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それならば 「いよいよ 富貴にないて取らせようぞ」

さうあれば前世には無い事なれども「お通りを下さるる」

「なうなう」お刀を下さるる


「 」の中、何か一つでも分かればお願いします。
分かるようで、分からなくて・・・

A 回答 (2件)

 前回の回答で「いよいよ」の意味が抜けていました。

「いよいよ」は「ますます」の意味です。
>「さうあれば前世には無い事なれども、お通りを下さるる。これへ寄つてたべませい」となっているのですが、狂言の世界ではお酒も「たべる」という表現になるのでしょうか?
 はい、「たべる」は本来「いただく」の意味ですが、飲食物をいただく場合に限って用いられます。古語としては平安時代から「飲む」「食う」の謙譲語または丁寧語として用いられました。相手に対する言葉遣いからすれば、現代なら尊敬語を使うところですが、身分の上下関係がはっきりしていた時代ですから見下した言い方になっています。「前世」は仏教で言う、「生まれ変わる前の世」ではなく、「前例」の意味でしょう。
 「そうであるなら、前例には無いことだが、(直接)お杯をくださる。こちらへ寄って頂戴せよ」ということでしょうか。
 
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この回答へのお礼

2度に渡って、丁寧なご回答ありがとうございました。助かりました。

お礼日時:2007/04/16 15:57

 質問する場合は、もう少し前後を長く引用してください。

あるいは、その文が出てくる題名を挙げるとか。出来たら回答者を悩ませるような質問の仕方はしないでください。
 文体としては「狂言」の一部かと思いますが、その一部だけ現代語訳をすると、とんでも無い間違いを起こしやすいのです。
 「富貴にないて」は文字の書きまちがいはありませんか。もしこれで合っているなら、「ないて」は「なして」の音便で、「金持ちにして やろうぞ」でしょうか。「富貴」とは今の財産家。
 「お通りをくださるる」は「盃(お酒の意味)をくださる」か。「お通り」は「お流れ」と同じで、身分の上の人の杯のこと。
 「なうなう」は「のうのう」で、「もしもし」とか「ねえ」とかいう意味の呼びかけかと思います。

この回答への補足

そうですね、すみません。

お察しの通り、「狂言」の一部で上からそれぞれ「福の神」「餅酒」「秀句傘」になります。

重ねてで申し訳ないのですが、「お通り」の前後、
「さうあれば前世には無い事なれども、お通りを下さるる。これへ寄つてたべませい」となっているのですが、狂言の世界ではお酒も「たべる」という表現になるのでしょうか?

もしご存知であればお願いします。

他の二つ、よく分かりました。ありがとうございます。

補足日時:2007/04/16 13:33
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