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「そんなことも知らないのか!!」と叱責されてしまうかもしれませんが「分からないことは訊く!!」ということで思い切って質問させていただきます。

先日、イタリア→ドイツ→フランス→イギリスを2週間で旅行してきました。それぞれの国の違いが比較できてそれはそれは充実した旅行ができました。そんな中最後に訪れた国イギリスのロンドンの物価の高さには大変驚かされました。

そんな中、ふと、「モノの値段はどういった経緯で決まっているのか?」「どうして、地域によってモノの値段が異なっているのか?」という小学生でも思いつく疑問を持ってしまいました。

当方20歳の大学生ですが、分かりやすく教えていただける方がいらっしゃればご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

一言で言えば、売る側(生産者)と買う側(消費者)の都合で決まります。



以下詳しく説明します。
基本的に、
売る側は高く売れるほど、頑張って沢山の量を作ります。
買う側は安く買えるほど、欲しいという人が増えます。

車で例えます。
生産者のトヨタさんは、
10万円なら車を5台作ります。
20万円なら車を20台作ります。
30万円なら車を40台作ります。

消費者の側では
10万円なら車が欲しいという人は40人います。
20万円なら車が欲しいという人は20人います。
30万円なら車が欲しいという人は10人います。

もし最初車の価格が10万円だとしたら、消費者が殺到するので生産者はもう少し価格を上げるわけです。
そうすると、生産者は沢山車を作るようになり、消費者は購入を控える人が出てきます。

逆に最初の価格が30万円だと生産者は沢山の車を作り、消費者は余り欲しがりません。
その結果大量の売れ残りが出るので価格を下げるわけです。そうすると生産者は生産を控え、消費者は増えます。

この現象は、両者の数が均衡する価格になるまで続きます。この時両者の数が釣り合うのは車の価格が20万円の時です。
このような生産者と消費者のせめぎ合いが繰り返される事により、価格の水準が定まるわけです。このせめぎ合いは今でも続いていますし、これからも続いていくわけです。

さて国によって物価が違う原因は色々あるのですが、為替と賃金の差です。
生産者が商品を作るときや売るときには労働者を雇わなければいけないわけです。この時の賃金が高いと、その賃金は当然商品に反映されるので商品の価格が高くなってしまうわけです。
為替については他の方が言っている通りです。日本がデフレでフレいっている間にロンドンは金融改革のお陰で資本の流入による為替高と好景気によるインフレだったわけです。ですので物価に大きな違いが生まれたわけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

色々な要因が絡み合って物の値段は決まっているのですね。

勉強不足を痛感したので、本を読んで見聞を広げていこうと思います。

お礼日時:2007/04/11 20:27

国によって物価が違うのはなぜだろうか?


国ごとの物価を比較するときには、外国為替レートで換算しなければなりません。
同じハンバーガーがアメリカでは1ドル、日本では130円の場合、どちらの物価が高いのでしょうか。
円・ドル相場が 1ドル=120円なら、日本が高い、1ドル=140円ならアメリカが高い、ということになります。
外国為替レートが各国の通貨の購買力(米ドル1ドルあるいは日本円1円でどれだけのものが買えるか)で決まるなら、為替レートで換算した物価は国によっての高低がなくなるはずです。しかし現実の為替レートは購買力平価とは一致しておりません。
イギリスの物価が高いと言うことは、購買力から見て英ポンドだ過大評価されているということになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2007/04/11 20:24

>モノの値段はどういった経緯で決まっているのか?


モノを生産するにあたって様々なコストが掛かります。大雑把に区別すると原材料、労働力、利益です。

コストの決定要因としては色んな可能性が考えられますが、一番説得力があるのは「供給と需要のバランス」です。これは上記3つ全ての要素に当てはまります。簡単に言うと、需要超過(需要>供給)だとがモノ足らなくなるわけですからそのものの価値が高まりますし、逆に供給超過(需要<供給)だとモノが余るわけですから価値も自然に下がっていきます。

他にも、原材料などは(輸送代なども含めて)地理的要因などに大きく依存しますし、労働力も時間帯や作業の熟練度など労働内容によって差が出ます。利益分も上げ下げすることで促進販売を図ることが可能ですし。

上記以外にも様々な要素が絡み合い、最終的な値段が自然に決定していきます。と言うより、その値段に“決定せざるをえない”ということになります。これを国全体のようなマクロ的視点で考えると「物価」となります。

>どうして、地域によってモノの値段が異なっているのか?
EUはユーロを用いていますが、まだその歴史は浅く、統合前の物価の影響がまだ残っていると考えられます。イギリスなどは輸入主体国ですから、関税などの影響もあってモノの値段が高いのです。

EU以外の国で考えられるのは「通貨の価値」と「物価」です。日本で買うと1000円のモノがX国では(同品質のものを)100円で買うことが出来るとすると、これは日本の物価はX国の物価の10倍となります。相対的に、日本のお金の価値はX国のお金の価値の10倍の力を持っていると考えることが出来ます。これに関連してくるのがいわゆる「為替」です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

kksgcn様の言われるとおり、ユーロ導入国の中でも同じ商品であるのに値段の差がありました。

これから値段の差がなくなっていくのでしょうか?

