
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
翼の上面は、下面より気圧が低くなるので、翼の左右の端で下からの空気が上に上ろうとして、渦を作ります(左右2本の渦です)。
これがジェット後流。普段から当たり前に起きています。これがエンジンの吸気を遮断することはありませんが。
ジェットエンジンは、その構造上、前面に均一に吸気出来ることが必要です。吸気が不均一になると、燃焼が停止、すなわちエンジン停止に至ります。
最近のエンジンは、多少の不均一には耐えられますが。初期のジェットエンジン機は、ちょっと機体をスライドさせてもエンジン停止…なんてこともあったそうです。これを防ぐために、吸気孔を前に突出させたり、機首に空気取り入れ口を作ったりしていました。
ですから、ジェット後流が吸気孔ににあたってエンジン停止ということは、実際にあったでしょう。
ただ。それより怖いのが、前を飛んでいる機体のジェット後流によって、肩翼だけ失速したり、それこそ渦に巻き込まれて、姿勢制御不能になることです。ジャンボのジェット後流でセスナが…なんてことはよく起きました。
映画「トップガン」でも同様の事故が描かれていましたね。F-14はジェット後流できりもみに入ってしまい、その結果、吸気がうまく行えずエンジン停止。立て直せずに墜落となります。
ついでに。前を飛んでいる飛行機の排気でエンジン停止もあります。
間抜けなとひろでは、A-10がフルでガトリング砲を撃つと、その排気でエンジン停止したことがあるそうです(発射速度を下げることで対応しました)。
ちなみに。
長距離旅客機は、主翼の先に小さな翼を立てていますが。これはジェット後流を小さくするための工夫です。出来てしまうとはいえ、ジェット後流を作るにもエネルギーが必要ですので、これを削減する目的です。
No.2
- 回答日時:
ジェットエンジンは相当効率よく空気中の酸素を消費します。
通過した航路中は相当酸素濃度が下がっているので、直後だと酸素21%はないでしょうね。速度が速度だけにすぐ均一になるとはおもますが、アクロバットの場合、明らかに真後ろははずしてますね。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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