プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

はじめまして、北海道教育大学でゴレンジャー(戦隊モノ)を中心にした企業やビジネスについて研究して、授業に昇華できたらなと思っています。

そこで何点か質問させていただきたいです。


・ゴレンジャーはなぜ5人なのか?
そもそも、ゴレンジャーってなんで5人なんでしょうか?見栄えですか?真ん中にいて、両端に対象形で広がっている形がいいんでしょうか?3人になったらますます分かりません。
自分としては、「科学忍者隊ガッチャマン」が石ノ森正太郎先生に影響を与えたと思うのですが、「ガッチャマン」がそうなら、じゃあなんで「ガッチャマン」は5人になったのかという話になるのですが・・どなたか分かる方いらっしゃりませんか?


・なんであの5色なのか
戦隊モノは大体決まった色があると思います。最初は「赤・青・黄・緑・モモ」ですが、なんでそのように決まったのでしょうか?
子どもにアンケートを採ったという話は良く聞きますが、その実際を確認できません、文献などないでしょうか?インターネットに、ウルトランのもとは赤じゃなくて青だったけど、撮影機器の影響で赤に変更せざるを得なかったというエピソードも見ましたが・・・。

どなたか分かる方いらっしゃいませんか??


よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

何度も追加で申し訳ありません。


色々資料を漁っていたら、LDBOX3の中で発表されていたデザインは興味深いものがあります。

「ゴレンジャー」が初期の「ファイブレンジャー」という名称だった時に石森章太郎先生が書いたデザイン画では、モモレンジャーはマスクとスーツは桃色ではありません。「白」です。
アイマスクのデザインの色が、赤ではなくてピンクです。
つまり企画段階で桃色は想定していなかったのです。
それこそ赤・青・黄・白・緑で、五色の旗の配色そのものでした。
余談ですが、キレンジャーのアイマスクはへの字。ミドレンジャーが一文字で、おなじみのミドレンジャーのVの字はあとから修正されたことがわかります。一文字はキレンジャーのアイマスクに変更。

吉川進プロデューサーが、ペギー松山役にきまった小牧リサ嬢のホットパンツ姿を見て、健康的な太ももが印象的だったので「モモレンジャー」に変えた、というウソみたいな話もあります。それで白から桃色にカラーが変わったとか。しかし、小牧リサ嬢が後年バトルフィーバーJのミスアメリカのスーツアクトレスを勤め、(ふとももがチャームポイント)ダイアン・マーチンの吹き替えもこなした事実から、冗談とも思えないのが怖いところです。

それから5ッ星にカシオペアが選ばれたのは理由があります。5つ文字の星座ならどれでもよかったのではありません。
「永久に輝け5ッ星」というタイトルでお解りだと思いますが、日本の位置から見たカシオペア座は、決して地平線に沈まないのです。永久に輝く5ッ星はカシオペア以外にないのです。
そして、カシオペア座の日本名は「五曜星」です。(別名・碇星、九曜星)
日(太陽)月を除いた
火(赤)
水(青)
木(緑)
金(白)
土(黄)
の順で並んでいます。キレンジャーとミドレンジャーの位置関係が逆なのも、企画時のマスクのデザインが逆に近かったことと関係があるでしょう。この順だとモモレンジャーは白です。

このゴレンジャーは企画時に、吉川プロデューサーは、他のプロデューサー仲間から、「子供番組ばっかり作っているから視聴率がとれないんだ」を言われたそうです。それを聞いた脚本家の上原正三氏が激怒して、「子供番組だからこそ手を抜けないんだ。俺が吉川先生に20パーセントの視聴率をプレゼントしよう。」といったとか。それで綿密に企画をすすめて大成功を収めたのです。本当に20パーセントをプレゼントしてくれたので、とてもうれしかったそうです。これは昭和62年に発売されたコロムビアレコードの特撮サウンドグラフィティのゴレンジャー解説に紹介されていました。

