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最近京極夏彦さんに興味を持ち始め姑獲鳥の夏から読んでみました。
やはり面白くて読み応えもあって満足できました。
でも、読解力のない私にはどうしても理解できない場所が
2つあります。
ひとつは関口が
「私はあのとき、この少女を犯したのだ」
といってたところです。
これはどういうことなんでしょう??
あのときってのは関口が頼まれた恋文を涼子に渡した時ですよねぇ?
犯したって関口は涼子を強姦してしまったてことなんですか??
あと、もうひとつは涼子が
「私はあの夜、あなたが来てくれると思っていた。」
というところです。
あのときってのはいつのことなんですか??
すいません、こんなこともわからなくって(~_~;)
とても気になるのでわかる方回答よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

>犯したって関口は涼子を強姦してしまったてことなんですか??


そうだと思います。
「学生さん、あそびましょう」と言った涼子は、ちょうど初潮を迎えたところでした。
それに誘惑された関口は、思わず手を出してしまったのだと思います。

>あのときってのはいつのことなんですか??
涼子が、藤牧氏を殺害した当夜のことではないでしょうか。

すみません、今本を持っていないので、二つ目のご質問は間違っているかもしれませんが・・・。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

涼子が藤巻氏を殺害した当夜と考えれば納得できますっ(^.^)

お礼日時:2006/10/13 22:54

読んだのでなく、映画で見ての発言ですので、最初の質問に答えるだけになりますが、


「あそびましょう」
と関口を誘った時の涼子は正気ではありませんでした。

後になって思い返してみた時に、合意の上の関係ではなかったので
「犯した」という表現をしているのだと思います。
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この回答へのお礼

なるほど、関口は強姦なんかしなさそうなので
そう考えると納得です。

回答ありがとうございますっ☆

お礼日時:2006/10/13 22:56

個人的な意見



1)管野がダチュラから作った媚薬と第2人格が出ていた涼子が、「遊びましょ」と誘ってるので、微妙な気がします。作者が物語の展開上その時点で関口も精神的に変な状態だったので、「犯した」と自責の方へ向けていると思います。

関口自身の記憶視点ではなく、涼子視点から見ると和姦にも見える気がします。

2)牧朗を殺した夜だと思います。母親に自分の産んだ子供を奪われた時とも思いましたが、それだと変になったと思います。(この辺は、よく憶えてません。)
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この回答へのお礼

なるほどっ☆
自責の気持ちから犯したという表現を使ったわけですねっ
ありがとうございます♪

お礼日時:2006/10/14 20:26

最初の質問の方は、他の方と同じく、涼子が誘っているので、精神的に不安定だった関口がフラフラとつられてしまった、と考えました。


もう1つの方ですが、私は、藤牧さんの恋文を受け取った涼子が、待ち合わせ場所へ行った時のことだと思っていました。恋文をくれたのは、関口だと思っていたのかと。
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この回答へのお礼

>もう1つの方ですが、私は、藤牧さんの恋文を受け取った涼子が、待ち合わせ場所へ行った時のことだと思っていました。恋文をくれたのは、関口だと思っていたのかと。

恋文をくれたのは関口だと思って・・・
そう考えると納得できますねっ☆
ありがとうございます

お礼日時:2006/10/14 20:28

デビュー時からの京極ファンです。


これらはかつてあちこちで論議された点で、現在は
・関口は鬱病気質であり、何でも自分が悪いと考える癖がある
・「犯す」という言葉はもともと「強姦」ではなく「してはならないことをする」という意味である
・また「犯した」は他者の客観記述ではなく関口自身の独白である
・ウロ来て誘った時点の涼子(京子)はまだ15か16である
・梗子は藤牧の思い人である
→よってこの部分は関口の「先輩の思い人(人違いだと気づいていない)で、しかもこんな事をするはずのない幼い少女」と姦通してしまった、という罪悪感から来る主観。
・「あの夜」「来てくれる」とは恋文の相手と最初に会う事になった夜
・恋文を持って行った関口は、自分は差出人とは違うと明言しなかった
・京子(別人格の涼子)は「私に?」と聞いている
・(恋文を持った関口が)「あのいやらしい男(菅野)から救いに来てくれたのだと思った」という涼子のセリフがあり、京極堂も「君にしかできない」等と発言している
→よって「あの夜あなたが来てくれると」は、京子が初めての密会の夜まで、恋文の相手“藤牧”は持ってきた関口だと思っていた事を示す

という解釈が多いようです。
もちろん、京極夏彦氏自身は「作者の意図はどうやっても完全には伝わらないし、読み方によって解釈は色々できるもの。作品をどう解釈かは読者の自由」と述べておられます。
上記解釈以外にも、「世間的には『犯した』は罪を犯したではなくやはり強姦という意味にしかとれない」という意見や、「『あの夜』は梗子が藤牧を刺した夜も含め、涼子(京子)にとって辛かった様々な夜全てを指す」という意見もあります。
どんなに矛盾があって整合性に欠ける解釈でも、それが読んだ人自身の印象であれば間違っているとは言えないでしょう。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございますっ♪
わかりやすく、とても参考になりましたっ☆☆

お礼日時:2006/10/22 18:49

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