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雨をあんまり気にせずに履ける紳士用革靴を探しているのですが、とあるセレクトショップの店員さんから
「スエードのラバーソールブーツなら雨にも強いですよ」
と聞きました。
何でも、スエードはスムースレザーに比べて水を弾きやすく、雨の後の手入れも簡単だという事です。
で、その事を別の靴屋さんに聞いたら
「スエードは雨が染みるから雨の日は絶対駄目ですよ」
と言われてしまい、どちらが本当なのか分らなくなってきています。
確かに起毛素材のスエードは、イメージ的に雨が染みそうな感じがするのですが・・・。

どちらの店員さんも、靴に関する知識は流石に豊富で、どちらを信じたらいいのか全然分りません。
実際の所、スエードはスムースレザーに比べて雨に強いのですか?弱いのですか?

A 回答 (2件)

スエードは雨の日ははかれない方がよいと思います。


スエードは汚れたら最後!もう落ちません。
以前コーチのバッグを購入したときに店員さんが言ってましたし、パトリックコックスの靴屋さんでも言われました。
なので私はスエード物は絶対に防水スプレーをかけて使用します。でも雨の日は避けます。
レザーについては知識がありません。
ごめんなさい。

この回答への補足

あれから実際、スエード靴を買って試してみました。
ちゃんと防水保湿スプレーをしたら見事に水を弾きました。
ただ、汚れやすいのは確からしいので、その時はまた対策を考えてみます。

補足日時:2007/01/09 23:23
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 ニューヨークから失礼します。