以上が1982年から2005年までの私の特撮映像コレクションと収集資料からご紹介できるものです。

蛇足ですが、赤をリーダーにしたのは、「子供達にアンケートをとったら赤が一番人気だったから。」という紹介文もありますが、厳密には違います。

それ以前にゼロ戦レッド・赤銅鈴之助・仮面の忍者赤影、キャプテンウルトラといった生身のヒーロー、ウルトラマン・ウルトラセブン・アイアンキング・レッドバロン・マッハバロン・ファイヤーマンなどのスーパーヒーロー、ロボット。赤い体色、赤を全面に押し出したキャラクターは数多く、ゴレンジャー誕生以前から、赤はヒーローの色、と定着していたのです。

青だとブルーバック処理ができなくて合成できないから赤を多用した、という特撮合成上の問題が、赤を男の子のヒーローの色の定番にしたという訳です。

赤が一番人気だったのは当然です。

ご参考までに。
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この回答へのお礼

おっとこれはかなり核心に迫っている感じの回答ですね!

確かに「永久に」輝いている「五つ星」はカシオペアですね・・そして日本名の「五曜星」といい、こりゃすげえ!!

って感じです、参考になりました!!ありがとうございます!!!

お礼日時:2007/05/14 18:16

まずゴレンジャーの生い立ちを・・・。



昭和50年4月から、毎日放送と朝日放送制作番組について、関東地方での放送を明確に分けることが決まりました。
毎日放送はTBS。朝日放送はテレビ朝日(当時はNET)
それで、仮面ライダー(昭和46年)の制作は毎日放送で、関東では土曜日の7時半から放送でした。
しかし、仮面ライダーアマゾンが昭和50年3月いっぱいで放送終了後、後番組の仮面ライダーストロンガーは毎日放送制作のため、TBSに放送局が移ることになってしまうんですね。
そこで、今までやっていた土曜日7時半の枠を埋めるために企画されたのが「ゴレンジャー」です。

さて、どうして5人なのか?
日本人の昔からの芝居を踏襲しています。
歌舞伎等の芝居小屋には看板役者が主役から順番に並びますが、これに秘密があります。
日本における成功芝居には下記の配役設定があるのです。

看板一枚目:主人公で正義感があり、熱血⇒アカレンジャー
看板二枚目:クールで男前。ちなみにかっこいい人を2枚目と言う理由はここから着てる⇒アオレンジャー
看板三枚目:ひょうきんで客を和ます人。ひょうきんな人を3枚目というのはここから来てます。⇒キレンジャー
看板四枚目:女形、いわゆるヒロインで紅一点⇒モモレンジャー
看板五枚目:子役など。若くて明日を担う配役⇒ミドレンジャー他
看板六枚目:敵役。いわゆるライバルや敵⇒黒十字軍
看板七枚目:これが一番重要「老け役」。主人公たちを見守り叱咤激励する人生の経験者⇒秘密戦隊の長官

ゴレンジャーの配役は昔からある歌舞伎役者の配役にちなんでいるのです。とくに意外と大事なのが7枚目にあたる老け役の設定。
若い人ばかりでも、二枚目役者ばかりでも、美人ばかりでも芝居は成功しません。どういうわけか、成功した芝居の影にはこの「老け役」ありといわれています。
それから、ヒット作の裏には上記看板7枚役者以外に、あと一つ重要な役柄があります。それは意外にも「やられ役」。
よく時代劇で主役に切られては画面外に消える人たちことです。
この人たちがいるから主役が目立ち、そしてより強い敵役の人がかっこよく登場して、主人公との戦いを盛り上げるのです。
実はこのやられ役、時代劇ではよく見ますが、ヒーロー番組では「仮面ライダー」のショッカー戦闘員が初めてなんです。
仮面ライダーも番組開始前に試行錯誤してます。監督が「なんか盛り上がりに欠けるんだよな」と思ってたところ、このやられ役を仮面ライダーに取り入れたらどうなる?と思ったのが始まりです。
監督が時代劇出身だったんですね。

これは仮面ライダーやゴレンジャーを制作した会社が、時代劇の雄「東映」であることからも「なるほど~~」と思えます。

ゴレンジャーの配役などは時代劇を培ってきた東映ならではの発想だったのですね。
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この回答へのお礼

東映と、ゴレンジャーと、時代劇の関係は、どこかで見た気がしますが、一枚目、二枚目・・・はとても参考になりました!!

