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週末ピアノのリサイタルへ行きました。門下生の発表会で、ひとつ曲が
かぶっている方が2人、演奏はお二人とも素晴らしくとも、雰囲気、ルバートの場、解釈がとても似てると感じました。友人も姉妹かなあ?なんていってましたが、全くの他人だったそうです。
音楽とは先生の音楽に沿って、その伝統を受け継ぐ事が大切なのでしょうか?少し疑問に感じたので投稿しました。(私は大人のピアノ再開者で、偉そうな事をいっておりましたら大変畑違いですが。。)

A 回答 (7件)

こんにちは。


アマチュアの楽器演奏経験者です。

少し前の「レコード芸術」という雑誌にピアニストのアルカーディ・ヴォロドス氏のインタヴューが掲載されていて,その中で「悪い指導者の見分け方は,弟子がみな同じ弾き方をしているかどうかだ(笑)」というような事を冗談っぽくおっしゃっていました。
これは,逆説的に,実際にはそういう指導者/弟子が多い,という事なのだろうと思います。

ただ,ヴォロドス氏がおっしゃっているのは,レヴェルとしては特上のそのまた特上の話です。お聴きなったのがどのような発表会か分かりませんが,十分な知識や技術や音楽性のたくわえがまだできていない門下生に,いきなり(例えば)ショパンのルバートを自分で解釈して演奏する事を求めるのは,個性尊重というよりは指導者としての責任放棄だろうと思います。

クラシック音楽の演奏は,奏者によって全然違うようにも聴こえますが,それなりに共通する型・様式というものが解釈以前に存在しており,指導者はまずそれをきっちりと伝えねばなりません。

---(半分余談)---
ここで,お国柄や指導者によってこの基本の型や様式が若干違うので,例えば「ロシア・ピアニズムの伝統を引き継ぐ誰それ」とか「○○門下の誰それ」いったような言い方をされる事があるのです。あまり詳しくはないですが,落語や歌舞伎も似たような感じでしょうか。
---(余談終わり)---

そこから先,奏者としての個性を加えていけるかどうか(あるいは,あえて型を破っていくかどうか)は,基本的には教えられる側の才能・努力の問題であり,それを邪魔しないで伸ばすサポートをする事が次の段階の指導者の役割なのだろうと思います。
お聴きになった発表会はまだそこまではいっていなかったのかもしれませんね。

以上,素人の憶測ですが,よろしければご参考に。
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先生は親、生徒は子供達なんです。



同じ躾を受けてきた子供達は基本的なメンタリティーは似てますよね。兄弟の個性はあっても何となく似通っているところがある。これは血のつながりだけでなく、同じ環境で育っているからです。

範囲を拡大してみましょう。
日本人とアメリカ人のメンタリティーは同じですか。
もちろん個人個人で変わっては来ますが、大まかなところでは似ていますよね。例えば日本人は他人に向かって面と向かってはNOといわない。
でも、これは日本人のDNAがそうさせているというよりも、育ってきた環境ですよね。だからアメリカ育ちの日本人ならばやはりNOはハッキリというでしょう。

つまり同じ門下、ということは音楽に関して同じ環境で同じ躾を受けているのです。もちろん個性はあるけれども。

例えば世界に名をはせた名ピアニストでも師弟系図をたどれば、「血縁関係者」は似たような傾向の演奏をします。
作曲家を見てもそうです。特に若い頃の作品は師匠の影響が大きいのが分かります。

兄弟が親元にいる間は割と近い考えを持っていても、独立した自分の世帯を持つうちに考えの差が広がっていく、というのは良くあることです。これはそれぞれの環境が異なってきた為に受ける影響が違うからですよね。

同門ピアニストでも、今後それぞれが置かれる環境によって差は出てくるはずです。でも「三つ子の魂百まで」
どことなく似通ったところは残るでしょうね。

伝統を受け継がなくてはいけないのではなく、受けた躾の結果が演奏に現れている、と考えても疑問が残りますか?
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発表会でしたら、そういうことがあってもいいと思います。



音楽の勉強は基本的には真似です。いろんなCDを聴いたり、先生から教わったりして自分で身につけていくものですが、最初は真似なんです。

伝統というのではく、その先生のカラーが出てきます。クラシック音楽は楽譜という完成されたものがありそこから個性をだしていくのですが、そう簡単なことではありません。

プロになってからでも2,3年前の同じ曲の演奏と今の演奏では全く違う解釈で弾くことがあります。ある一瞬のひらめきや、周りの環境、経験などで変わっていくものです。教える先生のほうも時が経てば違った解釈で教えているかもしれません。

まったく違った独創的な演奏があればその方は天才かもしれませんし、ただ大間違いな解釈をしているかのどちらかもしれません。

この曲の解釈で、聴く方たちは好みの弾き方などを聞き分けていますよね。それは色んな先生の影響や人生経験などからにじみ出てくるものですので、閉鎖的な伝統というものではありません。
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私は一度は音楽の道を志したものであり、回りに音楽を目指している人たちが多い環境にいるものです。



やはり他の皆さんのように、「似て当たり前」と思います。

どんな指導者でも、自分の持っていないものを教えることは出来ないので、どうしても自分が表現され、それを習えば、同じになってもおかしくはないと思います。

だたそこから、独自性を出すのが、プロ(?)の世界なのだと思います。
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昔の彼女がプロピアニスト(挫折者ですけど)でした。


この世界は「**先生の弟子」ということが重要なようで、有名音大の入試でも街の音楽教室で普通に習ったような受験生では変な癖があるとけちを付けられ駄目らしいです。
逆に言えば、そういった有名な先生が幼い頃から「箸の上げ下げ」から教えるのですから、弟子は似てくるのではないでしょうか。
プロになると演奏を聴くと大体師匠が誰か判るようですよ。
お花やお茶の流派に似たものがあるようです。
そういった基礎を学んだもののうちの何人かが、独自の世界を出せるようになるので、若いそこそこの弟子ですと師匠の真似になるのかも知れませんね。
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私はピアノ専攻ではないですが


音楽の学校を出ました。

たしかに門下生同士似るかもしれませんねぇ・・・。
師匠にここはこうやって演奏するとかこういう解釈するとか
教えられたりしますから・・・。
私は管楽器でしたがよく師匠に音色も似てると言われました。

結局、師匠の教え・マネみたいなもんなんで似るんでしょうが
受け継ぐのが大事だとは教わりませんでしたよ。

最終的には本人の自由なんでしょうが
自然と似てきちゃうもんなんだと思います。
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うまくは言えませんが、


演奏が似ているとがっかりします。

というか、やはりピアニストとして花開く前の方だったと思います(^^
ある以上の弾く力がついてくれば・・・。
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