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以前から不思議に思っていたのですが、
このカテゴリーである「地理学」は理系の学問として分類されていますが、
地理は文系の学問ではないでしょうか、

日本の大学のうち、地理学科・地理学教室のある40大学を調べてみましたが、
文学部に地理の学科があるのが17大学
(京大・法政・駒沢・立命館・大阪市大等)

理学部にあるのが2大学
(東北大・都立大)

教育・教養学部にあるのが13大学
(東大・早稲田・千葉大等)

その他の学部にあるのが8大学
(環境とか情報とかの学部)
でした。
これから見ても、理系の学問に分類するのはどうかと思います。
確かに、理学部に地理学科がある大学もあるのですが、
地理は社会科で習ったと思いますが、いかがでしょうか

A 回答 (6件)

地理学は人文地理学と自然地理学に分類されます。


人間との関わりから見た人文地理学は文学部、
自然との関わりから見た自然地理学は理学部に属すると思われます。
高校の理科の科目に地学がありますが、理学部には地学学科があり、
地質から地理学を考えることもでき、理学部に地理学科があるのは
当然のことと思われます。
ちなみに、外国の大学では、地理学は理学部にあるのがほとんどだそうです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
高校で、理科に地学があり、社会に地理がありましたね、
私の興味はどちらかというと、人文地理の分野なので、
このカテゴリーは、あまり面白くないのです。
ですから、文系の学問のカテゴリーにも、地理があればと思ったもので、
質問したのです。
外国では地理学は、理学部にあるのですか、知りませんでした。

お礼日時:2002/06/06 19:52

「文型と理系の両方の側面を持つ学問」といったほうが,より適切だろうと思います。


たしかに中学・高校では,地理は社会科に入っています。(最近では高校は「地歴科」ですが,「公民科」とあわせて旧社会科といってよいでしょう)
これは理科と社会科にまたがる科目という設定ができないので,便宜上そうなっているということだと思います。
また自然地理的な内容は,理科の地学(高校の場合。中学は第2分野)である程度扱うから,地理は人文方面にウェイトを置くようにしたということもあるでしょう。
いずれにせよ,本来の地理学は理系・文系の両面があると思います。
ちなみに,東大では最近まで理学部地学科にも地理学教室(通称「理地理」)がありましたが,組織改革で一本化されたようです。

高校までの科目名とその内容を考慮するなら,ここのカテゴリ名は「自然地理学」にして,文系の学問の中に人文地理学の意味合いで「地理学」をおくほうが妥当かもしれません。

それにしても,ここのカテゴリ分けはよくわかりませんね。特に地学系は天文学だけがここ(理系の学問)におさめられているので,気象・地震・火山などの質問をする人を迷わせてしまい,地理学や環境や科学(これもよくわからん)など,あちこちに分散しています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほど、両方の側面があるのですよね、
以前、東大は理学部・京大は文学部でそれぞれの系統の大学で違うと
聞いたことがあります。
ただ、調べてみますと、質問でも書いたように、理学部なのは2校だけでした。

確かにここのカテゴリーの分類には少し首をひねることがありますね、
最近、別のカテゴリーで、
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=286014
のような質問もありました。

お礼日時:2002/06/06 20:00

 


高校では、「歴史・地理」として社会科に入れていましたね。何故、この二つが一緒に並べられるのか、考えてみた所、私見ですが、これは、人間の社会活動・文化活動について、時間的にイヴェントや状態・特徴を列挙したのが「歴史」で、空間的にイヴェントや状態・特徴を列挙したのが「地理」の定義ではないかという気がします。

どちらも、人間の「社会活動・文化活動」を扱うものです。地理の場合、地形の特徴だとか、山や河の規模や名前など、更に各地の気候や気象、更に、土壌質の分類までしています。その他方、国別や地域別の特産品なども学ぶことになっています。

この「地理」で、地形の特徴だとか、気候分類や、土壌質の分類まで学習範囲に入っているのは、これらが、人間の文化や社会活動・生活に関連すると考えられてのことだと思います。

人間の社会や文化は「環境」のなかにあるので、この環境は、自然環境と文化・社会環境ということになるでしょうが、自然環境の条件も考えに入れないと、説明がうまく行かないと言うか、一緒に学んだ方が学習単位として合理的なので、高校地理に、こういうことが入っているのでしょう。

実際は、地形とか、山河の規模とか、気象、気候、土壌質などは、「地学」が扱います。地理では。ヒマラヤ山脈とデカン高原があるとは教えても、何故、そんなものがあるのかは、教えません。

しかし、地学では、造山輪廻の話や、プレートテクトニクス理論も出てきて、何故、デカン高原ができたのか、ヒマラヤやアルプスの山脈の起源と生成を説明します。

高校で、学生に教える内容を決めた時、これを既存の学問システムとの整合も計りつつ、高校での学科としても秩序あるものにしようとすると、物質の基本的現象の原理的知識が「物理」、生物についての知識が「生物」、物質の化合や分解、合成などの、工業技術に通じる知識基礎が「化学」となったのでしょう。

