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あるとき「今日は雨が降ってて湿度が高いから塗装が乾きにくいね」と言われました。
有機系の塗料だったため関係があるのは温度と空気中の溶剤濃度のみと私は思っていたので
「湿度も関係あるのですか? 温度が低いからってことじゃないんですか?」と尋ねたところ、
その人は自信満々に「だって洗濯物もそうでしょ?」と答えました。
私はその人より塗装の経験が少ないので不安になったのですが、その人の言うことは正しいのでしょうか?

A 回答 (3件)

確かにsak_sakさんの仰る通り、溶剤蒸発によって乾固するタイプの塗料では、


温度と気相の溶剤濃度が支配的だと思います。
ただ、その塗料に使われているのがケトン系やアルコール系といった親水性もある
(=両親媒性の)溶剤であれば、未乾燥の塗料に空気中の水分が吸収される
ために乾燥が遅くなる、という可能性は考えられると思います。

・・・もっとも、「洗濯物」と同列に並べるのには(例えとしてはともかく、化学的には)
やや問題があると思いますが。
(湿度=空気中の水分なのに対し、
  洗濯物の湿気=水分    → 水自体の分圧の影響、
  塗料の液分(?)=有機溶剤 → 水と溶剤分子の相互作用
 となり、趣を異にする、ということで)


なお、疎水性のシンナー系(トルエン)やテレピン系だった場合にどうなるのかは、
申し訳ありませんがわかりません。
(溶媒は疎水性でも、その他の成分の親水性により、両親媒性溶媒のときと
 同様の現象が起こるという可能性は考えられますが・・・)
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溶媒系のペイントでは温度による溶媒蒸気分圧に依存するでしょう。


一方高分子系の反応型ペイントでは酸素濃度や温度など様々な要素に依存します。
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その通り雨の日は気温が低いからね、乾燥しにくいのです。


もっと重要なのは乾燥するとき蒸発潜熱を奪うため結露してしまうのです。
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