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投資初心者です。仮に100万円を投資信託に投資するとして、1回で全額投資するのと、為替リスクなど考えて、極端ですが100回に分けて投資するのとでは、それにかかる手数料、信託料などのコストに差がでるのでしょうか?(基準価格は一定であると仮定します)もし、差があるなら何に気をつければいいのでしょうか?

A 回答 (4件)

何を投資対象とする投資信託かによっても力点の置き方が多少変わってきますが、一般論として回答します。

また、「基準価格は一定」という仮定の趣旨は、現実に基準価格が一定になる、という意味ではなく、「偶々運悪く高値で買った」とかいったタイミングの要素は無視して、という趣旨だという前提に、とりあえずは、立って考えます。

コストに関しては、他の方が回答したされた通り、手数料・信託報酬は、投資金額もしくは純資産に対して、○%といった一定の比率でかかるのが普通ですから、一度に投資せず、投資タイミングを分ければ、投資期間は短くなるので、実際に支払う信託報酬を少なくする効果があります。しかし、そもそも投資信託を投資対象にするのは、信託報酬を支払ってもプラスのリターンを期待しているからこそでしょうから、信託報酬を減らす為にタイミングを分けるのは無意味です。結果的に高値で買う危険性を無視するのであれば、投資期間を長くすれば長くするほど、リターンはあがりますから、今100万円を投資できるのであれば、直ちに全額投資すべき、という結論に、必然的になります。

初心者と仰られているので、一応タイミングを分ける意味についてご説明しておきます。一般的に「リスクとリターンはトレードオフの関係にある」といわれます。つまり高いリターンが期待できる投資対象はリスクも高い、という事です。ここで言うリスクとは、リターンのばらつきを言います。日経平均を毎年末の終値で買って、昨年末まで保有した場合の、年あたりに換算したリターンは以下の通りです。(但し、配当金は無視)

1989-4.7%、1990-2.0%、1991-1.9%、19920.1%、1993-0.1%、1994-1.1%、1995-1.3%、1996-1.2%、19971.4%、19982.8%、1999-1.3%、20003.8%、200110.3%、200219.0%、200317.3%、200422.4%、2005 6.9%

ご覧のように、リターンはかなりばらばらです。日経平均が約4万円をつけた89年末に買ったら、-5%近くになるし、1万円±約1千円だった2002年末~2004年末は20%近いリターンになります。タイミングを分けると、4万円や9千円割れといった、最悪のタイミングや絶妙のタイミングが平準化され、株のリスクの高さはかなり軽減されます。
裏返せば、タイミングを分けるのは、このような『運の良し悪し』を平準化し、株の持つ長期的なリターンの高さのメリットを享受する為です。ですから、「偶々運悪く高値で買った」という要素を無視してしまうと、タイミングの分散は、論理的に無意味になって当然です。現実にはタイミングの問題(=運の良し悪し)は存在するので、ここらへんも合わせて検討される事をお勧めします。

尚、為替リスクについては、リスクをとったからといって高いリターンを期待できる根拠が何もありません。預貯金と株や債券を比較して、リスクの高い商品に、タイミングを分けて投資するのと、為替でタイミングを分けて投資するのとは、一見非常に良く似ていますが、意味はかなり違います。元々プラスのリターンを期待する根拠が(相場観以外には)無い為替では、いくらタイミングを分けても、全体の結果がプラスの方に収斂すると考える理由もありません。ここを誤解して説明される場合が多いので、念の為書いておきます。
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何故、為替リスクを気にする必要があるのかが分かりませんが、物によるので、一気に100万円を投資する方が良い場合とドルコスト平均法を使った方が良い場合とがあります。


通常、為替リスクの影響が最も大きい投資信託は外貨MMF、BSTなどです。
この場合は、為替レートの影響を考えて円高時に投資する方が有利なのですが、どちらに動くか分からない時にドルコスト平均法を使った方が無難程度です。

尚、野村世界6資産分散投信のように「国内+外国債券」「国内+海外REIT」「国内+海外株式」に投資する場合は、コストは買付額に関わらず変わらないので、一気に買ってしまっても良いのでは???
この場合は、これ1つで6つの資産への分散投資の効果があるので、外貨MMF(為替リスクが寛大な影響を及ぼさない)ほど当たり外れが少なくなるので、そこまで気にしなくても良いのでは?
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購入手数料についてはNO1さんの回答のとおりですが、信託報酬については、100回に分けて投資するにしても、どれくらいの期間に渡って100回に分けて投資するかによって、信託報酬として支払う累積額に違いが出てきます。

例えば、1ヶ月に1万円の投資を100ヶ月継続して100万円投資した場合、最初に一気に100万円投資するよりも、投資信託している期間も投資額も小さいわけですから、当然信託報酬として支払う金額の累積額は小さくなります。
「基準価格は一定であると仮定します」とのことですので、1回で100万を投資した場合、100万を丸々100ヶ月投資して100万円(実際には手数料分は差引かれていますが)に対して信託報酬を毎年支払うのに対し、1ヶ月に1万を100ヶ月に分けて投資したほうが、100万(実際には手数料分は差引かれていますが)に対して信託報酬を支払うのは最後の年だけになります。なので、分割投資したほうがよいです。しかし、「基準価格は一定であると仮定します」というのは実際にはありえないです。
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言葉尻を取らせてもらうと、基準価額が一定なら、100万円買ってしまったほうが良いです。

為替変動は基準価額に織り込まれるので、そういう前提はありえないと思います。
基準価額が変動するから、ドルコスト平均法をやっていくわけです。

本題の手数料ですが、投資信託の手数料は%表示ですので、1回でも100回でも買い付け金額が同じ場合、手数料は同じです。1円未満の端数処理で、若干誤差が出る程度と考えます。
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