それにしても、看板七枚目まであるなんて・・八枚目以降はないんですか??


でもとても参考になります、ありがとうございます!!!

お礼日時:2007/05/14 18:19

こんにちは。


面白そうなこと研究されているんですねえ・・羨ましいです(笑)
ゴレンジャーがどうして五人なのかということに確たる理由があるのかはわかりませんが、あのかたちが踏襲されて多くの戦隊の雛形になったことには意味がありそうな気がします。
やはり一番大きいのはバランスでしょうか。質問者さんも仰っているようにあの「真ん中があっての対象形」というのはやはり見た目がいいですし、すっきりしています。甥っ子と一緒に最近のものも見たりするのですが、あれが六人だと何か間延びした感じできれいじゃないんですよね。
バランスの面からだと最小単位は3ですが、最近は仮面ライダーだって一度に何人もいるようですから三人では戦隊もの独自の味みたいなものがもう一つ薄まってしまいますし、キャラクター配分も面白味に欠ける気がします。戦隊ものの話にはよく誰か一人に焦点を当てた回がありますが、ああいうのも三人ではすぐ一周してしまいますしね(笑) 
それに今度は七人とかいうことになると、これはどうしてももうごちゃごちゃしてしまいます。特に小さい子どもは憶えきれないんじゃないでしょうか。数がまだよくわからない子どもでも片手の指の数くらいはギリギリ把握出来ます。目で追うのも大変な感じになってしまうと感情移入出来ませんし、そうなると結局全体的な受けもよくないんじゃないかと思います。
やっぱり微妙なバランスから5が一番落ち着くということかもしれません。でも時々基本三人編成になったりするのはマンネリ化を防ぐ為とか、「五人組」というを踏襲しながらも新しいかたちを模索しているということではないでしょうか。
色も勿論色々な思惑があるんでしょうが、やはり子どもが見てわかり易いということも大きいのではないでしょうか。子どもがぱっと見て何色なのかわからないのではきっちり色分けしている意味がありませんし(最近はそういう色もあったりしますが)戦闘シーンなど引きの画になった時に他の色と紛らわしくても同様ですよね。
そうなると「赤」「青」「黄」というのがやはり自然に選択されてくるでしょうし、ゴレンジャーの場合それに「若さ」を象徴する緑と「女の子」を象徴するピンクを加えた・・といったところでしょうか。五人はきっちりキャラクターが分けられていますから「情熱的な赤」のように視覚的にもそれを捉え易いのは子どもにとってもより感情移入し易い仕組みなのだと思います。緑と黒は遠目に区別が付き難いので当初は同じ戦隊に入れることを避けていたというような話も聞きますし。
何かあんまり参考にならない話をダラダラしてしまってすみません。研究頑張って下さい。完成したら見せて・・もらうことは出来ませんよね(笑)
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この回答へのお礼

確かに、ターゲットの1つである低年齢の子ども達の立場になって考えてみれば、そんなに多すぎても覚えられるかどうかわかんないですね・・・


そういえば自分の指は5本だなって再認識した今日この頃です。

ありがとうございました!!

お礼日時:2007/05/14 18:11

今見直して笑っちゃったのですが。


アスカケンジですね。アシカじゃないです。
ウィークポーントではなくてウィークポイントですね。
素直に明日香健二と打てばよかった。アシカ・・・。
失礼しました。
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この回答へのお礼

あ、たしかに(笑
でも丁寧に解説していただいて助かりました!!

