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どこのカテが適切が分からなかったので、不適切でしたらご容赦ください。

先日、安全保障に詳しい(と自称する)友人から、「志願兵制の方が、一人当たりにかかる報酬等の単価が高いから、志願兵制の方がコストパフォーマンスは悪い」と言う説を聞きました。
そこで、「徴兵制の方が、一人当たりの単価が安いとしても国民皆兵の分、兵隊の数は多いから、総額は徴兵制の方が高いのではないか?」と質問してみたのですが、納得のいく回答を聞き出すことはできませんでした。

厳密に言えば「一概に言えない」と言うのが妥当な回答かもしれませんが、一般的な傾向としてどのようなことが言えるのか気になります。
ご存知の方、お教えください。
よろしくお願い致します。

A 回答 (13件中1~10件)

志願制は、志願しなかった人が働いて税金を収め、


志願した人の給料や武器など機材を負担することになります。
志願した人(公務員)の勤続年数を伸ばしても財政的に悪影響が少ないので、
訓練時間が長く、熟練した兵士を育てることができます。

国民皆兵の徴兵制は同年代の全員が兵士になってしまうので、
財源を別に確保する必要があります。
短期間で兵士を職場に復帰させて税金を収めてもらわなければならないので、
訓練時間が短く、個々の兵士の能力は低くなります。
しかし、予備人員を含めて人数は多く確保できます。

湾岸戦争以降は強力な新型兵器に対して、
劣った兵器と大人数で挑むことは非常に不利と考えられていますので、
志願制が有利かと思われますが、
本土が既に戦場となっている様な国や最前線の国等(冷戦時代の西ドイツやイスラエル等)は
とにかく人数が必要なので徴兵制も選択肢に入るでしょう。
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この回答へのお礼

徴兵制だとその年齢層の収入源が減るという発想は思いつきませんでした。
そう考えると、一概に「徴兵制はお金がかからないから良い」とは言えませんね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/01 17:47

答えから申しますとどちらも同じです。


志願制の方が人件費が高いと言っている人は大きな勘違いをしています。
志願制(ボランティア…志願兵のことを指す言葉で災害支援などでお手伝いする人を指す言葉ではありません)は徴兵されなくとも志願で兵隊になってくれる人を集めて軍隊を作る方法です。日本では幕末の農兵組織(奇兵隊や御料兵が有名)が知られていますし、明治維新以降は壮兵という士族志願兵が明治17年までありました。
コストがかかるのは傭兵です。彼らはお金を貰う目的(職業としての兵隊)で軍隊にきています。お金の供給が止まればさよならされます。
徴兵制は望むも望まぬも関係なく必要数を適齢年齢者から集めるというものです。給与報酬は志願兵と変わりません。
尚、フランス外人部隊は傭兵と思われますが、除隊特典が有る点で傭兵ではなく外国人志願兵という分類になります。外人部隊は一定期間の任務を終えますとフランス国籍の取得が可能になります。日本では幕末の奇兵隊がこれに近く、除隊後は士分に取り立てるという条件で募集されました。実際は士分にはしてもらえず不満を持って抵抗した農兵は処刑されましたが…

訓練期間やその他にかかる経費は変わりません。志願兵の方が士気が高いとは言われていますが、戦争が不利になると応募者が減るという欠陥があります。徴兵は士気が低い場合もありますが、兵の定数維持は可能です。
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この回答へのお礼

「徴兵制の方が安い」「志願兵制の方が安い」「どちらも同じ」様々な立場のご回答がそれぞれ説得力の感じる根拠のもとに出てきたことに小さな驚きがあります。
質問の仕方が悪かったのかも知れません。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/01 18:13

「志願兵のほうがコストパフォーマンスが悪い」というのはいえないでしょう。


フランス外人部隊なんて完全志願制ですが給料は一般のフランス国軍よりもずっと安いですよ。

それに軍隊を考えるときにコストパフォーマンスを議論するのは意味がないと思いますよ。軍隊は頭数だけそろえればおしまいではないです。当然ながら装備を整え、その装備を使いこなすだけの訓練をして初めて兵員をして使えるようになります。

鉄砲でバンバン撃ち合う時代ならいざ知らず、現代戦は頭数では戦えないですよ。
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この回答へのお礼

安全保障に無知な者が興味本位の質問をしてしまったので、意味がない議論になってしまい申し訳ありません。
外人部隊と国軍で給料が違うと言うことは、志願兵制だけ見てもいろいろなパターンがあると言うことですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/01 18:11

単純に、同じ数だけ集めるとしたら、おそらく徴兵制の方が安く済むと思われます。



戦前の日本がまさにそうだったのですが(徴兵検査をして合格した男子の中から、一定の数だけ徴兵する)、現在では世界的にみても志願兵制にしている国の方が多いです。その理由について、少し考えてみます。

徴兵制を導入した場合、おそらく二十歳前後の若者を検査して、健康で優秀な人間を徴兵すると思います。
ところが、二十歳前後というのは、学問でもスポーツでも専門分野の頂点を目指す重要な時期であり、この時期に優秀な人間を徴兵してしまうと、実体経済への弊害がバカにできません。

