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月面天体望遠鏡建設の構想が10数年前からあったようですが、まだ進んでいないのでしょうか。ハッブルよりずっと大規模なものが可能だろうしメリットも多いと思うのですが----大きい予算が必要か----?

A 回答 (5件)

大型望遠鏡に、重力は天敵です。

現行の地球での望遠鏡も、コンピューター制御のアクチュエーターで鏡面の制御をしているくらいです。無重力のほうが良いに決まっています。
月面に建設する唯一のメリットは、月の夜に太陽を遮光出来ることくらいですが。実際の資材運搬と建設を考えると、デメリットのほうが多いです。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
ハッブルのような衛星望遠鏡と比較すると、月面では、地球からのノイズが防げるというメリットがあると思います。とくに月面裏側に設置すれば。いずれにしてもNO.2の方でないですが、莫大なコストがネックでしょうか。

お礼日時:2006/11/29 18:40

月面の北極または南極のクレーター内部に建設すると、常時観測可能な天文台を作れます。

月の自転軸はほぼ垂直なので、極地方のクレーターの底には太陽の光が届かない=常に夜なのです。

 衛星軌道上の望遠鏡は重さの問題からは逃げられるのですが、今度は振動が発生すると止めるのが大変という問題に遭遇します。ハッブル宇宙望遠鏡は当初太陽電池パネルから発生する振動でかなり悩まされていますし、もっと小型の各種望遠鏡衛星も振動を含めた姿勢制御には気を使っています。

 地上の望遠鏡+補償光学系の場合には天気と昼間観測できないという問題からは逃れられません。どんなに条件のよい立地でも夜なら100%観測可能という訳には行きません(すばる望遠鏡のあるマウナケア山頂で年間300夜観測可能と記憶していますが、逆に言えば60夜くらいは観測できない訳です)。

 現状で月面天文台が実現できない理由は、やはり費用が一番でしょうね。

この回答への補足

なるほど両極のクレータ内ならずっと夜であり、理想的なわけですね。ハッブルの振動は気が付きませんでした。
いずれにしても費用対効果を考えても、膨大な費用をどうするか--当面無理というか、不要というか----  ありがとうございました。

補足日時:2006/11/30 09:08
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もう必要ありません。



地球上の望遠鏡の能力を制限している一番の要因は大気の揺らぎによる光の屈折ですが、これを補償する機構がもう実用段階になっています。
これにより地球上でも大気の揺らぎを気にせず観測ができます。
ちょうど今月、すばる望遠鏡に新機構が導入されてほぼ理論限界の性能をたたき出したようです。
http://www.naoj.org/Pressrelease/2006/11/20/j_in …
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この回答へのお礼

確かに、すばるでは、補償の技術が使用されていて、ある意味ではハッブルを超ええる性能があると聞きますが-----月面は不要にまでなっていえるのか----
ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/30 09:08

月に下ろすだけでも大変です。

作業する人員も必要なわけですから。その重量分、望遠鏡に傘でもつけたほうが良いかと。
…単に地球から隠したいのなら、サイド3の位置という手もあります。安定しないので、位置制御は必須ですが。
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月まで行って建設する人の搬送の手間と費用を考えてください。

かなり莫大です。
アメリカの月ロケット計画もそう簡単に行かないのですから。
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この回答へのお礼

アポロ以降ヒトが月に行っていないことを考えても、膨大な経費が推察できますよね。確かに、膨大な費用が!! 技術的には可能でしょうがね。 どのプロジェクトを優先するかということもあるし。

お礼日時:2006/11/29 18:36

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