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- 回答日時:
文学という、固めの分野で該当するとしたら:
カレル・チャペックは、「未来」テーマが強調され過ぎも、当時の時代背景を考慮するとSF的意図のみでは無い事に注意を!(岩波文庫にある)
質問に一番該当して、21世紀以降に通用するのは、やはり「カフカ」でしょう。傑作・代表作は「城」でしょう。(未完結。細かく長いストーリーだが、読後の印象で「時代」設定など吹っ飛んでるし、完結の必要が無い。)
新潮文庫がポピュラーも白水社から新訳が出ました。
あとは、「ボルヘス」が岩波文庫で買えるが、読むのはかなりシンドイ(翻訳の限界。しかし時間があれば是非!)あとの「文学史」登場作は省略。
SF分野では、両極端の2作家
J.G.バラード:短編集から入ると良い。(けだるい午後、遠くには『砂エイ』の戯れが砂煙をあげている。なんという残酷な真夏の午後3時(ここはカレルの詩の引用。メランコリックでナルシスティックな未来の憂愁…)「夢幻会社」以降は、別傾向&別作家と思った方がいい。
P.K.ディック:後期の「ヴァリス」3部作を避ける事。
(入門的にはという意味で)取敢えず「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」これは、大傑作だ!(映画化された「ブレードランナー」の原作「Do Andoroids Dream Of Electric Sheep?」凄い!!! 特に途中でアンンドロイド・ハンターが『ひょっとすると、自分もアンドロイドじゃないだろうな?』と疑念が浮かぶ当たりの描写)
この3部作っポイのも「火星のタイムスリップ」が限度。(途中でこの作家の『狂気めいた凄さ』が現れ通常の読者には、この辺が臨界点。:『グルゥルルル、ガビッシュがガビーに、ガビッシュにグルシュだ、ガビツッシュガビッシュ…』:こんな文少年の独白で出て来る。)
「高い城の男」あたりの<チョット変わった>作品に抵抗無ければ、あとは自分でOK!
ドストエフスキーのように「一度読み出すと、やめられない、止まらない」症候群症状の傑作のみが持つ「あの感じ」です。
早川文庫&創元推理文庫&その他で出版あり。
最後に日本人作家も:
絶対に「石川淳」~次の短編からまず読む事(命令調だがオネガイ!在庫も無いが苦労して探す価値がありすぎる)
・「鷹」「野守鏡」「落花」などの戦後直後の前衛的(好かん表現だが)短編群。(著者は、『運動・エネルギー』だけを書いたと言及)避けるべきは「狂風記」「荒魂」などと「新釈シリーズ」理由は省略(在庫多いが後回しに!駄作だからという理由では決して無い。)
以上、取り留めが無い文章ですいません。
P.S.偶然「石川淳」と「安部公房」の誕生日と「S.キューブリック」の命日は同じだと知りました。
この回答へのお礼
お礼日時:2002/04/18 21:47
ありがとうございます。
文学的に未来について調べてみたいと思っているので
助かりました。
どこから手を付けていいのかもわからなかったので
参考になりました。
日本文学を調べようと思っているので
石川淳さんの作品を読んでみようと思います。
ありがとうございました。
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