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東方最大離角の位置にある惑星が夕方に西の空に見える理由
(ならびに西方最大離角の位置にある惑星が明け方に東の空に見える理由)
をわかりやすく教えてください。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

こんにちは。


惑星の動きはなかなか実感としてつかみづらく、難しいですよね。
何か書物はお持ちでしょうか?
googleなどで「地球 金星 位置」などと検索すると、太陽・地球・金星の軌道を北極側のはるか上空から眺めた(と仮定した)図が載っていると思います。
そのような図を見ながら考えてみてください。
一番分かりやすいのは、誰かに太陽(人ではなく、ライトでもOK)・金星役をしてもらって、ぐるぐる回ってみることです(笑)
冗談ではなく、よく分かります。

本来は金星も地球も両方公転しているわけですが、二人で動くと面倒なので、金星だけが動いているとして(地球は固定して)考えましょう。

さて、あなたが地球だとして、太陽の方向をむいてみましょう。
そのとき、左手側が「東方」、右手側が「西方」です。
北半球にいる人が南(太陽)に向いて立ったとき、左手側を東、右手側を西というのと同じ決め方ですね。

地球は自転しているわけですから、今度はその場で回ってみます。(反時計回り)
(顔は真正面を向いたまま、手は左右にあげた状態だと分かりやすいです)
太陽の光が身体の正面側に当たっているとき、昼間ですね。・・・(1)
そのまま回転を続けて、右手(=西)が太陽を指す瞬間、これが「日の入り」。・・・(2)
さらにまわって、背中に太陽が当たっている状態、これが「真夜中」です。・・・(3)
そして、左手が太陽を指すとき、つまり東に太陽が来たとき、「日の出」です。・・・(4)

今度は金星の位置と見え方を考えましょう。
あなたが太陽を向いて立ったとき、太陽に対して左手側に金星が見えれば「東方」、右手側に金星が見えれば「西方」でしたね。

それではいよいよ、「東方、つまり太陽の左側に金星があるとき」を考えましょう。
そして、また先ほどのように自転してみてください。

(1)あなたが太陽の方向を向いているとき、(理論的には)金星は見えますね。ただし、実際の観測では、太陽の光が強すぎて昼間は簡単には見えません。
(2)右手側に太陽が来るころ(=太陽が西に沈むころ)、太陽のそばに金星が見えますね。
しかし、金星は地球よりも太陽に近い軌道を回っているのですから、あなたの身体に対して左側に見える(=東の空に見える)ことはありません。
必ず右手側に金星はあるはずです。
地球上での観測では、空がしだいに暗くなってくると金星はようやく肉眼でも簡単に見えるようになります。
(3)太陽を背にすると、金星も背にすることとなり、見えません。
(4)左手側に太陽が来るとき、日の出でした。さて、金星は見えるでしょうか?見えませんね?太陽の左側にある金星は、あなたの背中側にあり、首をひねって後ろを見なければ見えないはずです。地球上では地平線の裏側は見えませんから、これは「観測できない」ことになります。

逆に、「太陽の右側(西方)」に金星がある場合もやってみてください。
日の出のころ、東の空にしか観測できないことが分かります。


http://www.hosizora.miyakyo-u.ac.jp/live/v_simul …
http://www.nao.ac.jp/hoshizora/back/200602/topic …
http://www.masaruk.com/naiwakusei.jpg
http://www.torikyo.ed.jp/rika/tikyuu%20to%20utyu …
(左上の、「金星の満ち欠け」を最後まで見てみてください)
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この回答へのお礼

とてもとてもとてもわかりやすい説明でした!!!
教え方がすばらしくお上手ですね!
私、感動いたしました!
友達に尋ねられたとき、回答者様の方法で説明いたしましたら、
なるほど!と友達も納得していました!
本当にありがとうございました!
お礼が遅れてしまい、申し訳ありませんでした!

お礼日時:2007/02/11 23:23

はじめまして。


自分も先ほど検索して、改めて確認しました。

まず、「東方、西方」です。
これは金星や水星(地球よりも太陽に近い惑星なので内惑星と言います)の動きを地球から見たとき、かれらも太陽の周りを回っているので、地球から見ると太陽の東側に行ったり、西側に行ったりと、往復運動をしているように見えるのです。

そこで、お昼12時の太陽を見てください。太陽が明るすぎて、星も惑星も肉眼では見えません。しかし内惑星はその太陽に向かって左側か、右側か、または太陽の手前か向こう側にいるのです。
つまり、太陽に向かって左側にいるときが「東方」にいることになり、右側にいるときが「西方」にいる、ということになります。

「離角」とはこの場合、星と星がどれだけ離れているかを、地球上から観測した時の角度です。離れているほど角度が大きくなります。
つまり「東方最大離角の位置にある惑星」とは、(お昼の12時がイメージとして、分かりやすいと思います)太陽に向かって左側、つまり東側、東方に一番離れている時の内惑星ということになります。太陽の東側にいるので、太陽が沈んでも、まだしばらくは沈みません。これが金星だと「一番星みーつけた!」と言うことになりますね。^^)

「西方最大離角の位置にある惑星」の場合は太陽よりも、向かって右側、つまり西側、西方に離れた位置にいるので、太陽よりもその分早く「星の出」をして、しばらくしてから「日の出」となり、明け空に消えていきます。

参考URL:http://www4.airnet.ne.jp/mira/seishu/term/wakuse …
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この回答へのお礼

センターはどうにかしのげました。
ありがとうございました!
お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした!

お礼日時:2007/02/11 23:29

東方離角だと、太陽の左側に見えることになりますよね。

朝だと先に太陽が昇ってきて明るくなり、あとから惑星が登ってくるときには空が明るすぎてて見えないのです。しかし、時間が経ち、夕方になると、先に太陽が地平線に沈みますから少しずつ暗くなってきます。惑星は太陽の左側にあってずっと「後を追いかけて」状態でした。昼間は明るくて見えなかった惑星も夕方西の空に太陽が沈む頃になると空も暗くなってきて、見えなかった惑星も見えだしてくる。というわけです。ですから東方離角の時には西の空に見えるのです。
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この回答へのお礼

三度のお答え、ありがとうございました!
にもかかわらず、お礼が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
本当にお忙しい中、ありがとうございました!
失礼致します。

お礼日時:2007/02/11 23:21

補足しますね。


地球の東に出ていて見えるから「東方」ではなくて、この東や西というのはあくまで「太陽」の東側か西側かということです。太陽は向かって右側が「西」で(西に向かっていくからと覚えるといいかも)左側が「東」です。東方は太陽の左側ですから当然夕方西の空で見えることになります。

この回答への補足

太陽を基準にして西・東をきめる、というのはすごくよく理解できました。
ありがとうございます!
なんですが・・・

>太陽の東側にみえるので、西の空に見えます。
>その見え方は当然太陽側(西側)が光っています。
>東方は太陽の左側ですから当然夕方西の空で見えることになります。

私馬鹿なんで、やっぱりしっくりこないんです;;
これ以上噛み砕いた解説はできないのかもしれませんが、
もし、駄目押し補足的なものがありましたら、教えてください!
すみません;;;

補足日時:2007/01/07 19:52
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東方最大離隔は、太陽の東側にみえるので、西の空に見えます。

その見え方は当然太陽側(西側)が光っています。太陽に対して東側・西側と考えれば矛盾しませんよ。
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