・国債の利率と金利の上昇について質問が
 あります。
 国債の価値が下がると市中の金利が上がる
 ということですが、金利が上がる理由が
 よく理解できません。

現状の認識として、
step1:「従来より高い利率の国債が新規
     発行される」
step2:→「既発国債の価格が下落」
step3:→「下落した既発国債を額面以下で
      購入(銀行を想定)」
step4:→「購入者(銀行を想定)の国債
      運用利率向上」
(なお、金利とは銀行の貸出金利や
 預貯金金利のことをイメージしています。)
というくらいなのですが・・。
 
 銀行は額面より安く国債を購入し、
 満期まで持っていれば結果として効率的な
 運用をしていることになるのだから、
 金利を上げて儲けを出す必要はないと
 おもうのですが・・・。
 どこか勘違いをしてますか?
 どうか、お教え下さい。

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A 回答 (6件)

ご理解いただけますかどうかの自信はありませんが、記載いたします。



>国債の価値が下がると市中の金利が上がるということですが

これは一般的には間違いではありませんか?
市中金利が上がると、国債の価値(価格)が下落すると考える方が自然だと思います。尚、にわとりと卵のようにどちらが先でどちらが後ということを厳密に言う必要もなく、現実はほぼ同時に発生するものだと思います。

国債の利回りは金利の一種で、以下のように考えた方が自然だと思います。
1.市中金利が上昇
2.国債の利回りも上昇
3.国債の利回りが上昇するということは既発国債の価格が下落
※ 価格=(100+利率×残存年数)/(1+利回り×残存年数/100)
尚、国債の信用リスクのみが高くなった場合(理論的には考えられますが、実際には想定できませんが)、国債の価格が下落する一方で市中金利が上昇しないという
ケースが想定できます。このことから上記のように考えた方が良いのではと思います。

>現状の認識として、
質問文のこの部分を私なりに記載すると(市中の金利=預貯金金利として記載)
step1: 何らかの材料で市中金利が上昇
step2:「既発国債の価格が下落」(価格が100円を大幅に下回る)
step3:「従来より高い利率の国債が新規発行される」(新発国債の利率は、価格が100円程度になるように財務省により決定)
step3:→「新規購入分の運用利回りが上昇」
step4:→「購入者(銀行を想定)の調達金利(主に預貯金)が上昇」(預金者の要求運用利回りも上昇しますのでこれに対応)

市中金利という表現が非常に曖昧ですが、金利に関係する全てのものということで記載いたしました。預貯金なども市中金利の一種ではありますが、銀行の預貯金金利は公定歩合と同様に変化が硬直的(階段状で変動)であるため、他の市中金利が変動した最後の方でようやく変化することが多いと思います。
国債の利回りが発生して預貯金金利が上昇しなかった場合、預貯金→国債への資金移動が発生しますので、預貯金金利の上昇、国債利回りの低下が同時に発生という書き方もできますが、上記の形式が実際だと思います。

ちなみに金利上昇の材料ですが(同じようなものの羅列ですけど)
・物価の上昇
・景気に過熱感
・資金需給がタイトになる(設備意欲が旺盛になるなど)
・日銀が政策金利(公定歩合や無担保コールレートの誘導水準)を上昇
・自国通貨の大幅下落で、輸入物価の上昇が発生
・自国信用リスクの下落で対外資金逃避の発生

ご疑問に回答したつもりですが、不足であれば補足を頂戴できればと思います。(細部において細かく説明はしておりませんので)
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この回答へのお礼

・ありがとうございました。
 ある本に「国債の下落は長期金利を上げる」という
 ことがかいてあったので気になった次第です。
 でも、双方が影響し合っていることが良く判りました。みなさんに教えて頂いた内容を自分なりに整理
 してみます。

お礼日時:2002/04/10 16:56

無理を承知で風桶方式にしてみましょう(^^;


1.国債の価格が下がる
2.国債の金利が上がる
3.国債への投資妙味が高まる
4.銀行は預り金利を上げないと、国債に預金を奪われる。
5.預り金利が高くなると、その分支払利息が増えるので、銀行は貸出金利を上げて利息収入を上げる
6.かくして市中金利は上がる

どうでしょうか?
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この回答へのお礼

・ありがとうございます。
 「風・桶」のように単純でないことが皆さんの
 おかげで判りました。
 ある本で「国債の下落は金利上昇の引きがね」と
 いった記述があったので、気になったしだいです。

お礼日時:2002/04/10 16:50

>国債の価値が下がると市中の金利が上がる



No.4の方も回答されていますが、金利の変動によって国債の価値も変動するというのが理解しやすいと思います。

債券の売買はモノの売買と一緒で、たとえば額面100万円の債券をいくらで売買するかということです。@100円ならば100万円、@90円ならば90万円です。

(例)国債A【クーポン1%、10年満期】が今@100円とします。これを100万円購入しました。
突然金利が上昇して国債B【クーポン2%、10年満期】が@100円で発行されました。国債Aの価値は何円になっていますか。(税金、割引率は無視する。)

