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ツバルが地球温暖化による海面上昇のため、水没の危機にさらされているそうですね。
ツバルが水没の危機にさらされているのは事実だろうと思いますが、その原因が、ツバル自身の地盤沈下ではなく、地球温暖化による海面上昇である、という証拠はあるのでしょうか?

A 回答 (10件)

専門家ではありませんが私も気になったのでネットで検索してみました。


南西太平洋の海面上昇に関してはオーストラリアが最もよく調べているようです。
SPSLCMPはツバルやフィジーなど12の島々で14年ほどに渡って精密な海面上昇を
調べており、この期間の平均的傾向に限ればすべての観測点で海面上昇が見られます。
2006年の報告ではツバルに関しては平均で5.8mm/yrです。
(その他、フィジーで2.7mm/yr, トンガで8.1mm/yrなど。)
これは局所的な土地の上昇・沈降による影響と大気圧から予測される影響を除いた結果です。

問題の島自体の上昇・沈降ですがツバルではGPSで測定されはじめてまだ3年ほどのようです。
この間の傾向は-0.2mm/yrですがこれには±0.7mm/yrもの誤差(標準偏差)があります。
(フィジーで+2.9mm/yr、トンガで+1.8mm/yr、プラスが観測点の上昇)

詳しくは存じませんが、海面上昇や土地の動きの測定をmm単位で明らかにすることは
それ程たやすいものでないのだと想像します。
日本でも電子基準点が整備されておそらくまだ10年ほどです。
報告ではこの期間は全体の傾向を知るには短すぎることを強調しています。

当然ながら海面上昇はいろいろな比較的短期の影響を受けます。
東太平洋で大きなエルニーニョのあった1997~8年ごろは、各地で逆に比較的大きな
海面低下がみられています。その他、大気圧や海水温、海流などの長期変化も結果に影響します。

よけいなことですが、伝えられる情報を鵜呑みにせず、他の可能性が考えられないか、
常に考えておくことは科学では重要なことで、質問のような疑問をもつことは素晴らしいことです。
しかし希望的観測や利害関係から安易に回答を恣意的に選択するのは逆に危険です。
マスコミのセンセーショナリズムはどちらの立場にとっても安易な回答に飛びつく傾向があるように思います。
我々非専門家のレベルでは、信頼できるデータそのものが常に手に入るわけではないので、
論者やマスコミのこうした背景を見抜く努力も必要でしょう。
もちろん、その土地の人々にとっては、原因はともかく相対的な海面上昇自体が緊急の問題であり、
我々がどう対処すべきかが問われていることに変わりはありません。

参考URL:http://www.ga.gov.au/geodesy/slm/spslcmp/
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この回答へのお礼

ご意見は全くその通りだと思います。
この問題については、データ自体が未整備だが、とりあえずのデータでみると、海面上昇と地盤沈下の両方の影響があって、どちらかというと海面上昇の影響の方が大きそうだ、というところでしょうか。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/20 09:44

他の方と同様ですが、地盤沈下と海面上昇の両方があるようです。


元々海抜0地域またはそれ以下の場所が多い所ですからほんのわずかでも
その影響は大きいのでしょう。
話が質問内容からずれますが、
武田教授の話があったので、ひとつ。
武田教授の書かれた本をぜひ一度読んでみてください。環境問題に関する
考え方が変わります。
多少言いすぎのような面もありますが、別の方向から考えることができます。
わたしもリサイクルにどれだけのエネルギーが使用されているか調べたくなりました。
わたしが読んだのは
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
「環境にやさしい生活をするためにリサイクルしてはいけない」
です。思いっきり、テレビに影響されてると言われそうですが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
武田教授については、彼の言うことを鵜呑みにすることはできないと思いますが、他とはちょっと違うスタンスで発言する人がいるというのは、議論の幅を広げるという点で、基本的によいことだと思います。主流からみれば異端かもしれませんが、変に敵視したりするのはよくありませんね。

お礼日時:2007/04/20 09:39

水面があがるか、地面が下がるかのどちらか(またはその両方)・・・


なるほど、確かにそのとおりですね。

海面上昇の観測データーを探してみたのですが
適当な資料が見つかりませんでした、
過去の新聞記事URLを載せておきます 参考までに。
http://mfeed.asahi.com/international/update/0202 …
http://www.yomiuri.co.jp/nenkan/2002_01c.htm
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この回答へのお礼

リンク先の記事を拝見しましたが、年に2ミリとか3ミリとかの海面上昇だと、島が水没するというには足りない感じもしますが、南太平洋だけ上昇率が高いというのも、ちょっと不思議な感じがしました・・・。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/20 09:34

地球温暖化により、海面上昇が起きているのは、まず間違いありません。


海没の危機にあるのは、ツバルだけではありません。
地球的規模で、海岸の後退がおきています。
(以前アラスカの海岸後退のテレビを見ました)
また、南極やパタゴニア、グリーンランドなどでの氷河の減少なども事実として存在します。
それらの氷が海面の上昇につながっているのはまず間違いありません。