そして、人間の社会や文化については、さっき言ったように、時間的と空間的とに分けて、現象や知識を整理しようとしたのが「歴史・地理」で、これとは別に、現代の社会制度や思想、伝統的な思想等の知識遺産は、「公民」という学科に入れたのでしょう。

そして、言語学は難しいので、外国語と日本語に分けて入れ、両方で、「語学」と同時に「文学・文学研究」の知識も入れたのが、「国語・英語」なのでしょう。「数学」は抽象操作の技術知識として独立になり、自然現象に関する知識で、高校で学ぶものとされたものの残りを全部まとめて、「地学」に入れたのだという話があります。

だから、「形式学」……数学、で、「自然学」……物理・化学・生物・地学、そして「人文学」……国語・英語、また「社会学」……地理・歴史・公民、とこういう分け方になっているのだと思います。

高校で教える知識範囲のなかでは、「地理」は定義できるのでしょうが、一般的な学問としては、そういうものはないということになるのでしょう。各地の特産物などは、農業産物なら、農学、工業産物なら、工学や技術になり、また、貿易ということで、経済学に内容が入ります。

地形や気象や気候などは、惑星学、地球惑星学、また地球物理学の広義の学問範囲に入ります。気象学や気候学は、生物学とも関係して来て、「地理」の問題ではなくなって来ます。

つまり、高校の「地理」というのは、理科・社会の両方にまたがっていると言うより、高校で教える知識範囲で、整理のために造った学科で、学問の実際の分類や関係からすると、こういう学問はないとも言えるのです。

歴史は、歴史学として独立で成り立ちますが、地理学は、成り立たないということです。分類カテゴリーとしての「地理学」とは何なのか、曖昧だということになります。それは、理科と社会のあいだにまたがっていたので曖昧なのでなく、元々学問として、境界現象を寄せ集めたような知識が、高校の地理だったからです。

これは地学に似ていて、地学は自然科学の色々な分野を混ぜ合わせたのだということは明らかです。「地学」とすると、高校生には、それは天文学や地球物理学や、気象学や気候学や、鉱物学や岩石学、造山輪廻やプレートテクトニクス、地球の歴史や月の起源、潮の満ち引きや、風の吹き方、古生物学や化石環境、地層学の知識範囲を想起させ……何か、いにしえの「博物学」のようで、何でもありとも言えるのです。

しかし、これなら「理科系の学問」にしておけば、もっと何でも入るので、曖昧な地学はないのだと考えられます。

「地理学」は、多分、「歴史」とバランスを取り、地学の開いた位置を埋め、地理・天文・物理・生物・農学などで、地学を復元するためのキー・カテゴリとして残しているのだと思えます。歴史が社会に入っている以上、地理は、自然科学に入ることになります。

何故かというと、高校地理での社会・文化的な面は、経済学に吸収されえしまうからです。どこに何の農業産物があるかは、農学になり、社会や文化と関係のない地形などの話は、理科系の地理でカバーされるのです。

大学でも、「地理学」の扱いは似たようになり、結果的には、自然科学に分類される形で学問分野としての範囲を確保できるということだと思います。社会科学に入れると、貿易や経済などとの関係で、主題がすでに別の学問で扱われており、また、どうしても、理系の教養が前提になって来るので、地理学を立てる場合は、理科系に入れるのでしょう。

つまり、高校の「地理」は、それで分野確定はあったのですが、大学以上の「地理学」になると、分野確定が曖昧で、領域確保すると、自然科学を前提にしたものにならざるを得ないので、自然科学に入れるということだと思います。

しかし、問題が難しいとも言え、地理と文化・社会の関係を扱う学問として、領域確保すると、文学部のなかに入れるのがよいうということになるのでしょう。自然地理と文化地理・社会地理があるというより、文化地理・社会地理というのは、高校での教科分化以上に、学問定義できないのだとも思います。

学問規定しても、歴史や経済や貿易などに主題がすでに入っていて、それ単独として一つの学科を構成するのは困難なのだと思います。
 
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この回答へのお礼

貴重なご意見ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
ただ、残念なのが、私が未熟で理解力が乏しいことが原因と思いますが、
文面から、結論を見出すことができませんでした。
もう少し、平たくご回答願えれば幸いです。

お礼日時:2002/06/11 19:16

私の推測では、


「カテゴリ」については、たぶん、「地学」を作ろうとして担当者さんがまちがえただけ、じゃないかな?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そのようなことは無いと信じていますが、
もしかして、そうなのかなあ。

お礼日時:2002/06/11 19:18

じつは、まえに、「教えて!Goo」に、「じつは地学のつもりじゃなかったですか?」と質問を出したのですが、きっぱりと否定・・・されませんでした。

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仰っておられることはよく分かります。わたし自身、説明不足を感じていて、別の質問の回答で引用して、そこで、もう少し具体的に、敷衍的に説明しています。以下に、その文章をそのまま引用します:

-------------------------------------------------

「地理」「地理学」とは何かについて、自分でも何を言っているのかよく分からない文章をつい最近記したところです。

高校の学科としての「地理」について、その学科の成立基底としての知識の配分構想について、次のような想定を記しました(参考:No.285925 質問:地理学は理系の学問?):

