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もうひとつ質問です。この実験では抽出溶媒にジエチルエーテルを使用しました。こういった抽出用溶媒の選択するにあたり、どのような事を考慮すればよいのでしょうか?今実験内容に沿った回答をお願いします。

A 回答 (4件)

前の質問が締め切られたのでここに書きますが、エーテルで抽出する前に、人参の水分を除く必要があります。

そのために、水と混ざりあい、かつ揮発性の溶剤であるメタノールで処理して水を除きます。固形部分を押しつぶさなければ水を完全に除くことができないということです。
溶剤の選択肢として、メタノールと同様に、水と良く混ざるアセトンやプロパノールなどの可能性も考えられますが、これらはメタノールに比べて脂質を溶かし出してしまう可能性があるので、β-カロテンの一部が失われてしまう可能性があるので好ましくありません。したがって、脂質を溶かさないメタノールを使うのが好ましいといえます。

メタノールで処理した後は、脂質を良く溶かす溶剤で、残った固形部分からβ-カロテンを抽出します。この時に水が残っていると抽出の際に固形部分と混ざりにくくなります。つまり、水が残っていると、固形部分がサラサラにならず、べとべとになっているはずです。
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この手の実験ではジクロロメタンを用いることが多いです。


そうすれば有機層にほとんど水が入りませんから。
まあ、別にエーテルや酢酸エチルでもかまいませんが。
これらの溶媒の特徴等は、これまた実験書でも見れば書いてあるでしょう。
有機化学的な常識からもわかって欲しいとは思いますが。

これに加えて、考察するならこれらの溶媒の沸点でも調べてみたらどうですか。何かいえるはずです。

あ、そうそう、ここでの抽出は水溶液から有機物を抽出するのではなく、固体から有機物を抽出するんです。したがって、水があっては具合が悪いんです。これは前の質問とも関係します。
おっと、書きすぎたかも。
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有機合成をしていたものですが、その観点から言いますと、合成した化合物の構造式を見て極性を推定して使用する溶媒を決定します。

それと、エバポレーターで飛ばしやすい溶媒を選択します。
といっても、抽出はルーティーンワークなので、大体決まってきますがね。

極性の低いものならヘキサン・塩化メチレン。
それ以外ならエーテルが主でしょうか。

なお、(1)の方が水と混ざらないことと書いてますが、抽出によく使う(ジエチル)エーテルは水をよく溶かします。なので、無水硫酸ナトリウム(ボウショウ)で脱水します。たぶん、今回の実験でも使ったと思いますがね。
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 生化学については素人ですが、一般的な有機合成の観点から申します。

抽出溶媒にジエチルエーテルを用いる場合としては、水に溶ける不純物を含む場合が考えられます。ジエチルエーテルに溶けるのが目的物(βカロテン)のみであれば、あとの不純物は水層に移動し、エーテル層を濃縮すれば目的物が単離できます。抽出溶媒を選択するポイントとしては、
(1)水と混ざらないこと。
(2)目的物をよく溶かすこと。
(3)沸点が低いこと(濃縮が容易なので)。
などでしょう。βカロテンの単離をしたことがありませんので全くの推測で言っております。間違っていたらすみません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます(1)(2)(3)をよく考えて書いてみます。

お礼日時:2007/05/18 17:42

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