(答)国債Aは満期まで持てば110万円(1万円×10+100万円)になります。
国債Bを同じく100万円購入して満期まで持てば120万円(2万円×10+100万円)になります。
だから保有している国債Aの価値は100万円×(110/120)=91.7万円です。

すなわち金利が上昇することは、確定利付きのキャッシュフローを持つもの(国債など)の価値が下落することと同じ事なのです。


>銀行は額面より安く国債を購入し、
 満期まで持っていれば結果として効率的な
 運用をしていることになるのだから

もし、国債Aをこの値段で、額面100万円分購入すれば投資金額は100万円×0.917=91.7万円です。
満期まで持てば110万円になりますので、110万/91.7万=1.2倍になります。
これは国債B(120万/100万=1.2倍)と同じです。

すなわち、国債Aを@91.7円で購入するのと国債Bを@100円で購入するのは同じ収益率であるので、Aを売ってBを購入することは意味がありません。

ただ、@100円で購入したものは償還までに1.1倍に、@91.7円であれば1.2倍になっていたというだけです。

わかりにくければ補足いただければ回答いたします。
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この回答へのお礼

・ありがとうございました。
 「金利の変動が国債の価格を引っ張る」ということ が自分の中でもスッキリします。
 ただ、ある本に「国債下落が金利上昇を生む」
 ように書いてあったので気になっていました。
 でも、双方が影響し合っていることが良く判りました。


↓  

お礼日時:2002/04/10 17:01

一般に債券は残存が異なるもの


(5年満期、10年満期などがあり
それぞれに別々の金利がついている)
がたくさんあるので
一概にはいえないのですが、
大まかな理解ということで説明します。
価格と金利の関係については、
皆さんが書いてくださったとおりです。
では金利がなぜ上がるかは簡単なことで、
保有者が国債を売却するからです。
なぜ売却するかについては
いろいろな要因があるので、
ここでは触れません。
いずれにしても市場で供給が増えて価格が下がり、
金利が上がるわけです。
ですから、
step1:「従来より高い利率の国債が新規
     発行される」
とありますが、
発行する財務省は、だいたい価格が100円に近くなるように
利率(クーポン)を決定しますので、
step0とでも言うべき国債の金利上昇がまずあります。
step2:→「既発国債の価格が下落」
step0で金利が上昇しているので、
step1が起こる前にすでに既発国債の価格は
下落していることになります。
step3:→「下落した既発国債を額面以下で
      購入(銀行を想定)」
step4:→「購入者(銀行を想定)の国債
      運用利率向上」
下落した時点で買えば確かに安く買うことができ、
高い利回りを享受することはできます。
ですが、金利が上がる前に持っていた債券については
金利上昇で価格が下落しているので、
リターンが減少してしまいます。
すでに持っていた債券の損と、
今安く買ってきた債券の利回りを比較して
儲けが出ているとは限りません。
なお債券の価格は常に額面を下回るわけではありません。
現在はほとんどすべての債券は額面以上の価格が
ついています。
(オーバーパーといいます。クーポン収入があるので、
利回りはマイナスにはなりません)

満期まで持っていれば確かに利回りは確定します。
ただし「持っていれば」の話です。
銀行は「いつおろされるかわからない」
多額の預金を抱えています。
また、お金をたくさん借りたいという企業も
出てくるかもしません。
急にお金が必要になったときは
持っている債券を売らなければならない状況も
あるでしょう。
このとき買ったときの金利より
売るときの金利の方高ければ、
(買ったときの価格より売るときの価格が安ければ)
損失が出ます。
金利上昇が常にプラスになるとは
必ずしもいえないのです。
> 金利を上げて儲けを出す必要はないと
> おもうのですが・・・。
貸出金利をイメージしているのでしょうが、
これはまったくナンセンスな話です。
一企業として、より多くの収益を求めるのは当然のこと。
収益を求めない会社は企業ではありません。
銀行がお金を貸すときに、
同じような企業が2社あって
どちらか一方にしか貸せないとしたら、
より高い金利で借りてくれる方に貸すでしょう。
銀行も国債より金利が高く貸すことができて、
国債並に安全であれば、
そちらにお金を貸し、
国債を保有する意味はなくなります。

重ねて申しますが、
「金利と銀行の関係」については
こう簡単なことではありません。
あくまで一つのイメージをしてとらえてください。
参考になれば幸いです。

この回答への補足

・ご回答ありがとうございます。
>いずれにしても市場で供給が増えて価格が下がり、
金利が上がるわけです。

 ここで、「国債価格が下がる」から「金利上昇」
 までに、何か規則性というか法則のようなものが
 あるのでしょうか?
 (「風が吹けば桶屋が儲かる」式の・・)
 これがわかればスッキリするのですが・・。
 もしあればお教えください。

補足日時:2002/04/07 15:21
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何か大きな感違いがありますね(^^;


