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こんにちは!
大学のゼミで近代文学について研究しています。
卒業論文の課題について悩んでいます。
太宰治と夏目漱石、以外の人でとりあげて書きやすい人物を
探しています。
どんなテーマについて書こうかも迷っています・・。
近代文学に詳しい方、アドバイスください。
おねがいします!!!

A 回答 (2件)

 


「書きやすい」ということでは、全作品を読んでも大した分量にならず、テーマがかなり絞られている「芥川龍之介」などがよいのではありませんか。

彼について論じた文章や論文は一杯ありますし、参照するに十分な資料があります。

芥川は、かなり線の細い、明敏な知性を持っていて、この「線の細さ」というのが彼の特徴です。しかし、あるいは一般的に常識なのかどうか知りませんが、芥川は、当時の西欧の文化事情や文学事情を、かなり熱心に研究していた人です。

英文学研究での日本の大先生は、言うまでもなく夏目漱石ですが、漱石は作品がかなり複雑で、分量も多く、非常に屈折した心理もあり、芥川よりずっと手強いです。漱石は、芥川の師匠でもあります。

そこで、芥川は、フランス文学の最先端を追っていて、その流行の作風、とりわけアナトール・フランスの作品を手本にしたというか、模倣したという事実があるのです。

「あるあほの一生」のなかに、フランス文学に触れていたところがあったと思います。アナトール・フランスが、作品を発表すると、それに続いて、芥川は、模倣作品のようなものを書いています。彼のエピグラム風の文章も、フランスの影響・模倣です。

アナトール・フランスは、入手しにくいですが、大学図書館なら、代表作は置いているはずです。

芥川は、「今昔物語」から物語の筋を取って来て、スタイルは、フランスのアナトール・フランスの模倣をして、そして、短編のなかで、非常に、繊細で鋭利な、知的風刺を試みているとも言えます。

「今昔物語」「アナトール・フランス」「繊細な知性の風刺」というような面で、どういう風に芥川が捉えられるか、芥川は何か自信がない人ですが、その文学が、このように借り物ばかりだと、自信も持てなかったのかも知れません。

視点の取り方では、面白い論文が書けると思います。ただし、こういうことを、すでに大勢の人が取り上げているなら、今更にということになりますが。
 
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島崎藤村の近親間恋愛について、とか、


谷崎潤一郎におけるマゾヒズム、とか、どんなもんでしょう。

私も昔、近代文学を専攻し、このへんをやりました。

卒論は、
「斉藤茂吉の短歌に於ける動植物相」で優をもらいました!
茂吉の短歌って、動物や植物がやたらに多く登場するんです。
そのへん、一覧表にしただけで敢闘賞ものでした。
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