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WRCのクルマ達はなんで元がピュアスポーツカー(スーパーGTとかのように)とかじゃなくて、フォーカスとか307とか、昔で言うとカローラとかセリカなど、元が普通の車を使うんですか?
レギュレーションで年の生産台数とか販売台数とか決められているんでしょうか?
教えてください。

ちなみに、そのレギュレーションの理由だったら、スーパーGTのそれも教えてください。

A 回答 (8件)

 補足しますと、



 ショートホイールベース(タイアとタイアの間が短いこと)が有利なのは、山道など道幅が狭くて曲がりくねっているところでは、ロングホイールベースでは車体が大きくて扱いの邪魔になるし、ロングでは直進安定性が優れる傾向がありますが、小さいターンを繰り返すような動きは不得手となります。

 ラリーはレースより平均速度が低いし、コースも上記のような設定なので、より曲がりやすい車が好まれるわけです。

 
 逆にレースではショートホイールベースはターンイン時やブレーキング時にも安定性を欠き、嫌われる傾向が強いです。ここ最近のF1ではショート気味に振ったマシンが振るわない傾向が続いています。でも、この場合のショートとロングはWRCとレース車でのショートとロングの言葉の意味合いが微妙に違うかな。

 WRCで多いのはハッチバック車ですよね。

 僕が見ている限りでは、レギュレーションによる縛りによるという説明よりも、販売台数との密接なつながりがあるという説明のほうが、各メーカーの選択車種の理由には適っていると思います。ただ、レギュレーション上の有利・不利が関係はしていますよ。

 スーパーGTは、GT300だとスポーツカーの方がメリットが高いからだといえると思います。
 RE雨宮のRX-7は今期チャンピオンを取りましたが、あの車だけGT300では市販車と市販部品を多用した、レーシングカーとチューンドカーの間の、よりレーシングカーよりな仕上げになっているとのことでした。
それで戦えるほどRX-7は有利な材料であったわけです。

 レギュレーションで定められている改造範囲の中に確かボディ原型をどれぐらい残すかという規定があったはずで、空力が重要な現代のレーシングカーではスポーツカーの方がボディシェルの形状からして有利ですよね。空力の値を示すcd値が低いほどドラッグが少ないわけで(よくスポーツカーの宣伝で載っていますよ)、直線スピードはエンジンパワーのMAXがGT300では 300馬力ですので、馬力が同じなら、最高速はドラッグがどれぐらい少ないかで決まるはずなので、これでも有利だといえますよね。

 GT500では500馬力がMAXで、後は同じ話ですよね。それと、販売戦略として、スーパーGTは日本のスポーツカー好きに訴えかけている方向性の強いイベントであるからとも言えるでしょう。
 十勝24時間耐久レースではトヨタはレクサスGSハイブリッドを使っていました。レースカテゴリーが与えるイメージに合わせて、また、販売戦略に合わせて、車両を選んでいる面はかなり強いと思います。当時はレクサスブランドではLSがなくてGSが最高のものであったことも、車種選定には影響しているのかなと思いました。でも、こちらの場合は車格(今回の意味では車自体の大きさ)からいってISでは小さくGSしかなかったのかもしれないですね。ハイブリッドのレース車両ですからね。

 そうそう、WRCではレースほど空力は重要視されていないようです。それよりもフロントスクリーンは視認性を重要視していますからね。その他もそういうところがあります。中低速区間が多いですから、高速安定性に寄与するダウンフォースもそれほど必要ないですよね。でも、フォーカスはフロントのエアをフェンダー上から抜いてダウンフォースを得ていましたけどね。

  余談が多すぎました。すいません。
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この回答へのお礼

詳しく、分かり易いご回答ほんとにありがとうございます!!
勉強になりましたm(_ _)m

お礼日時:2007/01/03 19:25

グループA規定


1987年~1996年:スタート時は12ヶ月間に5,000台以上(後に2,500台に変更)生産された車を改造しラリーカーとしたが、基本的に構造変更が認められないため 年間2,500台もの4WD、ターボ付きの特殊な車を作り販売することはヨーロッパのメーカにとって負担が重すぎ日本メーカー以外の参戦が減少した。

WC(ワールドラリー)カー
上記の問題解決のため 1997年より継続した12ヶ月間に25,000台以上生産された車種のファミリーをベースに、ワイドボディ化、4WD化、サスペンションの形状変更可、同一メーカーの車に搭載されたエンジンへの換装やターボチャージャーの付加など何でもありに近い大幅改造が可能となる。
このため4WDターボ車を持たないメーカーでもラリー用に4WD化しターボ付きの車を数台作るだけでラリーに参加できるようになった。

