もし、取り組んでいるものによって性格に影響するならば、ジャズとクラシックではかなり影響がるように思えます。
クラシックは基本的に「聖典みたいなものを奉って」と言ういいかは適正ではありませんけど、とにかくあまり自立的とはいえないわけです。登るべき山が高いと言うか、その雲に覆われた山頂をはるかに遠望しながら取り組むと言うことだと思います。本当に作曲家がその価値があるかどうかは、また別問題でしょうけど、この姿勢と言うものは固定化しているように思われます。
対してジャズやポピュラーと言うのは、そういう高みがない代わりに、「創造性」というものが求められます。ある程度曲のノウハウと言うものを体得したら、あとはとにかく創造し続けろと。
これはどちらが楽と言うものでもないでしょうが、そういうことを日々何年もやっていると、おそらくそれによる人格形成の差が出てくるのではないでしょうか。
おそらく、多かれ少なかれ、クラシック奏者は「権威主義」的にあるいは「従属主義」てきになり、あるいは僕的な意識から強調的になる?対してジャズ奏者は「自立」「反権威主義」「非協調」?的になるのではないかと。
だとすれば、音楽教育がもたらす心理的人格的成長効果というものを、もっと強調したほうがよろしいような気がするのですがいかがでしょうか。
理想はどっちもやる事なのでしょう。。。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
皆さんクラシックに創造性が必要ないことを説いていらっしゃいますが、私の同意できます。
ジャズとはちょっと性質は異なりますますが、創造性は必要と思います。それよりも、ジャズというか即興演奏に創造性は必要かということが疑問です。いまどき、ジャズのアドリブフレーズ集が沢山あり、このコード進行なら、このようなフレーズというように多くの例が載っています。これらを組み合わせるだけで、結構それらしいアドリブになります。ちょっとしたセンスがあれば、それをらおかしくなく組み合わせていくことができます。別に創造性というほどのことではありません。昔でも、耳のいい人で聴いておぼえたフレーズのストックを沢山持っていて、その組み合わせでアドリブをしていた人は沢山いるはずです。(というか殆どはこっちだと思います)私は創造性の有無の話としているだけで、その人たちの音楽が低級というつもりはないどうころか、すばらしいものはいっぱいあると思います。また、ストックしてあるフレーズを即座にアドリブとして実践できるまでの不断の努力に対し尊敬を抱いています。
では、創造性のあるミュージシャンとはいうと、ジャズの場合ですが、単にアドリブが巧いということではありません。やはり、新しい形の音楽を創っていく人たちだと思います。そういう意味では、ジャズがなかば伝統芸能化しつつある現在では、ジャズに創造性を求めるのは難しいかもしれません。とはいえ、日本からも上原ひろみのような、自分の音楽を創ることができる人が登場したのは嬉しい限りです。ところで、創造性を発揮しジャズを進歩させたような人たちでも、本当の創造力を発揮するの一時期なのが普通です。例えば、キース・ジャレットなどは一時期はジャズの進歩の原動力の一人でしたが、いまではスタンダードを淡々と弾くだけですね。創造するということは恐ろしくエネルギーのいることなので、長生きして一生創造力を発揮し続けるなど、考えられません。チャーリー・パーカーとジャコ。パストリアス、どちらも創造力の塊という人生をおくりましたが、20代で既におかしくなり30半ばで人生に幕を閉じてます。
まあ、本当の創造性は天才のみに許されたもの。すなわち、音楽教育の過程で創造性がどうかなるというものではないと思います。
そうですね。「創造性」ということが、ジャズのフレーズ組み合わせ作業に当てはまるかというと、疑問ですね。要はクラシックと方法が違うと言う事だけです。
そして、例に挙げていただいたように、「真に」創造的な人たちとは、単なる演奏家でなく、作曲家であり革新者である、ジャズクラシック分野を問わない人たちです。
質問自体は、そういう「方法論」の差で正確に違いが出てくるのではと言う仮説だったのですが、これはあまり憲章の使用がありませんね。広く両方と付き合ってみるくらいしかないかもしれません。
もっとも、「性格」には小さな影響局しかないと言う事には同意です。
No.5
- 回答日時:
質問を読んでいて、不快な気分になりました。
