とっておきの手土産を教えて

平素よりお世話になっております。
本日2投稿目ですが、ひとつよろしくお願いいたします。

TOEIC問題集から、、、
369;You'd better have your aching tooth _____ out.
正解はA)pulled,なんですが、 なぜ、D)の to be pulledでは駄目なのですか?
378;Fred was almost asleep when he heard his name ____ .
正解はc)called、なんですが、なぜ、D )の to be calledでは駄目なのでしょうか?
382;The boy wants to have his strange name ____ .
正解はchangedなんですが、なぜ、to be changedでは駄目なのでしょうか?
この問題集は、解説が非常に手抜きでほとんど詐欺のようなもの
なんですが、せっかく買ったので最後までやろうとしているところです。上の説明が一切なく憤激しているのですが、どなたかお教えいただければ幸いです。よろしくお願いします。
また、どういう時に、SVO+pp ではなく、SVO+to be p.p.
になるのでしょうか。

A 回答 (3件)

こんにちは。

5/9のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。

1.You'd better have your aching tooth _____ out.:

このhaveは使役動詞で、have+目的語(物)+過去分詞で、「目的語を~してもらう」という意味になり、文型はSVOCの第5文型になります。

この時、OとCの間にはOC=SVの関係が成り立ちます。ここではO=your aching tooth、C=pulled outになりますから、OをS、CをVにして文を作ってみると、

your aching tooth (is) pulled out
「君の痛む歯は、引き抜かれる」
歯が主語になりますから、「~を引き抜く」という他動詞pull outは、「引き抜かれる」という受身の意味になり、is pulled outとしなくてはなりません。

使役動詞のようなSVOCの構文では、Cに過去分詞が来る場合は、be動詞は省略されて、過去分詞がそのまま来ることができるのです。これは、過去分詞の形容詞的性質からきたもので、補語になる形容詞にbe動詞が必要ないように、形容詞ととれる過去分詞にもbe動詞が必要でなくなるのです。

この文の意味は
(直訳)「君の痛む歯は、引き抜かれ、させる、方がいい」
→(意訳)「痛む歯は、引き抜いてもらう方がいい」
となります。


2.Fred was almost asleep when he heard his name ____ .:

このこのhearは知覚動詞で、hear+目的語(物)+過去分詞で、「目的語が~されるのが聞こえる」という意味になり、文型はSVOCの第5文型になります。

この時、OとCの間にはOC=SVの関係が成り立ちます。ここではO=his name、C=calledになりますから、OをS、CをVにして文を作ってみると、

his name (is) called
彼の名前が主語になりますから、「~を呼ぶ」という他動詞callは、「呼ばれる」という受身の意味になり、is calledとしなくてはなりません。

知覚動詞もSVOCの構文なので、Cに過去分詞が来る場合は、be動詞は省略されて、過去分詞がそのまま来ることができるのです。

この文の意味は
(直訳)「自分の名前が、呼ばれるのを、聞いた時、フレッドは~」
→(意訳)「自分の名前が呼ばれるのを聞いて、フレッドは~」
となります。


3.The boy wants to have his strange name ____ .:

このhaveは使役動詞で、have+目的語(物)+過去分詞で、「目的語を~してもらう」という意味になり、文型はSVOCの第5文型になります。

この時、OとCの間にはOC=SVの関係が成り立ちます。ここではO=his strange name、C=changedになりますから、OをS、CをVにして文を作ってみると、

his strange name (is) changed
「彼の変な名前は、変えられる」
名前が主語になりますから、「~を変える」という他動詞change(自動詞の用法もありますが、ここでは他動詞)は、「変えられれる」という受身の意味になり、is changedとしなくてはなりません。

これも使役動詞ですから、SVOCの構文になり、Cに過去分詞が来る場合は、be動詞は省略されて、過去分詞がそのまま来ることができるのです。

この文の意味は
(直訳)「その少年は、自分の名前が、変えられる、ことを望んでいる」
→(意訳)「その少年は、自分の名前を変えて欲しいと思っている」
となります。


4.SVO+to be ppになる時:

