アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

過去ログ探したんですが、よくわからなかったので質問させていただきます。

インフレになると債務者が得をして、債権者が損をするのはわかります。
ですが、なぜ定期預金の預貯金やサラリーマンの給料が目減りするのでしょうか?
インフレ前に10万円貯金していてもいなくても、
インフレ後にあるお金は10万であって、なぜ損なのかがわかりません。
サラリーマンの給料も、インフレで物価だけでなく全般的な物価上昇が
起こっているわけで、サラリーマンの給料だってあがるんじゃね?
と、思います。
すみませんが、どなたかお答えください!!!

A 回答 (5件)

インフレは物価の上昇=貨幣価値の減少です。



今月あなたが60万円のテレビを買おうとバイトをはじめ
30万円の給与を得てすべてを貯蓄しました。
貯蓄残高30万でテレビの不足額も30万、来月の給料で買えます。

ところが1ヶ月で物価が倍の激しいインフレが起ったとします。

テレビの価格は120万円です。給料が連動して倍の60万になり
すべて貯蓄したとしても貯蓄残高90万、30万足りません。
物価が上昇し(貨幣価値が下がり)貯蓄していた額が
テレビの額の1/2から1/4に目減りしたからです。

その日暮らしで毎月給与を使い果たしていたらあまり
変わりませんが、家や土地を買おうと貯蓄していたら
インフレで貯蓄が半分になります。

売る側も、今100万円で売っても来月更にインフレが起きると
100万が半分の価値になるので、落ち着くまでは現金を得るより
土地を待っていた方がいいので売りません。吹っかけてきます。
需要供給のバランスが崩れ、更なるインフレです。

外国投資家もそんな国の貨幣を持っていたら大変なんで
売り一色、為替相場が下がるので輸入大国日本では
インフレスパイラルの発生、どこまでも行ってしまいます。

現金はババ抜きのジョーカーと化すのがインフレです。
物々交換のほうが有利です。少しでもお金持ってる人は大損です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼が遅くなり、申し訳ありません!!!
そういうことですか!!!!
すごく納得です!そういうお答えを希望しておりました!
本当にありがとうございました!!!

お礼日時:2007/02/11 23:13

そうですね。

理論上は安定的なインフレならば物価の上昇と共に給料が上昇するでしょうから問題ありません。
ですから、理論上は今ある現金の価値の上下を別にすれば理論的にはインフレもデフレも経済活動と関係ない筈なのです。

しかし世の中そんな理屈だけで動いているわけでは有りません。
実際物価の上昇率と個々の価格の上昇率は完全にシンクロするわけではありません。
例えば、タワシ業者が売れないタワシを100円で店に降ろしていたとします。
ここで物価が5%上がったからといって、降ろす値段を5円値上げさせてくれといえないわけです。
店を運営している人も人間ですから、物価上昇率が0のとき今までと同じ値段で買う分には抵抗が無くても、インフレ中だからといって額面上値段を高くするには心理的抵抗があるわけです。
人気がある商品ならば値上げを受け入れるかもしれませんが、人気が無い商品には厳しくなるでしょう。
このように店の価格はインフレ率と完全にシンクロするわけではありません。ですので影響はどうしても随所で出てきます。

逆にデフレの時も同じです。
物価が下がっても下がり難いものと絶対に下がらないものがあります。
下がり難いものは給料です。企業には労組がありますから『物価下がっているのだから給料も下げて』とはなかなかいえないわけです(したがって企業はリストラをするわけです)。ちなみに絶対に下がらないものは当然借金です。