あなたはクラシック音楽をその程度のこととしか考えていないのですか?クラシック音楽の演奏は第2次創作ともいえる作曲とは全く違う創造行為です。特に19世紀から20世紀半ばまでの演奏家は、楽譜を自分の考えでアレンジして曲を完全に自分のものとしたように演奏していました。最近はここまでのアレンジを加える人は少なくなっていますが、演奏は自由な創造行為です。だから同じ作品をいろんな演奏者で聴きたくなりますし、誰がどのように演奏してるかなどを研究したくなります。演奏者の仕事は作曲者が書いて、出版された楽譜をいかに自分のものにするかです。しかも、楽譜も出版社によって細部が違ったりしますしね。
とりあえず、あなたはクラシックをもっと聴いたほうがいいです。
音符というものを介するということは、出す音が決まっているということです。音符がない(コード進行しかない)ということは、出す音を考えなければならないということです。いくら創造性といっても、クラシックのそれはごく小さな渦動範囲で行われているのに過ぎないのではないでしょうか。
もちろんそれを深く追求していけば、果てしない創造の世界だと感じることもできるでしょう。ですが、それはクラシックの世界の考えの内側で思考しているだけです。
tio_elemenさんも、もっとジャズを聴いたほうがいい。
No.4
- 回答日時:
1~3番の皆様のご回答と大体同じです。
とりあえず、bossambaさんはクラシックにかなり偏見を持っておられるように感じます。クラシックに自立性・創造性が無いなんてことはありません。
もしも自立性・創造性が無いなら、新たな作曲がなされたり、同じ譜面なのに人によって異なった演奏になったり、「この曲のこの音符の音おかしいよね~」などと話しながら譜面に#を付け足したり、「ここはもっと激しく弾くべきだ。いや、ここでは控えめにした方が良い」といった議論を行ったりしないはずです。
>取り組んでいるものによって性格に影響するならば
確かに、強く影響するものもあるとおもいます。ただ、音楽は元々の人間性が反映されるもので、音楽が性格に影響する程度は非常に小さいものではないかと感じます。その、影響するとしても非常に小さい程度である音楽分野の純粋な、クラシックとジャズであれば、それほど差はないものと思われます。ただ、クラシックにも色々なジャンルがある訳で (ジャズ、ポピュラーも色々なジャンルがありますよね) 、例えば、バロック以前の音楽と最新鋭のジャズとなると、さすがに演奏者の人間性には良い悪いでなく大きな差が出てくると思われます。しかし、これは演奏者の元々の好み・性格の違いによるものが大きく、音楽が性格に影響したわけではないでしょう。どちらかというと、逆に、性格が音楽に影響するものと考えます。
3番のご回答で、
>スポーツに真剣に取組んでいる人に悪い人はいないように(←大げさ?)
と仰っておられますが、仰る通り大げさです。これだけは「そんなことはない」と断言させて頂きます。柔道部員と思われる体つきの中高生が、電車の中で偉そうな (横暴な) 態度をとっている場面に数回遭遇しました。何様のつもりなのか知りませんが、実に不愉快でしたね。(なぜ、柔道と思ったかと申しますと、この人は打撃系、この人は掴み技系、この人は素人、と少し観察したら大体はわかるからです。つまり、典型的な柔道系であったというだけで、すべてが柔道部員であるとは限らないわけですが) 勿論、柔道が悪いわけではなく、「柔道の体つき」でしか、他人の実力を読めず、弱者と判断すれば偉ぶるといった低級な人の話です。
話がそれましたね、失礼。
>音楽教育がもたらす心理的人格的成長効果というものを、もっと強調したほうがよろしいような気がするのですがいかがでしょうか。
結論として、音楽自体が演奏者に与える人格的な成長効果の程度は薄いものと考えます。類似の効果でいえば、精神力は鍛えられるかもしれませんね。
>理想はどっちもやる事なのでしょう。。。
好みのどちらかで十分ですよ。
性格が音楽に影響するものは大きいでしょう。しかし音楽も正確に足しようとも(作用反作用のように)影響しているのではないかと。憶測ですけどね。音符のある創造性とない創造性、大した差じゃないかもしれませんけど。
No.3
- 回答日時:
ジャズとクラシックは音楽の枠組み内では違いがありますが、教育効果としては違いがないかと思います。
例えば、お子様に柔道、剣道、サッカー、野球などをやらせたとき、その子はどんなジャンルであれ、
身体を動かすことの楽しさ、自分との競い、礼儀、などをスポーツを通して学習していきます。
>日々何年もやっていると、おそらくそれによる人格形成の差が出てくるのではないでしょうか。
日々何年もやってきたオリンピック代表選手やプロスポーツ選手は、身体のつくりこそ違いますが、
インタビューでの競技に対する考え方、哲学、取り組み、など精神的な面では共通することがあります。
音楽もそうなのではないでしょうか?
