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古典でいう「説話文学」や「世俗説話」というのは一体誰に向かって書かれ、語っているのでしょうか?教えてください。

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A 回答 (1件)

「説話」 というくらいだから、もともと多くの人が語り伝え、書き伝えしていたお話 (説話) が、説話文学の原形です。

さまざまな形で伝えられていたものをあえて文字にしたりまとめたりするということは、それらの話を集めて記録しておこうという意図もあったはずです。説話文学は共通して、編纂者の創作性に乏しいとされます。文学としては 「野蠻」 なのですが、そのために 「美しい生まなましさ」 (芥川龍之介 「今昔物語に就いて」) が保たれているといわれたりもするわけです。
説話文学の読者としては、もちろんその頃の知識 (読書) 階級が想定されていたのでしょうが、知識階級の教養である漢籍はもちろん、物語文学 (作り物語 ・ 歌物語) や日記文学などとくらべても、説話文学はとても素朴です。このことから逆に 「誰に向かって書かれ、語っている」 のかが浮かびあがってくるのではないでしょうか。

説話文学のおこりは 「日本霊異記」 にはじまる仏教説話です。それらには、お坊さんの庶民にむけた説法にネタを提供するという意図があったようです。
「三宝絵詞」 (984) のように、出家した内親王に源為憲が作って献じたという来歴がはっきりしているものもあります。
世俗説話になると、編集もあからさまに興味本位になります。それらがどのように享受されたのか、はっきりしたところはわかりませんが、 「宇治拾遺物語 序」 からうかがうことはできます。

「世の人、是 (宇治大納言物語) を興じ見る。十四帖也。その正本は、傳 (伝) はりて、侍従俊貞といひし人のもとにぞありける。」

「世の人」 といっても、庶民ではなく知識階級に属する人たちが、写してまわし読みしたのでしょう。 「宇治拾遺物語」 が室町時代に宮廷でも読まれたことは 「看聞御記」、 「実隆公記」 という文献にみられるそうです。しかし、説話文学が書かれ、読まれた中心は、宮廷の外だったとおもいます。

ただし、「世俗説話」 には、 「江談抄」 につらなる貴族的な説話集もあります。これらは貴族的な教養や王朝懐古に重きがおかれており、読者としても宮中の貴族が想定されていたはずです。 「古今著聞集」 (1254) では、優雅な内容と世俗的な内容が混在し、それらがともに説話として語られています。

参考 : 世界大百科事典
     日本古典文学大系 (今昔物語集 一 ・ 宇治拾遺物語 ・ 古今著聞集 ・ 日本霊異記)
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この回答へのお礼

参考にします。詳しく説明して頂き、ありがとうございます。

お礼日時:2006/11/13 18:27

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