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お世話になります。
「来る」の尊敬語なのですが、「見にいらしてください」と普段から使っています。
ふと、辞書を見ると、「いらっしゃる」とは出ているのですが、「いらして」に当たる言葉が見つけられません。
もしかすると、「見にいらっしゃってください」とするのが正しいのでしょうか。
「いらしてください」の言葉の元がおわかりになりましたら、教えてください。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

「日本語文法大辞典」(明治書院)によると、


>明治の後半頃になると「いらした」という拗音を用いない形が生じ、昭和期初期ではかなりの勢力を得ていたらしい。(中略)小説などでは「いらっした」「いらしった」のような促音の挿入が多いという。
>「いらっしゃった」は男の話し言葉として多く用いられるという。すなわち、改まった場面で用いられるのに対して、女は日常的に多く「いらした」を用いる傾向があるという。改まった場面では男女とも「いらっしゃった」を用いるのに対して、女は日常語として、促音のない「いらした」を用いたと考えられる。
>近代では明治時代の「おいでになる」の形式から「いらっしゃる」の形式への変化が見られると(後略)。

また、現代の敬語研究者は次のように述べています(「敬語」菊地康人)。
>「いらっしゃっって/いらっしゃった」は(本動詞・補助動詞とも)東京などの会話では「いらして/いらした」となることがあり、特に補助動詞の場合は「い」も落として「……てらして/……てらした」と言うことも多い。

結論としては、
「いらした」は、使用に偏り(前書によれば男女差、後書によれば地域差)が見られるとはいえ、間違いというわけではない。その前身である「いらっしゃる」自体、江戸後期に「入る+しゃる」あるいは「いらせらる」の省略によって生まれた新しい語で、上記のように明治以降に「おいでになる」に取って代わったもので、動きが多い言葉である。「いらして」もその一バリエーションと考えることも可能である。ただし、使用に偏りがある御であるのは確かなので、改まった場や書き言葉では「いらっしゃった」を使った方が無難である。
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この回答へのお礼

詳しいご説明、ありがとうございます。
とても参考になりました。

お礼日時:2007/03/25 11:24

>辞書を見ると、「いらっしゃる」とは出ているのですが、「いらして」に当たる言葉が見つけられません。



 前田勇編「江戸語の辞典」では、この、「いらっしゃる」の項目に連用形の接続では「いらっしゃい(マス)」と共に「いらっしっ(タ・テ)」と「いらしっ(タ・テ)」が上げられています。
 ですから、「…ます」には「<いらっしゃい>ます」が、「…ください」には「<いらしって>ください」が使い分けされるということで、その点からすれば「いらっしゃってください」ではやや長たらしい語感ということなのでしょうか。

 「来てくれ」の敬語表現の内、「…ください」式言い方の場合は、「おいでください」や「お越しください」「お出ましください」「お運びください」など選択肢が多いだけに、何も「いらっしゃってください」とまで無理する程ではないでしょうし、それが「江戸語」なごりとしての「いらしてください」という東京風言い回しとなっているんもかも知れません。
 
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この回答へのお礼

詳しいアドバイス、ありがとうございます。
とても参考になりました。

お礼日時:2007/03/25 11:25

「いらして」は、「いらっしゃって」を意味する、東京のある地域の方言だと思います。

いわゆる「山の手言葉」にあたるものでしょうか・・・
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この回答へのお礼

なるほど。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/25 11:23

いらっしゃって → いらっしって → いらして

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この回答へのお礼

なるほど。
「いらっしゃって」と見合っているうちに、そうなのかなーという気もして来ました。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/10 10:04

おいでください


です
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/10 10:02

いらしては誤用。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。
誤用でない言い方を教えていただけるとうれしいです。
よろしくお願いいたします。

お礼日時:2007/03/10 10:01

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