例えば今年はワークス活動を休止中の三菱ランサーWRC05の場合 ランエボではなく生産台数の多いFFセディアを4WD化し、4G63改ターボエンジンを後方に傾けバルクヘッドぎりぎりまで下げて積んでいるし、リヤサスもマルチリンクからストロークの長いストラット式に変更する改造をしている。

グループN
グループA同様に連続した12ヶ月間で2,500台以上生産された市販車をベースとする。ただし改造は大幅に制限され、基本的には安全装備とサスペンションの改造程度が認められたカテゴリー。
実質的にランエボのワンメイクスレース、少数ながらインプWRXも頑張っている。
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レギュレーションで決められています。


現在WRCの選手権争いをしているのは「ワールドラリーカー」と呼ばれる改造車ですが、これはグループAと言う区分に属する車両を改造しなければなりません。
グループAの現在の定義は次の基準に適合した「市販車」となっています。
1)年間生産台数が2,500台以上。
2)4座以上の乗員数を確保しているもの。
他の方の回答にあるセリカ等もスポーツカーのようであっても、この基準には適合しているわけです。逆にどんなにスポーツカー的であっても2座であれば出場できません。
ワールドラリーカーはグループAに大幅な改造を認めた物なので、4WD化、エンジンの載せ換え、ターボ装着、トレッド幅の拡幅、高度な電子制御等々、中身はモンスターマシンになってます。
では、何故ファミリーカーのような形の車が多いかですが、他の方の回答にもあるように、純粋な運動性能とコマーシャル性を考えて選択されていると思います。
実際、WRC出場以来、スバルの評価は物凄く高くなりましたしね。
私は、ファミリーカーの雰囲気を残すワールドラリーカーが猛スピードで走り回る姿は、格好良くて大好きですが。
スーパーGTについては、知識が無いのでお答えできません。ごめんなさい。
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レギュレーションと同時に、宣伝効果も関係します。


ご存知かもしれませんが、WRCはヨーロッパではかなりの人気カテゴリーです。
国によっては、サッカー、モトGP、WRCがテレビの人気スポーツトップ3だったりします。
そんなWRCで好成績を収めると車の売れ行きに大きく影響するのです。

最近ではプジョー307は、あまりWRCカーに向いてないと言われていたのですが結局、206から変更になったのも販売戦略がらみといわれてます。
一昔前だと、トヨタで国内では販売されていなかったカローラハッチバックで参戦していた時に、世界戦略車ヴィッツが発売になりました。
その際ヨーロッパの販売会社から、ヴィッツで参戦してくれ、と強い要望があったのです。理由はもちろん、販売促進になるから。

それと今のWRCでは、ホイルベースは短くないと不利になります。
GT系の車両はラリーには大きすぎて不向きなんです。
実際、セリカは一時期は強かったのですが、長いホイルベースと出すぎたフロント・リアのオーバーハングの為、レギュレーション違反で活動休止しなくてもいずれ、車両変更になっていたと思われます。
トヨタのドライバー曰く、
「レギュ違反にならないなら、今すぐフロントのオーバーハングを切りとりたい。ドリフトでも他所の車より大回りでターンしないといけないんだぜ!」とか。
旧セリカでそんな状態です、NSX等ではかなりつらいですよ。

普通の車といいますが、ランエボやインプWRXはラリー参戦用に開発された車ですよ。海外ではフェラーリビーター(ビーター=打ち負かす者)なんていわれてますよ。
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 別にそういう車でも構いません。

実際、昔はポルシェやフェアレディZ、スープラなどが出場していました。
 ただ、現実的に背の低くノーズの長い車両よりは、現在主流になっているようなものの方が有利でしょう。
 グループBが廃止になってグループAとなってからは、改造の度合いの制限が厳しくなって、軽量化などもあまりできません。重量の大きな車両では難しいでしょう。
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1970年代から80年代にかけては、グループBと規格で年間250台程度の生産台数でよかったので、ランチア・ストラトスみたいなWRC専用マシンがありました。

ランチア・ストラトスは床下のクリアランスとホイールアーチが大きいことを除けば完全なスポーツカーと言っていいと思います。(参考URL見てください)

スピードが上がり過ぎ大事故が多発したことで、グループB時代は幕を閉じ、グループB時代になります。WRCの歴史については以下をご覧ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C% …

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3% …
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#1さんもおっしゃってますが、雪の中の林道、ゴロゴロと石の転がる道をGTカーでは到底走破できませんよね、、、、。



 舗装された道ばかりでは無いので、ラリーですからね、、、。
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WRCはご存じの通り山林を走る競技です。


そんなところに大型車をもちこんでも、小回りもきかなければ重くて走ってもいきません。なのであのクラスの4WDが一般的です。

あと、レギュレーションには、あまり詳しくありませんが、年間2500台以上生産のある市販車でなければならなかったはずです。
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