プロが教えるわが家の防犯対策術!

私が通っていた高校の柔道の先生は、柔道界でかなり有名な先生でしたが、同時にかなりの体罰先生(というか、無差別暴力教師)でした。
絞め技を習ったときに、私も含めて何人かの生徒が先生に、いわゆる「裸絞め」で落とされていました。もちろん先生は、蘇生法を知っているし、それがなくても普通は放っておいたらやがて意識を取り戻したものです。
でも絞め技って、頸動脈を圧迫して一時的に脳を酸欠にするんじゃないのでしょうか。もしそうなら、そんな技を先生がど素人の生徒に対して、無闇にしかも何度も掛けるのって問題だと思います。スポーツの授業として許される範囲を越えていると思います。

そこで質問ですが、医学的に、こういった技はどれくらい危険なのでしょうか。ここの回答次第では、その先生を懲戒免職に追い込もうかと思っています(うそ)。

A 回答 (3件)

voiceさんのおっしゃるとおり、脳の血管系は内頚動脈系によって養われる前3分の2位の部分と椎骨脳底動脈系で養われる脳幹・小脳・後頭葉の部分があり、内頚動脈と後大脳動脈(脳底動脈の終末部分)は、後交通動脈という動脈で連絡があります。

しかし、この後交通動脈の太さは生まれつき個人差が大きく、非常に発達している人からほとんど血流のない人まで様々です。従って、その発達が悪い人では、両側の頚動脈の血流が途絶えると椎骨動脈系からの血流がこなくなってしまい、高度の虚血に陥ります。また、後交通動脈の発達が良すぎる場合にも、脳底動脈からの後大脳動脈の起始部が細くて、後大脳動脈が後交通動脈を介して内頚動脈系から養われていることがあります。この場合には、前者よりも更に脳の広い範囲が虚血に陥ることになります。
また、生まれつきの血管奇形(脳動静脈奇形など)や、脳動脈瘤がある人、もやもや病という内頚動脈などの太い血管が細くなってしまっている人などが「落とされて」しまうと、血流が再開したときに出血してしまったり、もやもや病では脳梗塞を起こしてしまう危険性がないとはいえません。
従って、柔道部に入部している人は別として、体育の授業で無差別に生徒さんを「落とす」ことは、危険性があると言わざるを得ません。
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この回答へのお礼

すいませんお礼遅くなりました。
みなさん回答ありがとうございました。
他愛もない質問に付き合っていただいて感謝しています。
やっぱり彼の行動は危なかったのですね。

お礼日時:2001/02/06 01:07

柔道の有段者で医師です。



柔道の稽古は正しい指導の基に行われればけして危険なものではありません。

原則論として、柔道の技を柔道の稽古や、試合以外に用いるのは好ましいことではありません。
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脳の虚血状態は確かに非常に危険です。


そのため(だと思いますが)、脳への動脈のラインは
・右の(内)頚動脈
・左の(内)頚動脈
・椎骨動脈(頸椎の中を走ってます)
という3系統があります。

この内、椎骨動脈は頸椎という骨でガードされていますから、
普通に首を絞めるだけでは閉塞しません。

というわけで、短時間の絞め技だけでは致命的な脳虚血に
陥ることはないと思います。

#だからといって、首を絞めていいというわけでは
#ないですよ(笑)。
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