そもそも金利と価格は完全に連動しています。分けて考える事は出来ません。つまり国債の価値(価格)が下がるという事は、イコール金利が上がると言う事です。「犬が西見りゃ尾は東」と同義です。誤解を恐れずに書くと、価格=将来価値÷金利です。将来価値とは利息と償還金の事で、予め決まっています。ですから価格と金利は正に表裏一体なのです。
貴方の疑問は、国債の金利が上がっても、国債の運用で儲かるのだから、銀行は貸出金利を挙げる必要が無いのではないか、と言う事でしょうか?しかしアンバランスな金利と価格を提示すれば、鞘を抜かれて損するだけです。例えば、低い金利で貸出を大量にしたとしましょう。資金量が足りないので市場から資金を調達しなければいけませんが、その金利は既に高くなってますので、逆鞘になり損します。その損が払える範囲内ならサービスとして新規顧客の獲得に役立つでしょうが、限界を超えると破産しますよ。そういう事でいいのでしょうか?

この回答への補足

>つまり国債の価値(価格)が下がるという事は、イコール金利が上がると言う事です。「犬が西見りゃ尾は東」と同義です。誤解を恐れずに書くと、価格=将来価値÷金利です。
・ありがとうございます。
 なぜ、国債価格が下がると金利が上昇するのか?
 ここを疑問に思っています。
 「風が吹けば桶屋が儲かる」式の例え(風が吹く
 →埃が舞う→埃が目に入る→目の病気が流
  行る・・・)があれば教えていただけません
 でしょうか?

補足日時:2002/04/07 15:12
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金利と債権価格は連動しているので金利があがれば債権価格は下落します。

たとえばあなたが手元の90円を運用しようとしたときに国債が90円(額面100円、満期1年)で貸出し金利が10%だったとします。国債を買えば1年後には100円返ってくるから10円の利益がでますね。10%の貸出し金利で運用すると1年後には90*110%で99円返ってくるから9円の儲けです。国債を買ったほうが有利でしょう。ところが周りの人も同じように考えますから国債がよく売れることになり、国債が品薄で手に入りにくくなります。すると、90円以上でも買うぞという人がでできます。このため国債の価格は上昇し、結局金利で運用しても国債で運用しても同じ利益がでる線におちつくことになります。
銀行をはじめとした資金運用者はこのように、より利益がでるように投資対象を選定しますから、債権と金利は連動することになるわけです。ironmanさんの勘違いしている点は金利は(ということは債権価格も)資金の借り手と貸し手の需要と供給で決まるという点だと思います。
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この回答へのお礼

・ありがとうございます。
 お礼が遅くなりスミマセン。
 私の疑問は非常に単純で、国債価格の下落がなぜ
 長期金利の上昇につながるのかということです。
 もし、国債の下落から金利上昇までに何か、規則性
 (法則)のようなものがあるのであれば知りたい
 なと思っています。
 あればお教えください。

 

お礼日時:2002/04/07 15:20

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国債の金利を基準に、長期金利を決定するから、という答えが想像できますが、
何故、国債の金利を基準にするのでしょうか?また、何故、国債の金利を基準にしているのでしょうか?
国債が暴落すると、国債を抱えている金融機関などが損失を挽回しようとして、
預金金利を下げ、融資金利を上昇させることが想像させますが、そうゆうことなのでしょうか?

Aベストアンサー

市場金利は複雑なメカニズムで動くので、たった一つの要因で説明出来るものではありませんが、一般論として申し上げると・・

「金利」といっても、発行金利と利回りでは意味が異なります。
一般に長期金利といわれているものは新発債の表面金利や長期プライムレートなどのことで、これは「現在」を基準として今後の市場金利がどうなるかという判断で動きます。

たとえば今手元に○年前に購入した表面金利が1%の10年国債があるとして、今月発行の新発債の表面金利が2%になった(あるいはなりそうとの予測)としたら、所有者は1%のものを売却し2%のものに乗り換えようと考えますから、1%ものは人気がなくなり価格が低下していきます。

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これが金利と利回りの違いです。

市場金利が高くなるだろうとみんなが考えれば、当然今より高い金利での運用を望みますから、国にしても今より高い金利を付けないと国債が消化出来なくなるので、新発国債の表面金利も高くなります。
国債は発行残高が大きく市場に大きな影響力があるので、金利決定の代表的な指標となりますが、長期金利と一言で言っても期間に対応した金利が何通りもあります。

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それと急激な金利上昇で国債価格が暴落すると、金融機関のみならず金融市場全体が大きなダメージを受けます。

市場金利は複雑なメカニズムで動くので、たった一つの要因で説明出来るものではありませんが、一般論として申し上げると・・

「金利」といっても、発行金利と利回りでは意味が異なります。
一般に長期金利といわれているものは新発債の表面金利や長期プライムレートなどのことで、これは「現在」を基準として今後の市場金利がどうなるかという判断で動きます。

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