で家が変形してしまいトラブルになります。
大工さん手きざみの場合は多少融通をきかせるようですが、さすがに5mmも小さくする事はないと聞いています。
真壁用の柱を数mm削ると、無節の柱でも節が出てきて上小節になったり、上小節の物が指先大の節になってしまうためです。

ごくたまに、工務店さんが在庫で持っていた痩せた柱を使用することがありますが、120mmを切ってしまう場合は最初から115mmなどの小さい柱として扱います。

当方東海地方で大阪~東京までの物件を担当しますが、特別な場合を除き上記のように仕上がり120mmです。
他の地域では、115mm仕上がりにすることがあるのでしょうか?

●集成の真壁用柱の場合
集成単板貼の柱で4寸のものは、118mm角と120mm角の2種類の製品があります。集成材メーカーによっては118mm角になるので、注意が必要です。
表面は集成材工場で仕上げてラッピングしたあるので、材寸はそのままになります。
汚れた場合は1カンナかけるだけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
もう少し教えて下さい。
市販の詳細図集などを見ると、隠れる構造柱が120角と書かれている同じ建物で、あらわしの化粧柱も120角だったりします。これは隠れる構造柱は4寸材そのままで、化粧柱は4寸2分のものを使っていると考えればいいのでしょうか?
今設計している建物は、半分隠れる柱、半分化粧柱というところなので、どうしたらいいか迷っています。

お礼日時:2006/10/09 01:02

こんにちは。


ご質問者様は一般の方でしょうか?
建築関係の方でしたら鬱陶しい回答になるかもしれませんのであしからず。
一般的に多く出回っている製品としての材木(無垢)は例えば4寸柱ですと丁度4寸(120mm)であったり4寸2分(126mm)、4寸3分だったりします。材木メーカーによって実寸の違いがあります。(集成材の貼り物だと4寸丁度だと思います)
ご存知の通り真壁等で柱をあらわしにするにはカンナやプレーンナーで平坦に仕上げるのですが、元の製品の柱自体が全て真っすぐではないのですね。数ミリ程度は曲がっているものです。まず、それを削って直して真っすぐにしてから仕上げますから、挽きたて寸法(削る前の寸法)が120mmでしたら曲がりを取ってカンナを掛けると片面で1分弱(約2~3mm)程度、他の面でも同じく1分弱位小さくなり計2分弱の115mm位でやっと真っすぐで仕上がった柱になるわけです。製品ばらつきの最小値に揃える事になるのです。
もし、仕上がり寸法で120mm欲しければ最初から4寸2分とかの少し大きめのものを使用すればいいのです。(値段は当然上がる場合が多い)
一般的には仕上がり115mm位が多いように思います。仕入れ先や品質によって違いますが。

横架材(桁等)が内外共隠れてしまう場合(大壁)はそのまま使用する事が多いと思います。したがって柱が115mmでしたら面が合いません。でも、隠れてしまうので問題ありませんね。ただ、外壁の下地にもなるので出来れば芯を外側に合わせたいですよね。手でやる大工さんは芯をずらす事も稀にありますが今はプレカットが主流ですから芯合わせになり、細かい事言えば外面が2~3mmずれてる事になりますが外壁を仕上てしまうと分かりません。極端な場合は下地で調整すればいいです。管柱3寸5分角で通し柱4寸5分なんて時は困ってしまいますが下地で調整するしかないですね。芯をずらせるプレカットがあればいいのですが(あるかもしれない)手加工なら可能です。

真壁で横架材が見える場合は(吹抜け、階段室、あるいは外壁)結局、真壁の場合、桁材もカンナ掛けて仕上げますからほぼ柱と同寸になり、面が合ってきますので問題ありません。
造作材もやはり削って仕上なければいけませんから同じです。逆に鴨居や敷居などは柱より少し小さい幅になります。

プレカットですと柱や桁は仕上てきますから、大工さんの手間はそう変わりません。が…、プレカット代は当然ながら上がります。
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木材の製材状況によって違いが多少あると思いますが、基本的には、120(4寸)より小さくなります。


『仕上がり』120角とするのは、一般的ではないと思います。どうしても120にするのなら別ですが・・  木材には、定尺、定寸が規格化されてます。その材料を化粧用にカンナで削れば寸法が減るのが当然かと思います。また、含水率や乾燥状況、製材してからの年数により、誤差も出るでしょう。
その寸法を指して、この柱4寸角ではないとは、言いませんから。
面を合わせると言う話で、すべてを4寸角で使用するのななら、それほど手間ではないかと思います。無論3.5寸と4寸の混在よりはと言う話です。(それもそれほど手間とは思いませんが、技術だと思います)
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