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日本はどうして旅客機を製造しないのでしょうか?昔YS11やZERO戦など超優秀な機材を世界に見せつけてきた日本の航空技術っていうか、日本人元来の才能を発揮できないのはもったいない気がします、旅客機なんて膨大な資本と土地と技術が必要なのは分かります。しかし、日本人が得意とするような型も市場には存在すると思うし、競争できるんじゃないかと思うんですけど。
アメリカをはじめ、海外は「日本が製造はじめると・・・恐い」のでは、と思うのは私だけでしょうか?

A 回答 (8件)

はっきり言って、安くできないのですからどうしようもありません。


世界の大メーカーが量産能力に物を言わせて廉売している中、
新規参入で同じ価格帯のものなんか作れっこありませんからね。
それに、今の航空機市場は新製機はダンピングの嵐、
原価割れで売るだけ売っておいて、あとでメンテナンスで取り返そうという、
そういう商売の仕方をしてるといいますから。

それに、航空機の設計能力だって高が知れてますしね。
昔の飛行機だって、別に世界で群を抜いて優秀だったわけではないですし。
たとえばゼロ戦だって、非力なエンジンを誤魔化すために、
乗員を守る防弾能力をほとんどそぎ落としてやっと運動性能を確保していた
わけですし、重武装化に対応することも十分にはできませんでした。

10何年ほど前に短距離離着陸機の「飛鳥」なんてのの開発も官民総がかりで
やってましたし、自衛隊のF1攻撃機後継のFSXの純国産開発も
技術的にはかなりいい線まで行ったのですが、一つは価格が壁になったこと、
そしてもう一つは某友好国の政治的経済的圧力のためにポシャったようですね。
(結局F16焼き直しのF2攻撃機に決まった)

ただ、日本の企業がボーイングなどの下請けで、機体や翼の構造部分の
制作を請け負っているという事例はありますし、自衛隊が買ってる
戦闘機は、図面はMDあたりのものですが、国内でライセンス生産を
しているものです。ですから、制作するだけの技術力がないわけでは
ありませんが、開発能力は世界的なレベルとは言いがたいのでは…?

まぁ、どっかの外圧を恐れてびくびくとやったところで、
ノウハウの蓄積もろくに進まないでしょうから、
あまり得策とは思えませんね。
日本は得意の自動車やら電気製品を売りまくって、
その稼ぎでヒコーキ買ったらいいんですよ。
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2字大戦のホツダム宣言受諾によって.日本国内の航空機製造が一切できなくなりました。


そのご.昭和30-40年代になったときに作れるようにはなりましたが.なんといっても米国の力(経済支配・新特許)が強く.実質的に技術が遅れてしまい作れなくなってしまったのです。
今航空機を作るとしてもほとんどの特許を米国で押さえていますから.特許使用料が高くて.米国製航空機の値段では作れないはずです。
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以前(15年くらい前かな)、エストール機という国産輸送機を作るプロジェクトがあり、1000m位の滑走路で離発着出来る飛行機が試作されたことがあります。


そのプロジェクト終了後、作成されたエストール機は解体されました。
そのときの理由はアメリカとの関係を重視するとの理由でした。
つまり日本が飛行機を作るようになると、アメリカの航空産業に影響が出る事から作れなかった訳ですね。

参考URL:http://www.nal.go.jp/jpn/newsletter/y99/m10/p01_ …
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YS11を作ったときにもそうでしたが航空機を作るには非常にたくさんの技術と許認可が必要となります。


航空機を1機作るには小さな国の国家予算と同じぐらいの金額が必要となりそれが売れるためにはそれだけの能力を持っていなければなりません。

YS11の開発が終わった後本当ならばその技術を使ってより高性能な旅客機の開発が行われるはずでしたがYS11の売り上げが悪かったため赤字となり結局その計画は消えました。
国家予算を使ってもそれが出来なかったので今後はそういった計画自体が起こることもないかと思います。

また、貿易収支の関係で旅客機を購入せざるを得ない状況でもあります。

一番大きかったのは戦後日本が長い間航空機の製造、飛行を禁止されていたためその間に旅客機の開発から取り残されてしまったということもあります。

この辺のことは「YS11 国産旅客機を作った男たち」を読むとどれだけ大変かがよくわかりますよ。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/kawato/airliner/book/ …
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日本国内では三菱重工や川崎重工などが旅客機の部品を製造しています。



大型旅客機は、航空機メーカー(たとえばボーイング社など)一ヶ所で全てを作るのではなく、世界の色々な国で部品を作り、それを一ヶ所に集めて合体させます。(下記URL参照)

http://www.jalcard.co.jp/members/agora/agora03.h …

先に述べた三菱重工などでは、部品の製造の他、航空機メーカーと協力して、開発も行っています。いずれは零戦のように世界に名高き国産旅客機が登場するやも知れません。

参考URL:http://www.jalcard.co.jp/members/agora/agora03.h …
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みんなの言う通り、儲からないからです。


ボーイング社等でも、アメリカ国内だけでなく、ヨーロッパでも一部分を作り、専用の飛行機で運び、ドッキングさせています。運んでも、他国で作るほうが安価なんです。
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日本は世界一給料が高いらしいですよ。

庶民には実感できませんが

たぶん 価格競争力ではかなわないと思いますし
ボーイング(ジャンボジェット機)のように世界一安全な航空機と認識されている会社と対抗する会社は日本には存在しないと思います。

自分が海外旅行をする時に、新鋭の日本製(もしあったら)とジャンボを選択するとしたら、どちらに乗りますか?
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パーツの製造は手がけており、ボーイング777型機のように、日本製のパーツが基幹となっている機種も存在します。



ただ、実際に航空機を作る技術があっても、それを売っていくことが難しいのです。膨大な開発費はセールスという費用回収手段があってこそ成立するものです。

年間に100機程度は生産しないと費用的にペイしないと言われていますし、販売には実績が必要です。
小型機にしても海外の有力メーカーがすでにあり、それを出し抜くのは非常に困難といえる。ましてや空を飛ぶものですから、技術的な信頼よりは実績を優先するのではないでしょうか。
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