
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
>石油から生まれる化学製品って、どんなものがあるのでしょうか?
石油化学製品としては、身の回りのものとしてプラスチック(携帯電話、PETボトルなど)、合成繊維(ストッキング、ワイシャツなど)、合成ゴム(タイヤなど)、溶剤(シンナーなど)、医薬品(アスピリンなど)、その他(肥料、染料、塗料など)があります。
>石油と無関係な、現代の耐久消費財ってありえるのでしょうか?
身の回りで石油化学製品でないものとしては、紙(本、ノートなど)、金属(はさみ、電線など)、木(家具、お箸など)、天然繊維(肌着など)、石、コンクリートなどがあります。ただし、石油化学製品でなくても、石油化学製品が組み合わされている場合もあります。本は紙ですが、印刷インキは石油化学製品なのはご指摘のとおりです。そのほか例えばジーンズは天然繊維で作られていますが、染料のインジゴは石油から作られています。ちなみにサランラップは石油化学製品ですが、ティッシュペーパーは紙だから石油ではありません。
>石油がないと、生活用品はほとんど、つくれなくなるのでしょうか?
皆さん誤解されていますが、そんなことはありません。確かにプラスチックや合成繊維のような日用品は石油から作られます。だから石油がなくなったら日用品は作れないと考えるのは誤解です。要は石油以外のものから作ればいいのです。
石油化学製品が日本に普及し始めたのは1960年代からです。それ以前にもプラスチックや合成繊維などはありましたが、石油以外のものから作られていました。例えば、セルロイドはプラスチックですが、パルプから作られます。レーヨンは綿から、世界最初の合成繊維であるナイロンは石炭から、世界最初の合成染料であるモーヴはタールから作られていました。身の回りのものが石油から作られるのは、石油が大量に安価に入手できるからで、必ず石油から作らなければならないというものではありません。例え石油が手に入らなくなっても、石油以外のものから作ることは技術的に可能です。
>全ての人の生活に、全て関わっているのでしょうか?
もちろん、アマゾンの奥地の人には石油化学製品は関係ないでしょうが、面白いところではアメリカ人は「石油から」生まれる化学製品と関係ありません。え~と思うでしょうが本当です。アメリカのプラスチックや合成繊維は、実は主に天然ガスから作られています。だから石油ではない。中東もそうです。南アフリカでは石炭から化学製品を作っています。このように石油でなくても石炭や天然ガスから化学製品は作ることができます。トウモロコシから作ったプラスチックは実用化されています。将来は廃木材や麦わら、雑草などから化学製品を作ることになるかもしれません。
長文ご回答ありがとうございます。大変ためになりました。
>石油から生まれる化学製品って、どんなものがあるのでしょうか?
◆なるほど容器や電子機器の外装、衣類にも使われてるんですね。医薬品や肥料は意外でした。溶剤は少し馴染み無さそうですね。
石油化学製品が組み合わされ
印刷インキ。ほか例えばジーンズは、染料のインジゴは石油から。
>ティッシュペーパーは紙だから石油ではありません。
◆ティッシュペーバーは石油と無関係だったんですね。なんか昔オイルショックでトイレットペーバー高騰したと…、それは物流関係のコスト増だったんですね。
>石油がないと、生活用品はほとんど、つくれなくなるのでしょうか?
例えば、セルロイドはプラスチックですが、パルプから作られます。レーヨンは綿から、世界最初の合成繊維であるナイロンは石炭から、世界最初の合成染料であるモーヴはタールから作られた。
身の回りのものが石油から作られるのは、石油が大量に安価に入手できるからで、必ず石油から作らなければならないというものではありません。例え石油が手に入らなくなっても、石油以外のものから作ることは技術的に可能です。
◆おお、全然、知りませんでした。ちょっと安心しました。ありがとうございます。
>全ての人の生活に、全て関わっているのでしょうか?
アメリカ人は「石油から」生まれる化学製品と関係ありません。え~と思うでしょうが本当です。アメリカのプラスチックや合成繊維は、実は主に天然ガスから作られています。だから石油ではない。中東もそうです
◆えーと思いました。面白いですね。資源の分散投資ですかね、リスク分散というか。石油は最重要戦略物資ですもんね。
No.3
- 回答日時:
>石油から生まれる化学製品って、どんなものがあるのでしょうか?
いわゆる『ポリ』や『P』で始まるような物質がメインです。
(自治体などでもらえる廃品・リサイクルの分別の仕方の案内などに、いろいろな材料が載っていると思います。)
今、あなたの叩いているキーボードも石油化学製品でしょうね。
あとは液体のものとしてはガソリンや製薬工場、化成品工場、印刷工場で使われるアルコール、トルエン、シンナーなどの有機溶剤。身近なものでいえば、女性が使う除光液もアセトンを使った石油製品です。
(現在はノンアセトンもあるようですが)
>石油がないと、生活用品はほとんど、つくれなくなるのでしょうか?
化成品産業は言うまでもなく、石油がないと電気やボイラーの重油に不自由しますよね。原料が石油でない産業まで大きな打撃を受けると思われます。
パソコンも、デスクマットも、バインダーもペンも…今、目の前から消える文房具だけでもかなりあります。生活用品にも間違いなく支障が出ると思います。
>石油と無関係な、現代の耐久消費財ってありえるのでしょうか?
エネルギーまで絡めたら、この日本ではほぼないでしょうね。
原料だけでいえば、木製や紙製・ガラス製、金属製のものは免れることができるかもしれませんね。ただ塗料やインクで不自由がおきると思います。
耐久消費財に当てはまるか分かりませんが、僕の部屋では…箸、お椀、湯のみは大丈夫そうです。(塗りものがしてありますが、天然素材だと思います)
>全ての人の生活に、全て関わっているのでしょうか?
挙げ足取りになるかもしれませんが、アマゾンの奥地やアフリカの奥地に住んでいて、外界との接触のない民族がいれば、その人たちは関係ないでしょうね。
ただほぼ全ての人に、何らかの形で関わっていると思います。
ご回答ありがとうございます。
>石油と無関係な、現代の耐久消費財ってありえるのでしょうか?
>エネルギーまで絡めたら、この日本ではほぼないでしょうね。
すんません。条件きびしすぎました。
>原料だけでいえば
原料だけの話でお願いします。
>原料だけでいえば、木製や紙製・ガラス製、金属製のものは免れることができるかもしれませんね
新聞やノートも石油成分がはいってるのでしょうか?印刷物のインクで?
>木製…箸、お椀
タンスやイス、木製家具は、石油なしでもつくれるのでしょうか。
ニス?とか上塗りで石油?なんでしょうか?
No.1
- 回答日時:
ポリエステル、合成樹脂、プラスチック、ビニール…
一杯あるんじゃないですかね。
他にも動力として、車、飛行機、船、鉄道ほか輸送機関…。
熱源として、ビニールハウス、調理加工…
資源変換として、発電所…
石油と無関係な耐久消費財って、輸送されず、物流もなく
材料として使わないのだから…何でしょう。
「土地」かな?
ご助言ありがとうございます。
衣類や洗面具なども、石油なしには有り得ないんですね。
>石油と無関係な耐久消費財って、輸送されず、物流もなく
材料として使わないのだから
すんません。郵送・物流は無視で、成分に石油が無い消費財は
あるのかな?と。
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