お礼日時:2007/04/11 20:23

一言で言えば、「需要と供給のバランス」です。


この説明が、大昔から広く用いられている解説です。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/takemoto/D7_51.htm
http://manabow.com/money/nedan1-1.html
こういったことを、中学生の現代社会?か何かの授業で学習しているとか思います。

買う人がいる限り、原価に関係なく、いくらでも上がっていきます。
売れない場合は、価格を下げる、それでも売ればなければ、そこで売るのをやめるなり倒産してしまうんです。

土地価格も同じ。表参道とか高くても買いたいという人が現れてしまうと、どんどこつりあがっていくというわけ。
野菜も魚もそう。とれた魚が少ない日は、売るものが少ないから値段を高くする。値段が高いと買うのをやめておこうと考える人が増えるから、ちょうど需給バランスがとれる。
逆にこの冬におきたように大根や白菜がとれすぎると、価格が暴落してしまう。いくらなんでも一般家庭で毎日10本も大根食えないっしょ?売っても売っても在庫が残るからどんどん値段を下げていく。最終的には、出荷すると損をする(輸送経費・梱包代金等)とこまでくると、大根やら白菜やらを畑でトラクターでつぶしてしまう(供給量を減らす)
世の中ではこうやって需要と供給のバランスをとっているってわけ。誰が決めるというんではなく、金儲けを考えると自然にそうなっていく。


ここで、何で同じモノでも地域によって価格が違うか。これは高くても売れるなら高くするから。
ブランド品なんかは世界のどこで売ってもいいんですが、高級ブランドの直営店などは、いくつかの都市の一角に集中しますよね。それはそこだと買ってくれる人が多いからです。
ロンドンなど大都市では、金持ちが集まってくるので、土地の値段が上がり、人件費が上がり(=労働者の賃金が上がる)、物価が上がり、そうなるからなおさら金持ちしか住みにくくなり・・・と繰り返していってる。
東京で言えば、ヒルズ族なんて呼ばれてる人が象徴的だけど、集中的に富裕層が集積していっている。その人たちを目当てに、希少なもの(高級ワインやら大間のマグロやら人気キャバクラ嬢やら)が集まってきて、全てのモノが高くなるという流れになる。
これは誰が指示したからとかじゃなく、自然にそうなる。経済ってフシギ。

ユーロ導入してすぐの頃こんなことがあったようです。
ユーロ導入前、同じ製品(同じ工場で生産されまったく同じ商品)が欧州各国で価格に差があった(イタリアはイギリスに比べやすかったなど)これは所得水準が違うから、安くしないとなかなか売れない、多少高くてもこの国では売れる、といった事情があった。

それまで、通貨が違ったので、電卓たたかないと値段の差は分からなかったけど、ユーロという同じ通貨で表示するとなったとたん、あれっ、あちらで買うと安いんだ、ということが誰の目にも明らかとなった。だから、国境近くに住む人は、わざわざお隣の国に行って購入するようになったんだとさ。
た~くさんの人が隣の国から買いに来るようになると、少し値段を上げるか、あるいは売れなくなった国の方のお店は値下げをする。こうしてどちらの国でも、だいたい同じくらいの値段におちつく。今まで隣の国まで買いに行っていた人も、まだあっちの方が少し安いけど、手間や交通費を考えると、地元で買った方がいいかな、と考えるようになるわけ。

これを地球規模で考えていくと、とある一箇所でしな生産していない特殊な商品で、地球上で買いたい人が均質にいた場合、おおよそ世界共通の価格におちついていく、という現象が起きる。代表的なものが航空機。そこから少し小さなものになると自動車とか。

生産地=消費地の商品の場合、比較的地域差が大きくなりやすい。鮮魚など。
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この回答へのお礼

とても詳しい回答ありがとうございます。

需要と供給を考えればいいんですね。

今回の旅行の最中「ユーロが導入される以前は、各国でそれぞれの通貨に両替しないといけなかったんだな~」と考えていました。現に、同じハンバーガーでも1ユーロだったり、1.5ユーロだったりしましたが・・・。

航空機の例は「なるほど!!」と思いました。

お礼日時:2007/04/11 20:20

スーパーとコンビニを比較して下さい。


ヨーカドーとセブンイレブンは同じ系列です、
ともに本部一括で大量買付け・大量販売を行っています。
人件費の違い、家賃などの諸経費の違い、配達などの流通コストの違い、コンビニは本部に支払うロイヤリティの関係でコストは割高です。
ペットボトル一つを比べてもすべてスーパーの方が安いです。

こうした違いが、欧州諸国でもあるのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

範囲を狭めて考えれば分かりやすくなるんですね。
確かにコンビニとスーパーを比較すれば理屈は一目瞭然です。

お礼日時:2007/04/11 20:13

原価、人件費、諸費用、利益で決まります。


原価はもちろん買い取り金額です。
人件費はお分かりですね。 雇っている人が多かったり時給が高かったりすると、販売価格に跳ね返ります。
諸費用が分かりにくいところで、地代家賃、光熱費、燃料費、通信費もろもろが含まれます。 店を借りれば地代家賃がかかるし、光熱費もかかります。 買い付けや営業などで車を使えば燃料費がかかります。 車両代もかかるでしょう。 
その様なものが販売価格に反映されるだろうし、税金も差が出る原因ではないでしょうか。 これらの物は地方によって必ず代わってきます。 東京やロンドンが物価が高いのは地代家賃の影響が大きいでしょう。 流通状況などが悪い場合も高くなったりしますよね。 それは燃料費や車両代でしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!

色々な因果で物の値段は決まるんですね

お礼日時:2007/04/11 20:12

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