私はクラシックからジャズに転向(←趣味で、ですが。)しましたが、良い音を出そう、
良いアンサンブルをしよう、という基本姿勢はクラシックもジャズも変わりません。
>「創造性」というものが求められます。
(クラシックでもジャズでも)ある課題曲があり、それを『如何に美しく演奏するか』を
自分なりに試行錯誤して創造すると、何故か以前先生が仰っていた演奏や意味が分ってきます。
一番美しい演奏するために、クラシックだったら譜面に書かれていない音質や弾き方に工夫します。
ジャズの場合はそこにインプロヴィゼーションやシンコペーションが加わるだけです。
でも何度も何度も演奏すればするほどある一定の(ベストと思われる)ところで落着きます。
それが今ある技術の中でのベストなんだな、と思うわけです。しかしCDや他の演奏を聴くと、
まだまだ全然…という気分になります。
ほら、NHKのど自慢なんかを観ると、同じ曲でも素人とプロ歌手の差が分りますよね?
でもその差は分るけど『行なうは難し』みたいな感じです。
>クラシックは基本的に「聖典みたいなものを奉って」と言ういいかは適正ではありませんけど、とにかくあまり自立的とはいえないわけです。登るべき山が高いと言うか、その雲に覆われた山頂をはるかに遠望しながら取り組むと言うことだと思います。本当に作曲家がその価値があるかどうかは、また別問題でしょうけど、この姿勢と言うものは固定化しているように思われます。
うーんと、「作曲家が聖典」じゃないんですよ。「ある楽譜」を演奏するにはどのように弾いたらベストかを考えると、
自然な流れで作曲家の心理や背景や意図を考察し始めるわけです。主役はあくまでも演奏家や指揮者にあり、楽譜が媒体なのです。
もちろんその原譜の良し悪しはありますし、良い譜を生む率の高い作曲家もいれば逆もあります。
そのことはクラシックもジャズも同じことが言えます。
私はクラシックのCDは指揮者と楽団で購入しますし、ジャズも作曲家より演奏家(アーチスト)で選びます。
ただ楽譜を購入するときは作曲家で選びますね。
話はそれましたが、スポーツに真剣に取組んでいる人に悪い人はいないように(←大げさ?)、
音楽家もどんなジャンルであれ音で表現しようと日々取組んでいることには変わりはないと思います。
どちらも創造性は求められる。しかし取り組みが違う。それを問題にしたかったわけなんですけど、あまり大した差じゃないかもしれませんね。私もそこそこどちらもやってきましたが、まだ人格に影響するほどやってないので何とも言えません。ただ、ジャズの「自分で作る」というのは、創造性が求められるにせよ、音符のすでにあるクラシックとは一線を画すものである気がしています。それをひとくくりでいいというお考えはあまりに汎用的すぎではと思ってしまうんです。
No.2
- 回答日時:
うーん。
かなり偏見が入っているような。「取り組み方」はもしかしたらそうなのかもしれません。
ただ、クラシック奏者にもジャズ奏者にも共通して「創造性」が求められると思います。(私の言う「創造性」とbossambaさんの言う「創造性」はもしかしたら意味が違うのかもしれませんが)
もちろん、クラシック奏者は音大orコンクールから楽団やソリストへ、といった道があるていど確立されているのに対して、ジャズ奏者は自分で営業活動しながら人脈や活動場所を得ていく場合がほとんど、ていうキャリアステップとして歴然とした差があるので、それぞれのキャリアにあった性格の人しか残れないってのは(現在の日本においては)あるのかもしれません。
しかし、50年前(モダンジャズがアングラ音楽だった時代)はともかく、現在は音楽的に差がある、とは思いません。
クラシックの創造性とジャズの創造性は、内容が違いますよね。音符があるかないか。それだけの差ですけど、それがなにか影響するのではないかと。たとえば参考書教科書だけ読む授業と、テーマ設定から自分で資料探して何か結論を導くことをやり続けることで、なにか日常的に思考方法なり行動に変化がみられるのでは?と思ったのです。
No.1
- 回答日時:
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
ええと、クラシックは楽譜通りに弾くことが要求されるのに大してジャズはアドリブが要求されるという事ですか?
音楽による教育は人格形成の一部分にしかすぎませんので、指導者にもよりますが全体に与える影響は少ないと思います。また、クラシックでもアドリブを要求される事はありますけど。
つーか、本人の性格により音楽の方向が決まるわけで、逆に音楽が決まってから性格が変わるという事は無いような。
確かに割合は少ないかもしれません。しかしちょっとはあるかなと。クラシックでのアドリブあるにはありますけど、少ないですよね。滅多に主にかからないので、クラシックを普通にやっていてなかなか意識しません。
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