ネットが遅くてイライラしてない!?

“coup d'e´tat ”の“d'e´tat”はelisionしていますから、元の形は“de e´tat ”ですね。ところでこの“de”、随分あちこちに顔を出して来ますし、ある時は前置詞だったり、またある時は部分冠詞だったり…と、多羅尾伴内(古いですね…(^^ゞ)顔負けの出演ぶりにはいささか辟易させられます。

さて、質問に戻りますが、私の推測ではおそらく“coup d'e´tat ”のときの“de”は前置詞だろうと踏んでいます。ところが私が持っている仏和辞典には、ピッタリくる訳語がありません。

“coup ”は「攻撃する」、“e´tat ”は「国家」ですから、“de”に「~に対して」という意味が載っていればいいのですがありません。英語で言うと“against”のような意味が。

そこで、ネット上の仏英辞典のサイト、“Re´fe´rence de la franc(これはcではなくce´dillieが付きます)aise ”
http://sun.s15.xrea.com/reference01f.html
で、まず“de”を引くと、英語で最も近いのは“to”ではないかという気がするのですが、どうでしょうか?

ちなみに“coup d'e´tat ”そのものを引くと英語では“takeover”、今はやりのTOB(takeover bid)の一部なのですね。まあ国家も会社も乗っ取る状態自体変わらないからなのでしょう。

しかし、英語の“over”がこの「乗っ取り状態」を的確に表しているのと比べてどうもフランス語の方からはそういう気がしてきません。仏英辞典には“de”に“over”や“against”の意味がないからです。“to”でも意味としては通じますが、何と言ったらいいのでしょう、ニュアンスが微妙に違うような気がしてなりません。

“coup d'e´tat”の“de”をどう理解したらいいのでしょうか?

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A 回答 (3件)

補足に、太く長くお答え致します。



この連語は、正しくは冠詞を付けて
un(le) coup d'Etat とeは国家の意味で
大文字で書きます。それが大衆化される中で
Eを小文字で表している場合も多々あります。

男性名詞coupの動詞はcouperで、その目的語がEtatです。
この場合のcouperの意味は、一瞬にして停止させる(faire cesser)
でも現在では、国家を各民族で分割するなどの際に
couper l'Etat といっています。そうなるとEtatsでしょうか?

ほかに、このcoup+de+名詞の名詞が目的語になっている例は
coup de cloche(鐘の音、鐘(cloche)を叩いて発生する音)
一方、de+名詞が手段であるのは、あの有名なジタンの頭突きの
coup de tete de Zidane などです。(頭を叩くのではない)
これらなど他の事例を多く知れば知るほど、de の面白さに惹かれます。

最後に、coupの単語は、既に沢山お目にしているのです。
それは、beaucooup です。これは、beau+coupなのですから。
beauの原義は感情の高ぶりと同時に、量が多くて満足とのことです。
それに一杯二杯との液体の量をも示すこのcoupとの合成語ですから。

これから、うましワイン一杯(un bon coup de vin)で、グーグーです。
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この回答へのお礼

先生、大変太く長くかつ奥深いお答え、有難うございました。大変良く分かりました。今時分はRomane´e-Contiなど召し上がってらっしゃる頃でしょうから、お礼をご覧になるのは明日で構いませんが…。

それにしても英語にはない形ですね。ちょっと無理があるかもしれませんが、あえて英語で書けば、(We) divide the nation into several(other) nations. → the divison of the nation かなんかになるんでしょうが、これではなんだか土地の区画整理(?)みたいに単純に国土を分割して国境を引くようで、フランス語の持っているニュアンスとは全くかけ離れてしまいますね。

それに、もうcoup d'E´tatそのものが日本語になっていますし、それを今更英語でthe divison of the nationなどと言ってみても、何だそれ?と言われてしまいそうですね。英語のtakeoverより人口に膾炙しています。

それにしてもおっしゃる様にフランス語の de、実に面白い de すね。お後がよろしいよう de 。(^_^)

お礼日時:2007/03/11 00:23

多羅尾伴内以上に、細部に行き届く観察眼をお持ちです。



ご質問のde は目的語[Complements de noms]を取ります。

その際の構造は
他動詞の名詞+de+名詞(コレが他動詞の目的語)です。

例えば
desirer qn ou qc ⇒ le desir de qn ou de qc.
ここで、誰々の望みでなく、誰々を望むとなります。
(前後の文脈も考慮に入れて)
同様に
recevoir qn ou qc. ⇒ la reception de qn ou de qc.

コレで、ご理解いただけますでしょうか。

追伸:前回の回答にお言葉を添えて頂き感謝致します。

お伝えしたかったことは
過去にアクサンを利用しないで書かれたフランス語があって
それらを含めて目を通していると、現在書かれる文章
(ここでのご質問や回答等を含めて)でのアクサンの有無は
全く気になりません。逆に発音記号だけが宙に浮かんだ記述法
(便法と分かるも)が、かえって《 Ca tape l'oeil 》で
指使いから単語学習する上でも、妨げになるのではと
懸念しますと。。。(わがままです、ペコリ)

この回答への補足

anapaultole先生、質問です!ということは“coup ”は動詞ではなく名詞(先生の言葉をお借りすれば他動詞の名詞化したもの)で、“e´tat ”がその他動詞の目的語ということなのでしょうか?

ただ、名詞なら必ず、先生も書かれていらっしゃる様に、頭に定冠詞のleかla(かles)が付いて良さそうなものですね。

今、辞書を引いたら、“coup ”は男性名詞でした(動詞だと思っていた私の誤りです)から、本当は“le coup d'e´tat ”(中南米ではles coup
d'e´tats(?)←これは冗談です) となって良さそうな気がするのですが……。

補足日時:2007/03/10 01:32
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>“de”をどう理解したらいいのでしょうか?


このdeはラテン語をやるとわかるのですが、これで
いいのです。しかし、通常の解釈でも別に難解とも
思いません。「非合法手段による武力攻撃」それ
が「国家」に関してのもの、というだけの話です。
なので、doup de のあとには普通いろいろな攻撃対
象がきます。
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