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私は最近13デイズという映画をみたのですが、これはキューバ危機にかんする映画で、そこで質問があるのですが、ソ連はそもそもなぜキューバにミサイルを運んだのでしょうか?同じ共産主義ということでですか??また、アメリカが攻撃もしくは侵略したら、ソ連はベルリンを攻撃するといっていましたが、ベルリンとソ連、アメリカはどういう関係なのでしょうか?これと同じくトルコも。トルコのミサイル撤退というシーンもあって、なぜトルコにミサイルがあるのかなども知りたいです。
あと、見たかたはご存知だと思いますが、最後のソ連の大使館に行ったとき、大統領補佐官が口笛を吹きながら待っていましたよね?そこに女の人もいて、補佐官が彼女のバッジをみて、女の人は震えていましたよね?あれは何を意味しているのでしょうか?
すいませんもう少し質問を許してください。ケネディ大統領は戦争反対という人なのでしょうか?多くの海軍、政治家たちが戦争をしようと前向きになっている中ケネディ大統領は躊躇していましよね?
長くなりましたが、どなたか一つの質問への回答でも結構ですので、教えてください。

A 回答 (2件)

キューバ危機とは、そもそもが米ソ間の争いです。


簡単に言うと、第二次大戦で疲弊しきっていたヨーロッパが、力をつけてきたソ連に対抗できなくなりつつあって、唯一対抗できそうなアメリカの存在が大きくなってきたのです。ソ連は共産主義ですが、アメリカは資本主義ということもあり、相互に強硬姿勢を取るようになりました。まず、当時のアメリカ大統領トルーマンがギリシア、トルコの防衛を引き受け、経済的な援助を始めました。また、ドイツは当時アメリカ・イギリス・フランス・ソ連によって占領統治されていましたが、アメリカ・ヨーロッパ(西側)とソ連(東側)の対立によって、東西に分断統治されるようになります。ちなみに首都・ベルリンは東ドイツの中にあり、それまでは4国による占領統治だったので、ベルリンだけが孤立する結果となったわけです。大きな戦争がやっと終わった時期ですので、アメリカもソ連もわざわざ戦争をしたくないわけですが、何かのキッカケでどちらかを刺激すれば、すぐに戦争に発展しかねない状態だったということです。そのため両国は核兵器の保有に躍起となり、要は「いつでも発射できるからな」という姿勢をとる、いわゆる「冷戦」が始まります。そういう背景をまず知っておいて下さい。

キューバは当時アメリカの傀儡政権だったのですが、カストロが新政権を樹立します(キューバ革命)。カストロはアメリカから距離を取り始め、共産圏の国家と接触をはかります。ソ連はキューバに兵器を提供する代わりに、核ミサイルを置いてくれないかとカストロに持ちかけます。アメリカに近いキューバにソ連のミサイルがあれば、アメリカとしては脅威ですからね。
ケネディとしてはそんな怖いものがキューバにあるのは困る。何かしらソ連側に好い条件を提示して、ミサイルを撤去してもらいたいと考えます。トルコには、上にも書いたように米軍が配備されていますので、ケネディはそこにあるミサイル撤去と交換条件で、キューバにおけるミサイル撤去を要求すことになります。

簡単に書きましたが、大体はこんな感じです。映画「13デイズ」は自分も観ましたが、かなり前に観たのであまり覚えてません。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A5% …
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そんなに現代史に強くないので間違ってるかも知れませんが。


○なぜソ連はキューバにミサイルを配置したか?
キューバがアメリカ本土と目と鼻の先に位置するからです。距離が近いためミサイルは短時間で米本土に到達します。結果としてアメリカ側に対処の時間を与えないことになります。
○トルコへのミサイル配備
上記と同様に、トルコはNATO加盟国のなかで黒海を隔てもっともソ連本土に近い位置にあります。キューバからのミサイル撤去の条件としては妥当だと思います。
○ソ連のベルリン侵攻
当時東ドイツにあったベルリンは、壁によって東西陣営に分割されていて、西半分は共産圏にまわりを囲まれた陸の孤島のような様相を呈していました。もしアメリカがキューバに上陸侵攻した場合、その代償として西ベルリンが攻撃される、という予想もこのような事情があったからです。
あと、ケネディがキューバ空爆や侵攻をためらったのは、それが米ソ全面核戦争の引金になるのを怖れたからだと思います。
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