このように物価が上下しても全ての商品が一律に上げ下げされるわけではないのでインフレもデフレも影響が大きいわけです。

ただし、この影響が悪い事ばかりだとは限りません。
年1-3%のインフレはむしろ経済的に好ましいという説があります。
つまり上の例で言えば『去年と同じ価格』というだけで人気のないタワシが延々と同じ価格のまま放置されるのは、経済的に望ましくないという考えです。
社会的必要度はどんどん低下しているのに価格だけが一定では資源配分が最適化されないわけです。ならば物価を少しインフレ気味にしておけば、社会的に必要性が高い商品は物価と共に上昇するだろうけど、社会的に必要性が低い商品は取り残されるだろうから市場価格は最適化されやすいというわけです。
この時は勝ち組(社会的必要性が高いモノを作っている)企業の給料はインフレ率以上に上がり、負け組(社会的必要性が低いものを作っている)企業の給料はインフレ率ほどは上がります。つまり軽微なインフレが勝ち組と負け組みをハッキリさせるふるいの役割を果たすわけです。
この考えはインフレターゲット派がインフレターゲットを進める根拠の一つです。

また例え上昇率が低くてもインフレ状態では現金を現金のまま保有しておくのは損ですから、企業は現金ではなく何かモノを買おうという傾向が強くなります。
企業が最も必要としているものといえば自らの設備でしょうから、軽微なインフレは設備投資を後押しする効果があります。(その逆の効果でデフレは設備投資を抑制する効果があります)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした!
心理的な要素、なるほどそれも経済学には関係するかもしれませんね。
たくさん勉強になりました!
手短ですが、失礼致します。

お礼日時:2007/02/11 23:14

>サラリーマンの給料も、世の中の物価が上昇するに従い、上昇するんじゃ


ないんでしょうか・・・?

確かにそうなのですが、インフレは持続するものです。
そして給料に反映されるのは最後です。
緩やかな変化(1年で数%とか)であれば給料も似た様なタイミングで変化しますが、インフレが問題になる場合は大抵は急激な変化を伴います。
そうなると給料の上昇が追いつかなくなるんですよ。

給料って会社が稼いだお金の中から支払われますよね。
インフレに従って商品の価格を上げたとしても、それが給料に反映されるのはどんなに早くても1ヶ月後です。その1ヶ月に物価が上がっていたら給料は目減りしますよね。そういう事です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

補足をお読みいただいてのご回答、本当にありがとうございます!
お礼が遅くなりましたことを、お詫び申し上げます。

お礼日時:2007/02/11 23:15

#1です。



>サラリーマンの給料も、世の中の物価が上昇するに従い、上昇するんじゃないんでしょうか・・・?

これは確実にそうなるとはいえないですし、実際にインフレだからといって物価の上昇と同じ率で賃金を上げる会社というのはないでしょう。
そもそも、インフレだから給料が上がるというより、好景気になってから(賃金上昇もあり)インフレは起こりやすいのです。
インフレが起きてからは企業が物を仕入れるのにも製造するのにもお金がかかり、現金としての利益も価値が減るわけですから、社員への賃金も上げることはできないのが普通です。
もちろん経済はさまざまな要因で成り立つので、一概にはいえないと思いますが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

再びのご回答、本当にありがとうございます!
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません!!
経済はさまざまな要因で成り立つんですね!
奥が深くて、もっと経済学を知りたくなりました。
ありがとうございました!

お礼日時:2007/02/11 23:18

インフレとは、現金の価値が下がり物の価値が上がることで、デフレは逆に現金の価値が上がり物の価値が下がるということです。



ですからインフレだと現金を所持することが損であり、物を持つことが得になるということです。
同じ一万円を出してもデフレのときよりも安いものしか買えないということです。
定期預金するということは現金を所持しておくということですから、インフレ前に使って物の購入に当てた方が得になります。
またサラリーマンの給料も、労働力を売って現金を得るのですから、同じ労働力を売っても得られる賃金(現金)は少ないということです。

この回答への補足

定期預金の方はなるほどとてもよくわかりました!
ありがとうございます!!!

ですが・・・サラリーマンは、たとえばインフレ前に30万稼ぐ
労働を毎月行っていたとして、インフレ後、同じ仕事をしても30万しか
もらえない、ということはないんじゃないんでしょうか・・・?
サラリーマンの給料も、世の中の物価が上昇するに従い、上昇するんじゃ
ないんでしょうか・・・?

すみません、馬鹿で理解できませんでした(>_<)
よろしかったら、再度、ご回答願います!!!

補足日時:2007/01/02 05:39
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!