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こんにちは、私はドイツ旅行好きの者で、毎年ドイツ国内の色々な所を旅しております。
先日、ドイツ南西部を旅行してきました。(シュトゥットガルト~シュヴァルツヴァルト地方)

そこで感じたことなのですが、この地方の地図を見ますと、ロイトリンゲン(Reutlingen)、テュービンゲン(Tuebingen)、ヘッヒンゲン(Hechingen)、ジクマリンゲン(Sigmaringen)、ドナウエッシンゲン(Donaueschingen)など、語尾が『~ゲン』で終わる都市が多いように感じます。

この『~ゲン』とは、どういう意味なのでしょうか?
宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

この接尾辞は -ing と -en で構成されます。



-ing はある場所や人物に属することを表します。接尾辞を除いた部分が人名であるか地名であるかはそれぞれの町について調べなければなりませんが、とにかく「~に属する人(々)」を表します。

-en は複数形の3格ですがここでは「地格」(~において)の意味で使われています。ということは本来 -ingen は前置詞を含んだ形であり「○○(地名)で」の意味になり、主格ではないのですが、後にこれが主格のように感じられるようになってきたようです。

英国に Bath というところがありますが、これが古くは aet Baethum (At the Baths) と呼ばれていたことに似ています。

よって -ingen が接尾辞と考えられ、これはオランダの Groningen, Scheveningen などに見られるものと同じでしょう。
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この回答へのお礼

おはようございます。
早速のご回答、ありがとうございます!!

今回、旅したところは質問文のように『~ゲン』で終わる都市ばかりだったので、少々気になっていました。

オランダの『Scheveningen』(スケベニンゲン)は、面白い読み方として目にすることがありますね。(^^ゞ

ご親切にありがとうございます。

お礼日時:2007/04/09 06:59

あれれ?小塩さんだったか忘れましたが、どなたかの本で、それは川に関する語彙(brunnen だったか ford だったか)だったと思いましたが、記憶違いだったかもしれません。

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この回答へのお礼

こんにちは、ご回答ありがとうございます。

ただ『小塩さん』といわれましても、どなたか存じません。

『Brunnen』は『井戸』、『噴水』、『泉』などの意味を持ち、『川』を含んでいるかは分かりませんが、参考にさせて頂きます。

お礼日時:2007/04/11 08:42

南西ドイツに多い、-ingenで終わる地名は、紀元三世紀頃、この地に移住してきたゲルマン民族によるものらしいです。


個々の名称は、各一族の頭領の個人名を冠しているそうで、たとえば、Storzingen という町がありますが、
Storzo、Storco、またはStarcaという名の頭領の一族が移ってきて、その集落が町へ発展したと考えられています。
-ingen という語尾は、すでに回答があったように、誰々に属するという所有を表す接尾辞で、左記の例では、Storzoは、強い、または大きいを意味するため、
Storzingen は「強大なる一族に属する(町)」という意味に解釈できるそうです。
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この回答へのお礼

こんにちは、ご回答ありがとうございます。

『-ingen』は、そのような意味だったのですね。
特にバーデン・ヴュルテンベルク州に集中しているので、とても気になっていました。

始めはカタカナの羅列にしか見えなかった都市名も、その意味や歴史的背景がわかってくると、とたんに興味がわいてきますね~。

お礼日時:2007/04/11 08:19

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