プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

高校2年生女子です。進路を理学&作業療法士に希望しています。
大学で学びたいと思っていますが、国公立・私立・専門学校を含めるとかなりの数、学ぶ場所がありすぎ、偏差値も差がありすぎて迷っています。それに、毎年すごい数で国家試験に合格者が出ると、就職するところがはたしてあるのか疑問に思ってしまいました。両療法士についての将来的展望や活躍できる場を教えてください。すぐ進路調査があるのでよろしく!

A 回答 (7件)

元・理学療法士です。


学校を選ばれる際には、その学校が設立されてからどのくらいか、ということも考えられた方がいいと思います。といいますのも、養成校では必ず臨床実習があります。新設の学校や歴史の浅い学校では、実習先の病院の確保がかなり大変であると聞きます。また、学校の先生もかなりさまざまです。例えば、私は某国公立の学校を受験して落ちてしまい、私立の専門学校に行ったのですが、かなりの専門科目で、落ちた国公立の学校から先生が来て教えてくださったりして、結果的にはラッキーだった、ということもあります。
また、No.3の方が「理学療法科の入学に学力レベルが達していなければ、作業療法士科をねらえば良いと思います。」とアドバイスしておられますが、私はその理由だけで作業療法士を目指すのは、非常に危険なことだと思います。作業療法士は、養成校のカリキュラムの中で、精神科領域の勉強が非常に多いです。それは、作業療法士が精神障害の方のリハビリテーションにも関わるからで、もちろん最終学年では精神科での臨床実習もあります。就職先によっては、理学療法士と作業療法士の仕事内容にあまり差がない施設もありますが、だからといって同じ内容を勉強するというわけではありません。
それから、質問者さまは、看護士を選ばない理由で「いのち”に対する責任のおもさに臆するところがある」とおっしゃっていましたが、それは医療従事者を選ぶ以上、避けられないことだと思います。私の友人は、ICUで心臓リハビリテーションの仕事をしていますが、自分がその患者さんのリハをしている間に亡くなってしまい、非常に落ち込んでいました。もちろんそれはICUだからということではなく、リスクの高い合併症を持った方はたくさんいらっしゃいます。
また、理学療法士は患者さんの“体”を預かる仕事です。「治す技術を持つ」ということは「壊す可能性もある」ということです。リハ中に関節をはずしてしまった、手術でつないだ腱を切ってしまった、ということもあります。非常に責任の重い仕事です。
また、将来的展望については、非常に難しいと思います。卒業して1年目は、みなさん総合病院の就職を希望されます(広く浅くたくさんの疾患を経験できるからです)。でも、実際に総合病院の就職は、狭き門です。もちろん、地方の老人保健施設や特別養護老人ホームは慢性的な人手不足です。どんな施設でも構わないのであれば、就職はできると思いますが、希望する病院に入るのはかなり難しいです。
また、入学できても自分の理想と違ったり、実際に勉強についていけなかったりして、途中で退学する人も多いです。進路調査まで時間がないとのことですが、ぜひ色々調べて、実際に病院に見学に行ったり(中にはボランティアなどをさせてもらえる病院もあります)してみてはいかがでしょうか?
経験者ゆえ、つい厳しいことばかり書いてしまいましたが、ぜひ頑張ってくださいね。

この回答への補足

超リアルなお話、呼んでいて身も心もひきしまる感じがします。
たくさんの書き込みありがとうございました。経験者にしかわからない貴重なご意見うれしいです。
そこで質問ですが、OT/PTに仕事内容により男性的もしくは女性的な差は明確にあるのでしょうか?募集条件がないのに作業療法学科に圧倒的に女性が多いのはなぜでしょうか?

補足日時:2007/02/19 17:00
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No.5です。


毎年は求人募集していませんでした。
欠員(退職者)が出たときや、業務拡張をした年などだけ
募集を出しました。
勤務していた病院では、PT・OT職(ST職も)の離職率は低かったからですね。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
離職率が低い→求職も低いと思ってしまいました。
現場の様子がよく伝わります。
感謝です!

お礼日時:2007/02/20 17:12

No.4です。


私が入学した当時(もう6年前の話ですが)は、理学療法科は男性4:女性6、作業療法科は男性3:女性7ほどの割合でした。最近は、どちらも女性の割合が増えていると聞きます。
作業療法科に女性が多い理由ですが、作業療法というのはその名の通り「作業」を通じて患者さんの機能の維持・回復を目指します。その過程の中でたとえば、皮細工を作ったり絵を描いたり工作をしたりすることもあります(とくに精神科の領域では)。それに対して理学療法士は、たとえばベッドから起き上がる、椅子から立ち上がるといった動作の訓練を行うことが多いです。もちろん作業療法士も、訓練の過程で関節を動かしたりする治療を行うことも多いですが…。そのような理由で、作業療法科には女性が多いのかもしれません。
私が通っていた学校は、どちらかというと理学療法科は体育系な人が多く(自分でもスポーツをやっていた人など)、作業療法科は文科系といいますか性格的にもおとなしく優しい女性が多かったように思います。
現状として、理学療法士と作業療法士の仕事内容に差がない施設もありますが、たとえば施設的に充実しているリハ専門病院などでは「理学療法室」「作業療法室」「言語療法室」と完全にわかれているところもあります。
理学療法にも、たとえば「心臓リハ」「呼吸器リハ」など、一般的にはまだ知られていない分野もありますので、ぜひ調べてみてください。
また、ご不明な点がありましたら、質問してくださいね。
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こんにちは。


