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近頃話題になっている、高等学校の社会科の単位不足をめぐるニュースを見ていて、気になったことを質問します。
私はもう、うん十年前に高校を卒業しているし、子供もいませんので、このニュースには関係していないのですが、受験直前に70時間以上もの補修をすると考えると、かなり大変なことだと想像します。
中には、受験に失敗したのは学校のせい、訴えてやると、騒ぎ出す親がいるのではないかと思っています。

学校が意図的に、受験科目ではないからとカットし、のちにバレて、受験直前に補修をするという不手際があった場合、もし、受験の失敗を学校側に訴え出る人がいたら、どのような判決がでるのでしょうか?

また、過去にも単位不足を隠したまま、卒業させていた学校もあるそうですが、この場合、卒業生になんらかのペナルティが科せられる可能性はあるのでしょうか?
例えば、その卒業生と同時期に受験し、不合格になった人が訴え出た場合とか。

さらに、単位不足のまま卒業させた学校は、なんらかの形で処分されることはあるのでしょうか?
ある意味、偽造して卒業させたことになると思うのですが・・・。

A 回答 (2件)

 高校の責任は教育課程に従って教育をすることであり、大学受験の合格を保証するものではありません。

教育機関はその教育課程の責任のみを有し、結果の責任を負っていません。大学に合格させることを契約にうたうところは予備校の中にすらないでしょう。
 したがって、カリキュラムが途中変更になり大学受験が不合格になったからといっても不合格の損害賠償を求めることは無理です。ただし、急遽組み込んだ世界史の授業のために予定していた課程が実施されなかったとすれば、債務不履行の損害賠償を求めることは原理的には可能です。ただ実際には予定されていた授業が削減される方が、生徒の余分な負担にならないとすれば、学校の裁量の範囲内ということで、責任を問うことは無理でしょう。

 高校は単位制と学年制を併用しているので、卒業要件は単位が全てではありません。3年間、授業のみならずクラスルームや運動会などの学校行事を消化したことを総合的に判断して、卒業要件を満足したと解釈し直すことにより、卒業生には遡及しない判断が可能です。ただ、看護や技能の資格に関しては授業を受けていない場合には問題になる可能性があります。
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あくまで仮定のお話ですが、


ニュースなどを見ていますと、今回問題になっているのは、
『受験に関係のない教科』の履修問題になりますよね
そうなると、受験に失敗した。と言っても、
受験と関係ない教科だという理由で退けられる可能性が。

でも、考え方を変えると、
補修のせいで、受験に充てれるはずの時間が無くなって、失敗した。
ということで、因果関係が認められる場合は、
損害賠償も認められると思います。
その場合でも、恐らくは50万未満の損害賠償になるかと。

次に、履修不足ということで教委から高校卒業資格の剥奪による
合格内定の取り消しがあったとしますと
この場合は、間違いなく損害賠償に当たるでしょう。
支払った入学金並びにその他準備金
また精神的損害を含め100万以内の賠償が認められても
いいのではないかと思われます。



ただ不合格になったからといって認められるものではないので、
やはり因果関係が認められないと難しいと思います。
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