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最近では、いろいろな解析方法が開発されてリン酸化タンパク質も網羅的に検出することができると聞きます。
しかしながら、例えばある疾患特異的に存在するリン酸化タンパク質を発見したとして、そのリン酸化タンパク質がどのような働きをしているかはどのようにして解析するのでしょうか?
発見したリン酸化タンパク質のノックアウトや過剰発現などをすることが多いのかもしれませんが、発現を変化させても必ずしもそのタンパク質がリン酸化されるとは限らないように思えます。
アドバイスがありましたら、宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

文脈から見て「リン酸化タンパク質」は「リン酸化されているタンパク質」という意味なのでしょうね?


だとすると、そのタンパク質がリン酸化されるアミノ酸残基は配列から推定可能だし、そのタンパク質を分析することで実際にリン酸基の付いている残基を特定することも可能です。
リン酸基の付加できるアミノ酸残基は限定されていますから、そのリン酸化されていた残基をリン酸基を付加できない物に置換したタンパク質や、負電荷を持つアミノ酸に置換してリン酸化された状態に似せたタンパク質などを元々のタンパク質のかわりに発現させて、影響を調べていけば良いのではないでしょうか。
「リン酸化を行うタンパク質」すなわちリン酸化酵素を標的にする場合は、リン酸化を行う為に必要な酵素活性部位のアミノ酸残基を置換することで解析ができるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
リン酸化タンパク質とは「リン酸化されているタンパク質」という意味です。
アミノ酸置換の情報は非常に参考になりました。

お礼日時:2007/05/31 12:53

一番、手軽なのは培養細胞を使いノックダウン(siRNA)。



目的タンパク質の発現がよく減少すれば、(ふつうは、)リン酸化目的タンパク質も減ります。それをリン酸基特異的な抗体などで検出。

>発現を変化させても必ずしもそのタンパク質がリン酸化されるとは限らないように思えます。

ちょっと言っていることが分からない。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
やはり発現を抑制させるのが手っ取り早いのでしょうか。
ただ、同じタンパク質においてリン酸化体と非リン酸化体が存在した場合やリン酸基が1つ付いているタンパク質と複数ついているタンパク質とが混在する場合にそのタンパク質の発現を抑制しても、リン酸化体の働きのみを明らかにすることにはならないと思うのですが如何でしょうか。

補足日時:2007/05/28 09:27
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