併設老健ありの病院に勤務していました。
人事・採用を担当していましたが、感じたこととして、
皆さんが回答されているとおり、OT・PT共に学校が乱立していると言ってよい状態にあり、
募集を出すととんでもない人数の学生さんが応募されてきます。
勤務していた病院では、療養病床があり、5名ずつのOT・PTさんが勤務していました。
新卒さんを数名採用した年がありますが、(国立卒・専門卒と様々ですが)
いずれの人も実習に来ていた人たちで、その実習ぶりを見て評価され採用となっていました。
求人倍率、その後の給与等の待遇・・・厳しい面もあります。

>需要の高い医療従事者
看護師・医師。

この回答への補足

現場のご意見感謝します。
とんでもない数の応募・・すさまじい状況ですね。
病院や施設実習が就職に直結しているのですね。
そこで、おたずねしたいのですが、回答者さんの病院・施設では、両療法士は毎年のように求人されるのですか?

補足日時:2007/02/19 17:14
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NO2のwankoです。

先程は丁寧なお礼を頂き有り難うございました。

私は総合病院勤務の医療従事者ですがPT(理学療法)、OT(作業療法)が養成機関卒業後どの程度就職が困難なのかを知りません。両科への入り口(入学)の部分についてはコメントできそうですので参考にされて下さい。

私はPT、OTの方達と毎日一緒に働いています。PTの科に入学するにはOTの科に入るより随分困難な様です。なぜ入学の間口がこうも違うのか正直分かりかねます。

共にADL(日常生活動作)が低下した患者さんが自立できるように訓練してあげています。その手段が違うだけのように見えるのですが…

PTがOTに比べて格段に存在意義があるなどとは思えません。ですから理学療法科の入学に学力レベルが達していなければ、作業療法士科をねらえば良いと思います。

質問者さんの希望の「生きることに前向きな患者さんと接する」にはPT、OTの仕事がbestでしょうね。病院には放射線技師、検査技師の方もいますがPTやOTの方達のようには患者さんと深く関係を持つことはできません。

もちろん医師や看護師は日々弱っていく患者さんとの接触は避けられません。

以上PT、OTの入学に関してのみの情報ですが何かの参考にされて下さい。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございます。
なるほど、入試の難易度の差が実際の仕事の現場ではあまりないということですね。本当に両学科の差が受験科目も同じなのになんでかな?とおもってました。患者さんと深く、そして前向きに関係がもてるということは、うれしいいことだと思います。

お礼日時:2007/02/18 17:50

>需要の高い医療従事者(看護師以外で)って何がありますか?



看護師を敬遠されていると言うことは、夜勤はパスしたいという事ですよね。とすると少なくとも総合病院勤務だと選択肢は非常に狭くなると思います。

質問者さんが希望されている理学・作業療法士か病院事務くらいでしょうか?他の職種(医師、看護師、薬剤師、放射線技師、検査技師…病院)は当直はあるのが一般的ですね。事務も当直ありましたね。

夜勤を希望されないのでしたら他の職種or開業医さんへの就職(強力なコネが必要)を考えられた方が現実的と思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
看護師を選ばないのは、夜勤の回避ではなく、漠然とですが私の中で
“いのち”に対する責任のおもさに臆するところがあるのだと思います。
医療従事者である以上“人の生き死に”は避けて通れないのはわかっていますが少しでも“生きる”ことに前向きに接することができればいいかなと・・・、本当に漠然とした直感に近いことなのですが。でも回答者さんのようなそういうとらえかたもありってことがわっかって良かったです。

お礼日時:2007/02/18 12:43

きつい言い方をすると、未来は明るくはありません。


医療の世界は高齢者で成り立っていますが(私見)、
いくら介護予防と言っても、需要も急激に見込めるものではなく、
供給が上回ります。

という話を聞いても絶対やりたいくらいならば、
初めは非常勤で職を得られるかもしれません。
(大学で非常な優秀を修められた場合を除いて)。

この回答への補足

なるほど、病院や老人関係の施設が主な職場ということでしょうか。
理学療法士は男性が多く病院勤めの人は、定年まで退職しないと思いますしね。親にも病院経営者なら今は療法士より看護師に求人するだろうと言われ正直不安です。需要の高い医療従事者(看護師以外で)って何がありますか?

補足日時:2007/02/18 09:11
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