>私見ですが、これは、人間の社会活動・文化活動について、時間的にイヴェントや状態・特徴を列挙したのが「歴史」で、空間的にイヴェントや状態・特徴を列挙したのが「地理」の定義ではないかという気がします。

このように、「人間の社会活動・文化活動」を、時間の秩序で眺めたものと、空間の秩序で眺めたものが、高校の「歴史・地理」だと述べています。この定義からすると、地理は、人文・社会科学になります。

しかし、わたしは、地理学は、自然科学に入れるのが相応しいと、その後で記し、更に、それではどうもおかしい気もするので、次のように記しました:

>つまり、高校の「地理」は、それで分野確定はあったのですが、大学以上の「地理学」になると、分野確定が曖昧で、領域確保すると、自然科学を前提にしたものにならざるを得ないので、自然科学に入れるということだと思います。

>しかし、問題が難しいとも言え、地理と文化・社会の関係を扱う学問として、領域確保すると、文学部のなかに入れるのがよいということになるのでしょう。自然地理と文化地理・社会地理があるというより、文化地理・社会地理というのは、高校での教科分化以上に、学問定義できないのだとも思います。

ここで何を述べているのかよく分からないと思いますが、「地理学」という学問は、学問定義できるなら、自然科学に入ると述べています。しかし、文化地理・社会地理のテーマがあり、これをどうするかとすれば、文学部に入れるしかないが、このように地理学を扱うと、「学問定義できなく」なるのだ、と述べています。

つまり、何でも地理学で扱えてしまい、実際には別の学問分野の領域の課題として相応しいものが、地理学のテーマとして扱えるということです。

「地理」の「地」は、本来は「土地・大地」の「地」だったのでしょうが、自然地理・文化地理・社会地理などと構想した時点で、この「地」は、「場所」つまり「トポス」の意味になってしまっているので、「トポスの学」として「地理学」を領域確保すると、何でも地理学に入るので、そういう学問は成立しないと述べています。

「歴史学」は「時(クロノス)の学」として領域確保されているのではないので、「人間の営みの時間に沿っての展開を俯瞰する学」として「歴史学」は領域確保されているのです。

「トポス」とは「場(field)」であり、「広義環境」だとも言えるのです。それは、自然環境・社会環境・文化環境もすべて包含することになります。しかし、それでは、何を基準に学を成立させるか分からないので、「自然的地理」を準拠分類枠として、この枠において、社会環境や文化環境で起こり得る事象を扱うものが地理学だとすると、経済学も文学も芸術も社会学も地政学も、政治学も軍事理論も、民俗学も文化人類学も、何でも地理学になってしまうのです。

何故なら、人間のすべての営みは、広義環境を「場」として行われているからで、このような地理学は、歴史学や考古学も包摂してしまいます。場所を基盤として、文化事象、社会事象一切を扱うとすれば、このような意味の「地理学」は、人文社会科学全体を含んでしまうのです。

(地理学は、サンクロニクなアプローチを取り、ディアクロニクなアプローチは取らないと自己限定する時、実は、そのような自己言及で、ディアクロニクなアプローチを取ってしまっているのです。時間的経時性を考慮に入れない人文社会科学などないからです)。

だから、それはおかしいので、文学部(または、人間科学部など)に地理学を置くと、学問として領域定義できない、と述べたのです。

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「サンクロニク」とか「ディアクロニク」というのは、言語学者であるソースュールの使った言葉で、synchronique と diachronique だったと思いますが、ある事象を、ある時点での状態で構造把握することが、共時的(サンクロニク)で、時間経過で変化把握するのが、経時的・通時的(ディアクロニク)です。

つまり、地理学をトポスの学、広義環境についての学で、自然地理領域を基準として学問を考えると、ディアクロニク(通時的)にも学問対象を研究すると主張すると、歴史は歴史地理学となり、先史地理学で考古学も実質扱えてしまうので、ディアクロニクな研究方法は取らないと言っても、そう述べると、そういう方法も含んでいるという自己確認になるのです。

歴史学と歴史地理学では違っていますが、自然地理でも広義の文化・社会地理でも構いませんが、歴史は、地理を基準に展開把握されるものであるのは明らかです。どこかとどこかが、何かの関係があり、通商したとか征服したとか、文化が影響したとか、戦かったというのが歴史学です。

すると、これは、通時的なアプローチでの一般的な地理学の分野領域学問になってしまうので、これでは、地理学は、すべての人文社会科学を含む学問のようになるので、それでは、学問として、領域確定ができないという意味です。

地理学は、自然地理学が基本で、人文社会科学の諸学問が、自然地理学の成果を元に、自然地理的な領域から、人文社会事象を眺めるとどうなるのか、というアプローチとしてはありえるが、これを広い意味の地理学のテーマだとすると、他の人文社会科学の領域を、すべて呑み込んでしまうという結果になるということです。

これは、参考質問の回答を見られると分かりますが、地理学では、(自然地理の区分を基礎に)何でも扱えると述べている方がいたので、論点が具体化して、以上のような説明が可能になったのです。

>No.286901 質問:心理学と地理
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=286901
 

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=286901
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