近代国家論のことについて質問があります。文献などを読んでもさっぱり言ってることが分からないのです。多少の人物についての知識はありますが、その内容が哲学的に見えてきて、近代国家に結びついていないように思えるのです。そもそも「近代国家論」を唱えている、主な人物は誰なのか(ホッブズでいいの?)、何を言っているのか、要約をどなたか教えてください。

A 回答 (2件)

近代国家は、領土・国民・主権の三要素が必要であるとされます。

これの意味するところは、封建国家と異なり、近代国家は、広範囲の地域社会を唯一最高の権威が、統治する国家形態が近代国家だといえると思います。
ですから、そうした国家に関する理論が近代国家論となると考えられます。そう考えてくると、ホッブズやロック、ルソーに代表される社会契約論者の名前があげられるのではないでしょうか。
彼らは、人間が幸せに生きるためにはどう社会があればよいか、ということから国家論を説いていると思われますので、内容が哲学的に見えても致し方ないでしょう。
社会契約論者の考えは以下のようにまとめられるでしょう。
ホッブズは、社会契約を個人の持つ自然権を主権者に全面譲渡の契約とし、主権は絶対で不可分、不可侵なものとして国家を考えています。
ロックは、社会契約を個人の持つ自然権の一部を信託する契約とし、主権者が諸個人の意に反する行為に出たならば抵抗権を発動し、国家を建て直せると考え、また、国家権力を分割する権力分立を主張しています。
ルソーは、社会契約を一般意志に基づく共同体に全面譲渡の契約と考え、代議権を否定し、直接民主制による人民主権の国家観を主張しています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。実は、大学で近代国家論についてのレポート課題が出されていて、この分野にあまり興味がないというのもあるのですが、本を読んでも難しい言葉が多くてさっぱり分からなかったのです。今、社会学を専攻しときながら分からないという、自分の無学さを恥じています。
回答していただき本当にありがとうございました。

お礼日時:2001/01/06 21:29

社会契約論者たちの国家論の共通しているところは、以下のとおりになります。



(1)自由、平等の実現が国家の目的である。
(2)社会契約によって、ひとびとは自己の安全(権利)を確保する。そして、政府へと理論展開をみせていく。
(3)法の支配が、主張されている。ひとによる、実力による
支配を排除する。ひとびととの契約と同意により国家を樹
立し、主権者の定立した法により政治がおこなわれるのを
定式化した。
(4)方法論的個人主義を採用する。
(5)自然状態を理論的に設定することによって、国家論を展
開した。これは、家父長論のカウンター・イデオロギーと
なりえた。

社会契約論的国家論は、国家を法的にまた形而上学的にのみ理解するのではなく、個々人の意思から演繹し、把握しようとする点で画期的な理論なのであった。社会契約論は、今日にあってわれわれが採用している政治的価値原理である国民主権主義や基本的人権主義の先駆的思想として評価できるのです。

参考になるかどうかわかりませんが、書いてみました。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。実は、大学で近代国家論についてのレポート課題がだされて、あまり興味のない分野というのもあるのですが、本を読んでも難しい言葉ばかりでさっぱり分からなかったのです。今、社会学を専攻しときながら、分からないという自分の無学さを恥じています。
回答して頂いて本当にありがとうございました。

お礼日時:2001/01/06 21:21

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世界文学ベスト10!みたいなやつです。

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色々な人がいるので、誰の書籍から優先して読むか、参考にさせていただければ、と思います。

Aベストアンサー

 補足
もしディビッド・フリードマンの名前が挙がるならば、むしろミルトン・フリードマンの方が適切でしょう。有名な「経済学者に関する三類型」を理論と歴史へのアプローチとの視点で類型化したことで知られてもいます。
 シカゴ学派でありながら対峙するマルクス対してもケインズに対しても 、純粋に方法論とロジックだけを採り上げるとの点でイデオロギー性を一旦横に置いて観察もしています。そうした意味から考えるなら、政治経済学の研究者として評価することも可能でしょう。
 こうした点ではロールズもサンデルも社会科学領域としての政治学ではなく、むしろ倫理学的な部分に属する研究者といえるでしょう。
 そうした系譜を辿ることでば名前が挙がるのは当然の事ながらアリストテレスの『ニコマコス倫理学』であり、スピノザの『エチカ』そしてカントの『道徳形而上学原論』および『三批判』そしてアダム・スミスによる『道徳情操論(または道徳感情論)』に行き着くことで、漸くと近代を説明できることになります。
 サンデルがなぜスミスを外しているのかが未だにわかりません。それほどに無視するならば、その後に登場もするマルクスもヴェーバーも全く西欧社会にとって必要のない人物との評価になってしまい、原点回帰を中心に据えることはまかり間違えば、ヒトラー同様の悪夢をもたらしかねもしないとの危惧も感じます。

 補足
もしディビッド・フリードマンの名前が挙がるならば、むしろミルトン・フリードマンの方が適切でしょう。有名な「経済学者に関する三類型」を理論と歴史へのアプローチとの視点で類型化したことで知られてもいます。
 シカゴ学派でありながら対峙するマルクス対してもケインズに対しても 、純粋に方法論とロジックだけを採り上げるとの点でイデオロギー性を一旦横に置いて観察もしています。そうした意味から考えるなら、政治経済学の研究者として評価することも可能でしょう。
 こうした点ではロールズ...続きを読む


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