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捨て鉢になるの語源を、教えてください。

A 回答 (1件)

 


これは、或る本では次のようなことから、言葉の起源があると述べています(以下、わたしの文章です。引用・転載ではありません)。

「鉢」というのは、禅宗の雲水が持つ鉢で、雲水はこれを持って、家々を托鉢を求めて訪ねて行くのですが、必ずしも修行僧に好意的な人々ばかりとは限らず、「乞食め消えろ」などと軽蔑されることもあるそうです。

あるいは鉢を持って、寒風の吹きすさぶ街角に立っていなければならないこともあり、雨も降れば雪も降り、事実上、「物乞い」とも言えるので、まことに厳しい生活・修行で、このような修行の辛さに耐えかね、「鉢を棄てて」、修行を放棄し、一切、棄てて逃げる修行僧もいたということだそうです。

仏教禅宗の修行僧にとって、こういうことは、自暴自棄になると言うことで、そこで、「捨て鉢になる」が、すべてを棄てて、自暴自棄になるという意味になったという話です。

インドでは、暖かく、古代から修行僧は、やはり鉢を持って托鉢にでかけましたが、インドは、(仏教の修行者に限らず、一般に)修行者に寛大な土地です。それ故、やはり、中国や日本などの「禅宗」の修行僧について、このような形の「表現」が出てきた可能性が高いとも思えます。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
待った甲斐がありました。
よく、理解できました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2002/06/11 12:42

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