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感染性胃腸炎のような、ウイルス性疾患の場合、病原体に直接作用する、いわゆる「特効薬」はなくて、対症療法が中心になるのでしょうか。

A 回答 (5件)

いわゆるインフルエンザによる胃腸障害は、インフルエンザウイルスによるものなので、インフルエンザの治療薬(抗ウイスル薬)であるタミフル、リレンザなどといった薬の内服により、全身症状(発熱、関節痛など)と同様に胃腸症状の改善が認められる可能性があります。



また感染性胃腸炎ではありませんがウイルスによる疾患のうちB型肝炎、C型肝炎、エイズなど、抗ウイルス薬がすでに発売され、使用されている疾患もいくつかはあります。

ただしいわゆる「お腹にきた風邪」などといわれることもある(医者の表現の仕方、症状による説明の仕方、病気の病態などは様々ですが)、感染性胃腸炎に対してはインフルエンザ以外はやはり対症療法(熱が出れば熱冷まし、嘔吐症状があれば吐き気止め、脱水が高度であれば点滴など)になると考えます。また下痢の症状に関しては、強力な下痢止めではなく、整腸剤程度にする場合も多いです。下痢の症状の扱いに関しては、実際に診察した主治医の先生の判断にお任せするのがいいと考えます。

その他詳しいことは主治医の先生に相談すれば、説明してくれると思います。
もしご本人、お知り合いが「感染性胃腸炎」と診断されたなら、早く病気が治ることを祈っています。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/inhuruenzas …
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この回答へのお礼

詳細で明解な説明ありがとうございました。
そういうことを踏まえて診察を受けたら安心できますね。

お礼日時:2007/02/12 11:14

余談ですがDNAウイルスは変異がほとんどなく抗ウイルス薬もあります。

ヘルペスはその代表格です。
なぜRNAウイルスが変異が多いかというと、RNA修復酵素というものが存在しないからです。DNAの場合、変異が生じても、DNA修復酵素によって変異が未然に防がれるのです。
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ウイルスにはRNAウイルスというとても変異しやすいものが多く、そのため特効薬を作ってもいたちごっこになることが多いようです。


そのためむやみに使用すると、変異によりより薬剤耐性のあるよりおそろしいウイルスを作り出してしまう危険性もあるのです。

#3さんのいうように、一部のものには薬がいちおう存在するのですが、上記の理由からあまり使用されず、対症療法(熱が上がれば解熱剤、痰が切れなければ去痰剤といった症状を和らげる療法)となることがほとんどです。

年齢や体調によっては医師が必要と判断された場合、対応できる抗ウイルス薬があれば処方されることもあるでしょうし、疾患によっては早く治療しないと危険なため即使用するという場合もあります。
どちらにしても医師に相談のうえ、その指示に従うのが良いと思いますよ。
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この回答へのお礼

なるほどそうですね。
ウイルス自体が強くなってしまうというのは分かりやすいです。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/12 11:19

そうですよ。

抗生物質も細菌にしか効果なくウイルスには無効ですよ。感染性胃腸炎の場合 下痢や嘔吐で出た分を電解質や糖分の入った補液で補うだけです。ちなみに下痢を止めると腸内でウイルスが留まり 尚且つ 増えていくので下痢は止めないほうがいいとされています。下痢は体内のウイルスを体外に出そうとする防御反応なんですよね。
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そうです。


なぜかといいますと、一言でいうとです。
ウイルスより小さい薬が作れないからです。
ウイルスより小さい薬が作れるようになれば、あるいは特効薬ができるかもしれませんね。
ウイルスはマイクととかナノとかのレベルなので、かなり無理がありますが。
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