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学校で、有名な曲を聴かされて、それについての鑑賞文を書け、という課題が出ました。

自分では、思ったことを色々と書いたつもりなのですが、評価はあまり芳しいものではありませんでした。


書く内容がずれていたのでしょうか。一般的にはどんなことを書くものなのでしょうか。また、どんな書き方をすればよいのでしょうか。

鑑賞文とは、評価の高い低いを争うものではないと思うのですが、評価の高い鑑賞文とは、どのような書き方をしているのでしょうか。

A 回答 (3件)

中学校音楽の教師をしています。


まず、鑑賞には2つの種類があります。
1つは「感受」の鑑賞文。
こちらはいわゆる従来の鑑賞の授業の感想でかまいませんが、評価としての良し悪しは基本的に自分の感情を利用して感想を書いているかどうかです。「この部分でこういう音が鳴ったので私はこういう感情になった・こういう気持ちになった」などがよいと思います。どういうことかというと、“あなた自身が音楽を感じ取って受け止めているかどうか”です。つまり「音楽の感受」です。ここで、「いい曲だった」「迫力があった」などは絶対書かないほうが(これはどんな時も書かないほうがいいです)いいでしょう。だって、いい曲だから先生は君たちに聞かせるんだもん。ちなみにこちらの鑑賞文は第二観点の「音楽的な感受と表現の工夫」に成績がつきます。
2つ目はずばり「鑑賞」です。
こちらはちょっと複雑なのですが、音楽的な歴史や文化を踏まえた感想を書かなければなりません。本当はね(^^;たとえばベートーヴェンの交響曲などではソナタ形式のことや当時の文化や作曲者の生涯についてを絡めて感想を書かなければなりません。ここで「いい曲だった」「迫力があった」などを書いた場合。内容の良し悪しは問わず厳しい先生なら「C」をつけるでしょう。こちらは第四観点の「鑑賞の能力」に成績がつきます。
基本的には上記のように成績配分をしなければいけないことになっているのですが、いろいろな事情で先生自体が評価をよく理解していなかったり、その学期には適した教材を入れることができなかったりと見分けるのが困難なことがあります。ですが、授業中の先生の問いかけや書くための用紙に説明が書かれていることに注意を払うと見分けられることが多いと思います。これをしっかり見分けてそれに適した文章を書かなければ、どんなに自分ではよい文が書けたと思っても評価はよくなりません。
質問の文にもありましたが、鑑賞文の評価の高い低いなんてつけられないんです。そのとおりです。ですから、聞かれていることを答えるような文章がかけているか、または聞かれていることを音楽から聞き取れているかどうかが評価の分かれ目です。
音楽は実技教科ですが、鑑賞や話し合いでは適した部分で適した発言や文章が書けることが能力の1つとして考えられています。つまり何にも考えないで音楽やって、いくら上手く演奏できても認められないんです。「感受・思考」と「表現能力」のバランスが取れていなければ「5」にはならないのです。
ですが、全国中の音楽の教員にこの評価方法が伝わりきっているかというと、はなはだ疑問でもあります。文部科学省はもっとPRをしてもらえないと全国一律に評価がなされていないということになるので私個人としては本当に申し訳なく思っています。
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読書感想文などとおなじだと思いますが、基本的には大人が読んでかわいらしい、とおもえるような、大人が考える「こどもらしい」文を書くとウケがよいようです。

いいかえれば、「活発で」「利発で」「素直な」ものですね。

ですからたとえば、「初めて聞く曲なので、どんな曲だろうと思ってドキドキした」とか、「(作曲家名)といえば(代表曲)しかしらないので、(代表曲)のように(勇ましい、静かな、など形容詞)な曲かとそうぞうしていた」とか「ところが始まってみると意外にも(形容詞)なのでおどろいた」だとか「第二楽章に入ると...になって....が....しているところが目に浮かんできてうっとりした」とか、表現力豊かに「活発で」「利発で」「素直な」こどもが書きそうな文を書けば高得点間違いなしですね。

参考文献は「活発で」「利発で」「素直な」こどもの代表ジュディ・アボットの物語です。

参考URL:http://www.gutenberg21.co.jp/dady1.htm
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>鑑賞文とは、評価の高い低いを争うものではないと思うのですが



「鑑賞」というよりは「感想」だと思うのですが、あなたの言われるのは感じ方の評価に上下はないということですね。

確かにどんな感想を抱いたのかは各人によってまちまちですし、それを評価することもあまり意味がありませんね。でもその感じたことをどのように表現したのかという点は、「鑑賞力」ではなく「表現力」の問題です。

思うに、あなたの言わんとしたことが適切に表現されていないか、あるいは全体として一貫性がないなどの理由で、相手に思うところが伝わっていないのだと思います。

どんな書き方をすればよいかはなかなか難しいですが、活字をたくさん読んで、物事をどのように表現しているか、問題意識を持ちながらひとつひとつ掴んでいかれると良いと思います。
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