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 江戸時代の役人(お侍)と今の役人(官僚、公務員)について、どっちが好きですか、あるいは嫌いですか。
 どっちも好き、どっちも嫌いでも構いません。また尊敬できるできないや良い悪いなど何でも結構です。

A 回答 (5件)

こんにちは。


最近の「お江戸ブーム」を受けて武士に一票投じたいところですが、中々そうもいかない感じはしますね。
(幕末にはそのツケが回ってきたとは言え)「それでも大丈夫な時代だったから」という理由も大きいですが、本当に武士の「お役人」としての仕事は名ばかりのものが多かったようですし、武士としてある程度の生活を送るのに最良なことは上昇志向を持たず余計な出費をおさえて年金生活者のように暮らすことであったというようなことも聞きます。そういう立場の人達に「いい仕事」を求めるのは無理ですよね(勿論どこでもそうであるように全ての武士が「役人」として役立たずだったという訳でもないでしょうが)。
ただ、身分からくる面子がある一定以上には腐敗を進ませないブレーキの役割を果たしていたということはあるようです。だから良いとは言えませんが、自分が公務員であることを全然意識していない人々に比べたら幾分マシなのかなと思えなくもありません。
それに今は良くも悪くも「平等」意識が高いですから、もし公務員が威張っていたら腹も立ちますが、最初から身分社会に育っていたらどうでしょう。一部には勿論不満を持っている人もいたでしょうが、元々何事も「平等」でなければなどという考えに触れたこともない訳ですから、多くの人達は「そういうもんだろう」としか思わなかったろうと思います。「身分の壁には人は必ず立ち向かっていくものだ」なんてことをさも人類普遍の原理(?)のように言う人もいますが、それでは歴史を一定方向からしか見ることが出来ないようにも思います。
私は「お役人」というものをあんまり好きにはなれませんが、ああいうシステムの中にいては多くの人が「お役人」という型にはめられてしまうのもある程度仕方ないと思いますし、そう考えると嫌いになることも出来ません。
ですが実態がよく見えてしまう分、やはり比較するとほんの少しだけ武士のほうがいいかも・・なんて、まあこれはきっと「よくあって欲しい」という願望も入っているんでしょうね(笑)
何かあまり答えになっていない上、質問者さんにとっては退屈であろう話ばかりになってしまってすみません。
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この回答へのお礼

>年金生活者のように暮らすことであった
 このような言い方初めて聞きました。なるほど、武士の人生というのも見方によればナガーイ暇つぶしということが云えますね。
>「身分の壁には人は必ず立ち向かっていくものだ」なんてことをさも人類普遍の原理(?)のように言う人もいます
 私もそのようには思いません。生物の進化の歴史を見てみますと、何かを打ち破って種の勢力を拡大するというよりは、生き延びて行く隙間探しのような感じがします。
 江戸時代の武士も庶民も全ての人が、生まれたときからこんなもんだと思っていたと思います。そして与えられた隙間をなるべく安住の地にするように、それなりに懸命に生きていったんでしょうね。
 余談ですが、昔の職業に↓こんなのがあります。全部江戸時代のものとは思えませんが隙間商売というのは面白いですね。
http://hiramatu-hifuka.com/onyak/syokmuka.html
 実際のところ、責任の取り方だけは江戸時代の武士の方が断然上だと思いますが、ほかのところは時代の要求するものが違いますからねえ、なんとも無茶な質問をしてしまいました。
 勉強になりました、ありがとうございました。
 

お礼日時:2007/05/23 21:54

江戸時代を生きてたわけじゃないので、比較のしようがないですね^^;



どっちも同じ日本人です
根底的なものは何も変っていないのでは無いでしょうか?
江戸時代なら、官僚批判をすれば・・・切捨御免で済ませられた分、役人としては、楽だったんではないでしょうか?
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この回答へのお礼

>江戸時代なら、官僚批判をすれば・・・切捨御免で済ませられた
 たしかに、おっかなくない分今の方がマシといえますな。
 ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/23 21:14

うーん、どうでしょうねぇ。

どちらかといえば、今の公務員のほうがましでしょうか。理由はいくつか考えられますが。

・江戸時代の公務員(武士)は、ともかく仕事をしない。勘定方などは忙しかったようですが、そうした毎日働いている武士はせいぜい半分以下だったでしょう。城代番などは3~5日に一度登城してただぼ~~っとしているだけ。そういった、数日に一度お城にいく程度で後は非番という仕事がかなりありました。それに比べると、今の公務員はちゃんと働いてます(笑)。

・制度を維持するのにあまりに無駄が多い。江戸時代の武士による行政に比べたら、今の公務員制度にかかる費用など微々たるものです。なにしろ、ろくに働かない人間を多数抱えていたわけですし、やたらと金がかかるさまざまな制度があったわけですから。「こいつらにそんだけ金をかけるなら、もっと他に使い道があるのに」と思ってしまいます。

・公務員(武士)は、今などよりはるかに偉そうだった(笑)。なにしろ、身分が上ですから。ちょっと想像してみましょう。役所に何か用があって出かけたら、そこの人間がみんな偉そうで自分よりいばっていたら。そういう役所は、イヤですねえ。今より杓子定規で融通も利かない。しかもこちらの意見を訴えたりすることもできない。そういう役人、どうでしょうね?

個人的に「高潔な役立たず」より「下世話な働き者」のほうが好きです(笑)。今の公務員、そんなにダメですか? 問題なのは一部であって、大半はけっこう働き者だと思いますよ。無論、企業に比べると甘い点はあるでしょうが、武士よりははるかにマシでしょう。

人間、自分の目の前にあるものはどうしても悪いところまで見えてしまいますが、情報だけでしか知らない世界というのは、どうしても自分の中の「こうあってほしい」という形を投影して見てしまいがちです。知らないで想像だけで「彼らは立派だったに違いない」とおもう人間たちよりは、目のまで毎日働いている人間たちの姿をもっときちんと見るべきだ、と思うのですね。
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この回答へのお礼

 冷静な目で見つめれば、回答者さんのおっしゃる通りと存じます。
 何しろ、時代や環境が違うものをどっちがいいか比較しろというわけですから・・・。ルールが同じの相撲で朝青龍と雷電がどっちが強いかの方がまだマシかも知れません。
 ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/23 21:11

No.1です。

高山正之先生の名前を誤変換してしまいましたので、訂正します。
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この回答へのお礼

 ごていねいにありがとうございます。

お礼日時:2007/05/23 12:53

比較になりません。

 武士は武士道に基づいて厳しく己を律しており、今の腐れ役人のようないい加減な行政や無駄遣いや汚職はしませんでした(皆無とはいいませんが)。 明治維新で、武士以外の精神的に高潔でないレベルの人間が、試験の成績が良いだけで官僚になるようになり、日本の国が堕落が始まったと、高山正幸先生が、以前週刊新潮に書いておられました。 中国の衰退も、その原因は科挙による官僚制度(下賎なレベルの人間でも試験の結果次第で高級官僚になれる)にありました。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。
>中国の衰退も、その原因は科挙による官僚制度(下賎なレベルの人間でも試験の結果次第で高級官僚になれる)
 なるほど、知識をイッパイ詰め込む能力があっても、根っこが腐っているやつはアカンということでしょうなあ。
 ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/23 12:52

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