通常、軍隊の強さは経済力と比例しますから、いくら徴兵制の方がコストが安く済むとはいえ、土台となる経済力を弱めてしまっては本末転倒となりかねないでしょう。

その点、志願兵制は、最初から軍人志望の人間が集まるのですから、実体経済への影響は最小限で済みます。
多少優秀でなくても、訓練期間を長くかければ、それを取り戻すことは十分可能です。
また本当に優秀な人間は、防衛大学で将校として養成する方法もありますので、カバーすることは可能ではないかと思います。
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この回答へのお礼

やはり、単純に考えれば徴兵制の方がかかるコストは低いものの、経済的な不利益も生じるわけですね。
徴兵制にも志願兵制にも一長一短があると思いますが、現在では志願兵制に一理ありそうだと感じました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/01 18:06

軍隊を「一人当たり」で見る意味がわからんですね。



必要数と総数がイコールになるように雇うべきなのですが、国家によって必要数と徴兵制度によって雇える数との関係が違いますし。陸軍だと頭数が必要ですが空海軍だと頭数だけいても役に立たないですしね。

ただ一般的な傾向として徴兵制度は無茶苦茶高くつきます。若い人間を数年徴兵する事で税収が減り、生産能力が落ち、個人の貯蓄が増えず、もしかしたら出生率にも影響するかもしれません。国全体で見ての経済的なマイナス効果が非常に大きいのです。
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この回答へのお礼

単純に「一人当たり」とは考えていないつもりですが、安全保障については無知なので、的外れな質問だったかも知れず、恥ずかしい思いです。
これまでのご回答から察するに、「徴兵制はお金がかかると言うより、お金が入ってこない」と言うのが現実のようですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/01 17:56

コストパフォーマンスを見るには、給料という面だけのそんな狭い視野で考えてもあまり意味がないでしょう。

例えば今一番お金が稼げる職業はと聞かれて、偽札作りと答えるようなものです。瞬間的に見れば、偽札を刷れば刷るだけ利益ですから。どんな職業よりも時給が高いでしょう。

で、徴兵制の場合のコストは2年なり3年なりの期間、20代前半の若者が職業につけないというのが一番大きいのです。韓国の事例を見れば分かりますが、その分損失している税収入やGNPなどの成長の分を社会が負担しているコストは膨大なものになります。
もちろん徴兵制のメリットもあります。いきなり準備期間も無しに突然開戦となり地上戦が起きたとしても、混乱の度合いを抑えられるとか、すぐに最低限の知識と練度を持った兵隊が召集できるとか。ただこの反面として、例えば銃器を使った犯罪が増えるとかもこれも社会が負担しなければならないコストになります。

また他の人が指摘されているような問題もあります。同じ100万円の金をかけても志願兵なら練度が10まで期待できるが、徴兵だと5ぐらいまでとかのコストパフォーマンスもありますし、特に近代戦では最新兵器というのは、そんな数年の訓練で身に付くものでもありませんから、付け焼刃でしかないという指摘も最もです。
ただそんな付け焼刃でもないよりはあった方がましで、且つそれでもそれなりに有効だという事情があるなら(例えばすぐにでも地上戦が始まってもおかしくない戦争緊張状態のイスラエルや韓国のような)、その分のメリットはより高い価値があると見なしてもよいでしょう。
しかしながらそれをそのまま日本に適用できるかというのは全く別問題です。日本の特殊事情としては四方を海に囲まれている、世界最強の米軍と密接な協力関係にあるため、最低、時間稼ぎをするだけで何とかなるという事情があります。またミサイル攻撃や空中戦を前提にするなら、練度の低い兵隊ははまるで意味がありません。
もちろん今の自衛隊に全く隙がないわけでもないし、実際に満足に部隊編成もできないほど人手不足なのは事実なのですが、それを徴兵制で埋めようというのはちょっとお金の使い方を間違っているかと思います。本来のコストパフォーマンスを考えればもっと有意義な使い方は幾らでもあると思う訳で。
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この回答へのお礼

確かに近代戦では「数が多ければ良い」と言うものではないのかも知れませんね。
自分が歴史小説の読みすぎなのかも知れません(笑)。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/01 17:51

徴兵制の方がコストが嵩みます。


志願制でも一人の兵士を育てるにはお金が膨大にかかります。
弾薬燃料費。医療費。装備費。他にもまだまだあります。
徴兵制にしても同じコストがかかる上に志願に比べて習熟度が落ちます。
自分から望んではいった人と無理矢理入れられた人の差ですね。
報酬は確かに諸外国に比べると高いですが、命の値段と考えてみてください。
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この回答へのお礼

同じコストをかけても、徴兵制の方が練度が低いと言うことですね。
ただ、ANo.2の回答でも書いたとおり、志願制だって(最近でのわが国では少ないでしょうが)食うに困って入るという人だっているでしょうし、徴兵制をやるような国は、そもそも幼少時からの公教育で徴兵制の意義を説き、士気が一定程度保たれるような施策くらいは打っているように思うわけで、要するに徴兵制と志願兵制で、士気に決定的な差はないようにも思えるのですが、どうでしょうか。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/01 17:39

