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岩塩にはミネラルは含まれないと言うことを聞いたのですが、ミネラルが豊富とうたった岩塩を多く見かけます。これは一体どういうことなのでしょうか?どちらが正しいのでしょうか?お願い致します。

A 回答 (8件)

岩塩のミネラルについては、3つの場合において意味が変わります。



(1)健康のために摂取が必要なミネラルとして観た場合
 周知のとおり、鉄分、カルシウム、マグネシウムなどがありますが、
 1日に摂取する塩の量から観た場合は、岩塩単体で補給は無理です。
 仮に、岩塩100gあたり300mgのカルシウムが含有されているとして、
 1日に摂取する岩塩が1gとし、わずか3mgの摂取となります。
 成人が1日に必要なカルシウムの摂取量は、700mg以上。
 牛乳は200mlで約230mgのカルシウムが含まれています。

(2)従来のいわゆる食塩と比較した場合
 いわゆる食塩、つまり日本塩事業センターで生産される塩は、
 イオン交換膜透析法によりNa+とCl-を海水から抽出・濃縮して
 生産されるので、その他のミネラルをほとんど含みません。
 食塩と比較した場合、岩塩は「普通の塩の○十倍のミネラル」と
 うたうこともでき、実際にそうしたキャッチコピーを多く見ます。
 逆に、塩田や窯で海塩を乾燥させて作る海塩と比較した場合、
 傾向として海塩の方がより多くのミネラル成分を有しています。

(3)味覚的な観点の場合
 重さにすれば極々わずかな、岩塩のミネラル成分の違いですが、
 人間の味覚は嗅覚同様、大変に繊細な感覚をもっています。
 食塩と岩塩、特に複数種の塩と味比べをすれば瞭然です。
 そうした、味覚を決定するミネラルバランスとして観た場合には、
 「カルシウムが豊富」や「鉄分が多い」などが重要となり、
 それこそが世界の岩塩や塩を選ぶ本質的な醍醐味のひとつでしょう。

 蛇足ながら、世界の岩塩を選ぶコツは、
 (1)原産国や産地がイメージでぼかされていない
  (例えば「モンゴル岩塩」とうたった、中国産の湖塩があります。
   当然、モンゴル国産の本物の岩塩とは全く異なります。)
 (2)成分表がしっかりしている
  (有害になる成分を「0mg」や「検出せず」と表記した塩は
   注意。微量な成分は>や<を用いて表記するのがルールです。)
 (3)「ミネラル豊富」のキャッチコピーを過剰に使用していないこと
 (4)視認できる不純物がないこと
  (岩塩は結晶なので、貝殻や海草の入る余地などありません。)
 (5)水に溶かして再結晶したものでないこと
  (ミネラルバランスが変わるので、岩塩の風味が損なわれます。)
 などがあります。
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岩塩も海塩も、食用塩にはミネラル分(無機化合物)がたっぷり含まれています。

水分を除く大半の成分がミネラル分と言っても過言ではありません。
なぜなら、主要成分の「塩化ナトリウム(NaCl)」がミネラルそのもの。カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)などもみなミネラル分ですから。

しかし、世間ではなぜか「塩化ナトリウム以外」をミネラルと呼ぶようです。
『岩塩は(海塩より)ミネラルが豊富』だとか、『イオン交換膜法の食塩にはミネラルがほとんど含まれない』などと、自然食品業者や自然塩愛好家の方々は喧伝していますね。

ちなみに、化学的な理屈から言えば長い時間をかけてゆっくり結晶化するほど結晶の純度は高くなるはずなので、地下で数万年もかけて結晶化した岩塩や数年がかりで結晶化させた輸入天日塩などは、いずれも高純度の塩化ナトリウムといえるでしょう。