ただし、海面の上昇だけがツバル水没の原因ではありません。
さんご礁というのは、島の周りにさんご礁ができ、その後島が海没してできたものです。
サンゴは、浅い海にしかできませんので、一定以上の水深になると、サンゴは死んでしまいます。
死んだサンゴは、海水により削られ、地盤がもろくなり、いずれサンゴ礁自身が海没してしまいます。
ツバルで起きているのは、海面上昇と海面上昇に伴い、地盤の弱体・沈下が加速された相乗効果であると思われます。
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この回答へのお礼

地盤沈下にも海面上昇が影響しているかもしれない、ということなのですか。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/20 09:29

ツバルが地盤沈下していると思われる理由があったら教えてください、

この回答への補足

とくに根拠といえるほどのものは何もありません。
ただ、もしも水没するとしたら、その原因は、水面があがるか、地面が下がるかのどちらか(またはその両方)だと思うのですが、温暖化による海面上昇ばかりが喧伝されているように見えたので、本当はどうなのだろうかと、ふと疑問に感じた次第です。
よろしくお願いします。

補足日時:2007/04/11 09:14
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No.3回答にある武田教授の事は信用してはいけません。


地球温暖化を論じるテレビ番組の中で太陽発電器を自宅に設置し、ハイブリッド車を使用していると言った司会者に対して『全く無駄でやめた方が良い』というような意味の発言をした人物です。太陽発電にしてもハイブリッドにしても環境問題だけにとどまらず、限りある石油資源を大切にするという資源問題まで含めて考えると誰の目から見ても有意義な良い事であるのは明白にもかかわらず、自分の研究している温暖化の観点からの持論のみを持ち出してダメと結論づけるとは全く視野の狭い偏狭者と言えます。いわゆる学者バカです。
皆さんもこのような輩の発言は鵜呑みにしないように注意しましょう。
ツバルやモルジブの水没問題も結論は出ていませんが、地球温暖化の影響である可能性もまだ否定された訳ではありません。未だ議論中というのが正しい解答であるでしょう。
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この回答へのお礼

温暖化の影響が全くないことはないだろうとは思いますが、まだ議論中ということなのですか・・・。
ご回答ありがとうございました。
それと、武田教授については、ホームページを少しみた限りでは、視野の狭い偏狭者とか、学者バカには見えませんでした。テレビでの発言はよくわかりませんが、反骨系でちょっと毒舌タイプのようなので、誤解を受けやすいのかもしれませんね。とはいえ、誰の発言であっても、鵜呑みにしてはいけませんよね。

お礼日時:2007/04/11 09:57

物事の原因と言うのは必ず一つであるとは限りません。


特に地球の様な唯一のものに対して、起きている障害の原因を特定できる筈も無く、諸説紛々となる訳です。
これは人体についても言える事で、その人は死んで解剖しない限りは、お医者さんも経験や知識から推測を述べているに過ぎません。
しかし死にかかった病人は、たとえ仮説であっても助かりたいと思って治療を望みます。
氷河の減少と海面の上昇は世界中で観測されている事象であり、現在進行形であることは間違いありません。
ツバルの水没の何割が地球温暖化によるかと言うのは、現地の人にとっては意味が無く、逆に「全く原因でない・影響しない」と言う事が証明されて、初めて意味を持つ論議だと思います。
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この回答へのお礼

物事の原因が1つではないというのは、まさにおっしゃるとおり。複合的な要因を妙に単純化しすぎると、答えを見誤る危険があるかもしれませんね。
ツバルの問題も、海面上昇と無関係ではないが、それが全てでもない、というのが本当のところかな、という気がします。
ただ、ツバルの政府は、自分たちの水没の原因は、全て温暖化による海面上昇にあり、だから先進国は自分たちを救う義務がある!、と主張しているようにみえるので(報道のバイアスがかかっているのかもしれませんが・・・)、ちょっと引っかかるところもあるのですが・・・。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/11 09:40

地球温暖化に関して少し違った見方をする名古屋大学教授の先生です。


http://takedanet.com/
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この回答へのお礼

ご紹介いただいたページをチラッと読みましたが(ボリュームが多くて、全部は読み切れそうもありません・・・)、少なくとも語り口は、トンデモという感じはしないですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/11 09:32

ツバルは#1さんも言うようにさんご礁帯です。


さんご礁帯の島はいずれ水没します。
おそらく水没している途中なのでしょう。
それを地球温暖化に結び付けているような気がします。

ちなみに温暖化の原因のCO2は大部分が海から発生しているそうです。
人間が発生させるCO2はそれ程多くないそうですよ。
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この回答へのお礼

サンゴ礁帯の島は、水面が上昇してもしなくても、いずれ水没する運命にあるということなのですか・・・。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/11 09:27

ツバルは火山帯じゃありません。

地殻変動の少ないサンゴ礁帯の島です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
地殻変動がないから、地盤沈下はないということでしょうか?
ただ、地殻変動で上下するほどではなくても、地下水のくみあげといった、ミクロな要因で地盤沈下が起こることもあり得るような気もしますが・・・・。

お礼日時:2007/04/11 09:22

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