個人的に考えれば、志願兵制の方がコスト的には安いかなと思います。

それは、志願する人はやる気(チャレンジャ-)で入隊すると想うからです。それに比べ徴兵制は法制的に兵役を務めなければ罪になるという意識、決められた年・月・日を無難にこなそうという人達も一束に束ねて訓練するのですから雲泥の差が付くと想います。泥の人達を雲まで引き上げるのは至難の業かもしれません。そして、結局、雲まで到達しないで兵役が終了すればそれまでの費用はドブに捨てる事になります。これはあくまでも個人的意見ですのでご了承ください。
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この回答へのお礼

訓練費の償却と言う観点からは、確かに志願兵の方が安そうですね。
志願兵には長年在籍することによる報酬が発生すると思われるので、そこをどう考えるかが難しい問題になりそうです。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/01 17:36

借り出され、→駆り出され


志願制の場合コストは同程度で→志願制の場合訓練コストは同程度で、
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 まず軍事による国防という問題には、極めて具体的な仮想敵国を想定しないと意味が無いという前提があります。

アメリカの軍備はアメリカの、イスラエルの軍備はイスラエルの、スイスの軍備はスイスの事情と戦略があって初めて設計されるのです。

 日本の場合、当初は、朝鮮戦争における駐留米軍の空白を埋めるため、一時的な防備としての警察予備隊から出発し、ソ連が北海道に攻めてくるという想定で設計された日本の軍備は、冷戦終了後に再設計される必要があるのですが、あまり進んでいません。
 具体的には、今の仮想敵国は中国・北朝鮮・韓国・ロシアですから、それらの国に対抗する軍備を考える必要があるということです。例えば別にイスラエルとの戦いを考える必要は無いということですね。そのための防備としては、どうあるべきか。

 ちょっと話が一般論化しますが、国防には単独で行うという方針と、同盟によって行うという方針があります。スイスなどは単独方針ですが、あれはそうとう特殊な条件が必要で、日本も日米安全保障条約という同盟によって行うという方針(=戦略)をとっています。
 その方針に基づけば、アメリカと連携してそれらの国からの侵略を迎え撃つという戦術的なシナリオを想定するということになります。その際、どのような戦い方をするのか、ということが問題になります。これを戦闘教義(バトル・ドクトリン)と言いますが、この戦闘教義の段階までブレイクダウンして、初めて徴兵と志願兵とのコストパフォーマンスの問題が出てくるのです。

 で、日米安全保障条約に基づく日米連携は、シーンによってさまざまにあります。
・離島に敵兵が上陸した際に、それを殲滅する作戦。
・海上封鎖による兵糧攻めを受けたときの対抗作戦。
・空爆やミサイル攻撃を経て九州、本土に強襲上陸されたときの対抗作戦。
・いきなり核弾頭を首都に打ち込まれ、楽々と上陸されたときの対抗作戦。
 etc. etc.
 いろいろシナリオがあり、現実にはろくすっぽ対抗作戦が無く当然訓練も装備も無いシナリオもあります。
 でも、敢えて述べると、上記の例では、離島作戦や対海上封鎖戦では、日ごろから高度な訓練を受けている志願兵でないと役に立ちませんから、コストパフォーマンス以前の話で選択肢に徴兵はありません。
 空爆やミサイルで防衛システムが一時的なり恒久的に寸断されたときは、対抗するには物量と継続的プレッシャーが重要ですから、前線での戦闘員はともかく後方の通信・救護・物流などのミッションには民間からの徴兵は有効です。むしろ、前線で戦闘をする部分に訓練を受けた志願兵を回し、後方に徴兵を回すという使い分けがコストパフォーマンスの観点からも良いでしょう。

 上記のように、一言で言おうとしたら「一概に言えない」というのが、正解です。そこで思考停止する人も世の中には多いのですが、一概に言えないなら、ブレイクダウンして個々のケースについて言えばいいのです。

 なお、そもそも根本的な問題として、米軍が攻撃をされても自衛隊はそれを援護するための敵への攻撃ができない現状では、机上の空論なのですが。一言で言えば、今の自衛隊は制度上「卑怯者の軍隊」になってしまうということです。
 つまり、現実に中国かロシアに攻められたときは、仮想的の物量に押され、米軍には卑怯者として見放され、国土を蹂躙され国民は惨殺もしくは奴隷化されるというシナリオしか、ありません。
 集団的自衛権を行使しないというのは、そういうことなのですが、それを主張する人に惨殺されたり奴隷化される覚悟は、確実にありません。ひどい話もあったもんですね。
 北朝鮮の場合は、物量が無いので自滅するでしょうが、それでも都市部にはテロの被害は相当出るでしょうし、米軍基地に対して援護をできない結果、日本は卑怯者の烙印を押されることは免れないでしょう。
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この回答へのお礼

志願兵と徴兵はシナリオに応じて使い分けるもので、そもそも別ものとして考えるべき(逆に言えば併用できるもの)という発想は思いつきませんでした。
そうすると、経済的な観点から安全保障を考えることはきわめて高度なことなのかもしれませんね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/01 17:32

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