答えがいのあるするどい質問ですね。(いつもながら...)これは日本の靴業界での永遠のテーマともからんでいて、つまり、皮の、特に靴などの皮製品の手入れに”水を使うべきか、否か”ということなのですが。 今までは、手入れに水を絶対に使わない、というのが大勢を占めていたのですが、ここ数年来、靴専門誌のLASTや、それに掲載されたシューケアプロダクトの会社R&Dの取締役の方による水を使ったシューケアパフォーマンス、”彩皮の匠”(TEL: 03-3844-0222)アドバイザーの安富好雄さんの、やはり水を使った手入れ方法の公開などによって、少しづつではありますが、風向き
が変わってきており、特にドイツ総合衣料品店エドゥアルト マイヤーの技術者による、スエードのチャッカーブーツをバケツに水をたっぷり満たした中にドボッとひたして 中性洗剤で洗って新品のようにきれいにしたのはショックであったようです。(これは私も含めて)但しこれは軟水でないとスエードが硬くなってしまうようですが...
 かつて仕事上の付き合いで、二人の英国人男性のカップルと知り合う機会があったのですが、一人は当時今ではロンドンで伝説となった自分の名前をつけた靴屋をやっており、そしてパートナーが洋服屋を出すことになった時にこんどは彼の名前を店につけました。 ある雨の日にスエードの靴を履いているので、生意気を承知の上で、”別の靴にした方が...”などと生意気なことを当時の私が言うと、”だってこれはレインシューズなんだよ。”とのこと。
 実は、今ではほとんど見かけなくなったのですが、その靴はSTAGという素材、つまり牛ではなく、雄鹿の皮で作られたものなのですね。ついでに言うと、すでに知っていることかもしれませんが、バックスキンを、”裏皮”と信じている日本人はまだまだたくさんいると思いますが、これもBACKではなく、BUCK。つまりやはり雄鹿のことを意味しているのです。鹿は一般にはDEERですが、車の洗車の際の水ふきに使われたり(俗にシャミー皮と呼ばれる)、手袋にもよく使われる通り、もともと水に強い皮革素材なのです。 現在日本の市場でバックスキンと
呼ばれているのは、ほぼ100%が牛の皮を裏側からバフィング(簡単に言えば、ヤスリなどで起毛)したもの、そして表からバフィングしたものは、ヌバック(NUBUCK、つまり”新しい鹿皮”の意)と言います。
 旧エドワード グリーン(ジョンロブに工場ごと買収される以前の)では、タッセルなどSTAGを使用したモデルがいくつかあり、私も何足か所有して履いていますが、やはり雨には強いように思います。 それから、ここ20年、ロシアンカーフというかつての帝政ロシアの時代、独特の今では完全に失われたなめし技術による皮が評判になっています。 これは数百年前などに難破して沈没したロシアの貨物船を引き上げて、中から出てきた革の塩を落として使うのですが、ロシアンカーフと言っても、牛ではなく、これも雄鹿の皮なのです。 百年以上 海水に使っていながら、まだ製靴に使用出来るとは、やはり相当水に強いのでしょう。
 以上のことから、私は、STAG雄鹿であれば、ちゅうちょなく豪雨の中でも外に出るかもしれませんが、今の日本のBUCK SKINバックスキは、結局偽物ですので、本物のようにはいかないということで、雨に対しては、通常の牛革と同じ程度に考えていた方が無難でしょう。
 但し、もう少し細かく言うと、きめの細かい上質なカーフを使用したスエード素材は、表面がはすの葉のようになっているため、水滴をはじく性質があります。 私はどしゃ降りでない限り、牛革スエード靴を以下のような手入れをした上で、雨の日でも履いています。もし雨足がとても強いようでしたら、仕方がないので、靴の上から合成ゴム製のオーバーシューズを履くことにしています。
 (1)靴をおろす前に防水スプレーを1/35タミヤの戦車にスプレーする要領で まず専用のブラシで逆毛にした状態で軽めに何度かに分けて防水スプレーをかけます。
 (2)その後順目にして、また同じことを繰り返して、よく乾いてから再度ブラシングの上、おるすようにすると、汚れもつきにくく、ついても消しゴムなどで簡単に落とせるようになります。
(3)靴の表面をぶつけたり、こすれて色が薄くなってきたら、電気掃除機で、よく表面とコバのゴミを吸いとったあと、ブラッシングで毛並みを整え、
(4)まず靴の表面を, 水をよく絞った新品の雑巾で汚れを取り、
(5)それからスイスのWOLLY社の着色料つき防水スプレーを同じ要領でふって、乾かし、ブラシをかければまた新品のようになります。 
”こつ”は、一にも二にもスエード専用のいいブラシを用意し、決して他の靴の手入れと共用しないことです。
 最後に、日本でも木更津の”三共クリーン社”など、特殊な加工を施したピュアな水を使って、皮革製品の洗いを行っており、今まで揮発系の洗剤では落とせなかった汚れも落ち、評判もいいようです。うわさでは 靴の洗いもしているとのことですが、グッドイヤーウェルトのものについてはどうでしょうか?
 相変わらず、まとまりの悪い文章ですが、私の申し上げていることは、スエードとはいえ、現在のものは結局 牛革なので、表皮のものとさほど雨に対する強さは変わらないが、欧米のような小雨であれば、
またそれなりの手入れがしてあれば、スエード靴は、ある程度 雨靴になりえる、ということでしょうか。 日本の雨足は一般的に欧米より雨粒も大きく、そして強く、衣料品や靴によっては、タフな存在です。 気をつけないと、英国製の有名傘でも日本の土砂ブリの際には、傘の軸を伝わって水も漏れてきます。 特に英国のような細かい雨の粒子が身体にまとわりついてくる、霧のような雨であれば、時として 傘をさすよりも、レインハットとレインコートのコンビネーションの方が、かえって濡れないもので、また粋に見えるというものです。それではまた。

この回答への補足

BUCKが鹿革だというのは聞いたことあります。
ホワイトバックスの語源でしたっけ?

あれから自分なりにイロイロと情報収集してみたのですが、結論は
「スエードは防水保湿スプレーをしなかったら表皮よりも雨に弱いが、スプレーをしたら表皮以上に強くなる」
という事だったみたいですね。
実際あのあとスエード靴を買って防水保湿スプレーをした後に水を少し垂らして見たら、ものの見事に弾いてしまいました。
梅雨の時期は流石に不味いでしょうが、ちょっとした雨ならこれで十分ですね。

補足日時:2007/01/09 23:18
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