以下に、いくつかの岩塩・海塩の成分表を以下に挙げておきます。

岩塩・ヒマラヤ/ホワイトソルト
 ナトリウム ……… 38.8g ⇒ 食塩相当量 98.66g
 カリウム ………… 100mg
 マグネシウム …… 51mg
 カルシウム ……… 75mg
 鉄 …………………  0.13mg
 マンガン …………  0.025mg
岩塩・アンデス/ローズソルト
 ナトリウム ……… 39.1g ⇒ 食塩相当量 99.31g
 カリウム ………… 28.0mg
 マグネシウム …… 38.7mg
 カルシウム ……… 671mg
 鉄 ………………… 11.0mg

海塩・沖縄/粟國の塩(釜炊き)
 ナトリウム ……… 28.2g ⇒ 食塩相当量 71.63g
 カリウム ………… 548mg
 マグネシウム ……1530mg
 カルシウム ……… 560mg
 塩素イオン ……… 43.2g
 硫酸イオン ………4529mg
 鉄 ………………… 11.0mg
 イオウ ……………1513mg
海塩・下関/最進の塩(平釜式)
 ナトリウム ……… 33.1g ⇒ 食塩相当量 84.07g
 カリウム ………… 211mg
 マグネシウム …… 692mg
 カルシウム ………1100mg
海塩・伊豆大島/海の精(赤ラベル)
 ナトリウム ……… 34.0g ⇒ 食塩相当量 86.36g
 カリウム ………… 240mg
 マグネシウム …… 700mg
 カルシウム ……… 400mg
 鉄 ………………… 0.0042mg
 銅 ………………… 0.0028mg
 マンガン ………… 0.0020mg
 クロム …………… 0.0020mg
 亜鉛 ……………… 0.0011mg

日本食品標準成分表/食塩(イオン交換膜法)
 ナトリウム ……… 39.0g ⇒ 食塩相当量 99.06g
 カリウム ………… 100mg
 マグネシウム …… 18mg
 カルシウム ……… 22mg
日本食品標準成分表/精製塩(輸入天日塩)
 ナトリウム ……… 39.0g ⇒ 食塩相当量 99.06g
 カリウム ………… 160mg
 マグネシウム …… 73mg
 カルシウム ……… 55mg
日本食品標準成分表/並塩(輸入天日塩)
 ナトリウム ……… 38.0g ⇒ 食塩相当量 96.52g
 カリウム ………… 100mg
 マグネシウム …… 18mg
 カルシウム ……… 22mg
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仮に含まれているものがあるにしても、絶対量としては問題にならない数値だと思います。

そもそも塩でミネラルを補給しようとしたら、塩分過多で身体を壊します。気にすること自体に意味が無いのでは?
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栄養学、栄養学と法律の分野になりますので、解りやすくご説明したいのですが、長くなりますので結論、根拠、補足を書きます。



 〇結論ーNO.3さんのご回答が適切です。
 〇根拠ー日本の法律では科学検出できれば、表示が許されるので
誤解をまねく事が多々ある。http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/12/11/001197 …

 〇補足ービタミン、ミネラルおもわずグラっときちゃいますが、
毎日のお食事、ちゃんと美味しくいただきましょう。結構、忘れている方多いんですよ。

 
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現在の(どこどこの)海水と比べると少ないということはあるかもしれませんが、基本的には、数千万年数億年前の海水が陸地化したことによって固まったものですから、ミネラル分がないはずがありません。

ただ違う年代の違う場所で陸地化岩塩化したわけなので、成分が現在の海水とそれぞれ相当違うわけです。
料理に使うのが一部でブームのようですが、私はあまり興味がありません。
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一般的には岩塩にはミネラルは殆んど含まれていません。


科学的根拠のない岩塩信仰が商業ベースに乗って存在していると思います。
http://www.siojoho.com/s02/05.html
http://www.natural-salt.com/joho/ganen.html
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ミネラルとはカリウム・マグネシウム・硫黄などの無機質物質の総称です。



岩塩ってのは鉱物として産出される塩の事なので、少なからずミネラルは入ってます。
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どこの国で採れる岩塩はミネラルが豊富です。


ミネラル豊富が正しいです。
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