お礼日時:2007/05/09 11:46

大体ヒーローの色には定番があります。



日・白もしくはピンク
月・黄色もしくはオレンジ
火・赤
水・青
木・緑
金・金色もしくはオレンジ
土・茶色もしくは黒

一週間の色が基本です。
レインボーマンや忍者キャプターがこれに近い配色ですね。
花忍はピンクですが、これは白のかわりでしょう。後年カクレンジャーでは晴れて忍者ホワイト鶴姫がでてます。

ゴレンジャーもこんな感じでしょう。7人ではなく5人でも違和感がないのは、東洋には古来から5色の旗が存在するからではないでしょうか。赤、青、黄、白、紫(黒)の配色は見慣れています。これがたまに青の替わりに緑になっていたり、紫がピンクに見えなくもないでしょう。

また、ゴレンジャーの5ツ星は物語の重要なポイントになります。
カシオペアという星座が敵黒十字軍総統のウィークポーントでした。
カ・カイジョウツヨシ(アカレンジャー)
シ・シンメイアキラ(アオレンジャー)
オ・オオイワダイタ(キレンジャー)
ペ・ペギーマツヤマ(モモレンジャー)
ア・アシカケンジ(ミドレンジャー)
であり、黒十字総統に対抗できる選ばれた5人だったのです。
カシオペアの文字が5文字なので5人にしたという訳です。
ゴレンジャー番号が4がペギーで5がアスカなのは、この文字配列を崩さない為です。

最終回、「真っ赤な大勝利!永久に輝け5ツ星」というサブタイトルは、後年の五星戦隊ダイレンジャーの歌詞中で「永久の輝け5ツ星」とあるので、ああ、ここにゴレンジャーの流れが確かに!と思った程です。

蛇足ですが言葉の頭文字を集めると敵のウィークポイントが判るストーリーは同時期より少し遅れて制作された「宇宙鉄人キョーダイン」中のハナツミの歌でカマクラダイブツとなる、使われ方をしていました。

5色、五ツ星がポイントでしょうか。東洋人の心に何か訴えるものがあるのだと思います。
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この回答へのお礼

1週間の曜日が色の基本になってるなんて全然知らなかったです!!なるほど・・

なんとなく今思ったんですけど、日曜日は赤くなってるカレンダー多いですよね?あれとはまた別の話ですか?なにか文献あるんでしょうか?

あと、ゴレンジャーも登場人物の名前の頭文字とったら「カシオペア」になるのは知ってましたけど、「カシオペアの文字が5文字なので5人にした」っていうのは知らなかったです!

ってことは、カシオペアのエピソードをやりたいから5人にしたし、名前にも細工をしたってことですよね?
そんな情報はどういうところで見つけるんですか?
参考文献やURL、情報元を教えていただけたらうれしいです。


でもこんなにありがとうございました!!!

お礼日時:2007/05/09 11:44

なぜあの色なのか?はわかりませんが、5色いる理由は偽者攻撃に対する備えなんだそうです。



もし全員が同じ色、デザインだった場合、同士討ちを避けるため
何も出来なくなってしまいます。

5色いても、それぞれの色の偽者が大勢やってきたらどうするか?
これは、手当たりしだい自分と同じ色のヤツを倒せば良いのです。

ちなみに戦隊物の5人は、色の他に、
熱血漢、クール、チビ、デブ、女子
という共通点もあります。(一部例外もあります。)


このあたりは、柳田理科雄氏が詳しく(?)研究しています。
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この回答へのお礼

に・偽者攻撃に対する備え・・・全く予想してなかった答えですね・・・柳田理科雄さんは楽しく読める本がたくさんありそうですね。
早速探してみます!ありがとうございます!!

お礼日時:2007/05/08 18:23

こんにちは。



えーぇ、研究するんですよねぇ???
聞いちゃうんですかぁ???

…嘘です(笑。

とりあえず、この辺から見てみてはいかがでしょうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%AC% …

理由はいろいろあるんだと思いますから、仮説を立てて立証していく…ってのが面白いのではないでしょうか?
でわ!
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この回答へのお礼

研究してます・・・手当たりしだいインターネットや本はいろいろ見てますよ~。・゜・(ノД`)・゜・。

やっぱりウィキは1つの手段になりますよね。

頑張ります!ありがとうございます( ̄∇ ̄+)

お礼日時:2007/05/08 15:53

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