(1)to be ppの部分は補語Cにはなりませんから、SVOの第3文型の構文になります。

(2)SVO+to不定詞をとる動詞は、ある程度決まっています。例:
I think him to be~「彼が~だと思う」
I believe him to be~「彼を~だと信じる」
It proved him to be~「彼が~だとわかった」
It turned out him to be~「彼が~だとわかった」
など、to be~が、思考や判断を表す動詞の内容を表しているような場合で、使われます。

(3)ちなみにto beの後にはppを持ってきて受身の意味にもなるし、形容詞をそのまま持ってくることもできます。例:

I believe his name to be called.(to be+pp)
「私は、彼の名前が呼ばれると、信じている」
I believe him to be honest.(to be+形容詞)
「私は、彼が正直者だと、信じている」

(4)ただ、これらの用法も、to be+pp の場合、to beが省略されて過去分詞がそのままくることもあり得ます(例:I believe his name called.)。しかし、使役動詞や知覚動詞では、to be+ppとはならず、過去分詞がそのまま補語として用いられます。


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

今回もまた、感動的なほどに丁寧な解説をありがとうございました。
よく理解できました。お礼投稿後、ノートに書き写しておきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

お礼日時:2007/05/29 10:06

もう一つ、No.1の方が、



>(1)to be ppの部分は補語Cにはなりませんから、SVOの第3文型の構文になります。

と書かれていますが、普通、補語と認められるものも結構あり、第5文型扱いになっているはずです。

多少厚い文法の本を見れば、どれもその形の例文が載っているはずです。

少なくとも、

>I think him to be~「彼が~だと思う」
>I believe him to be~「彼を~だと信じる」
>It proved him to be~「彼が~だとわかった」
>It turned out him to be~「彼が~だとわかった」
>など、to be~が、思考や判断を表す動詞の内容を表しているような場合で、使われます。

はみな第五文型として認められていると思います。
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非常に簡単に言ってしまえば、to は一種の時間差を表すのです。


I'm happy to see you. とか、I promise to go with you tomorrow. のうようなto は、どちらも述語動詞との時間差を表しているわけです。つまり、「君に会って、それからうれしく感じている」であり、「明日一緒に行くと言うことを、今約束する」ですから、「うれしい」とか「約束する」とは時間差があります。同時ではないわけです。

使役動詞の場合も、同じことで、時間差を表すと考えると、統一的に理解できます。have については、以下の記事の中ほどにあります。感覚動詞というのは、生き生きした感覚があるわけで、それはその場での臨場感とつながりますから、どうしても時間差を示すtoとはそりが合わないと言うことです。頭の中で再現すると言うことなので、一種の非現実であり、時制を持たない原形または現在・過去分詞が使われることになります。

以前、使役動詞について、以前、投稿したものがあるので、ここにコピーしておきます。
お役に立てば幸いです。

使役動詞は、「誰々に、何々をさせる」のような意味合いで使います。
例えば、He made me clean the room.「彼は僕に部屋の掃除をさせた。」です。
使役動詞で問題になるのは、主語+使役動詞+目的語+補語の形のときの、補語の部分に来る動詞の形です。to clean のように、to が付く形が来るのか、ただの clean だけでいいのか、をよく間違えます。

以下、その説明です。

makeは、完成状態を目的語に取ります。例えば、
I made a chair. なら、「完成した椅子」を作ったことになるわけです。この完成と言う感覚が、即時と言う感覚を生み出し、
make+目的語+原形不定詞 と言う語順を選ばせているわけです。
他にも、I helped him to clean the room.とtoがないI helped him clean the room. は、多少違い、toがある場合は、直接的に助けるのではなく、彼以外の誰かに私が掃除を手伝えと言ったと言うような間接性を暗示させます。それに対し、 to なしの場合は、直接的に手伝う、つまり、自分も雑巾を持って、と言うことです。これと同じで、to がない形は、それだけ、直接的なニュアンスを持ちます。そう言えば、感覚動詞の場合も、補語に原形をとりますよね。I saw him kick the ball. これも、感覚は、心の中での、それだけ生き生きした再現を暗示するからです。

それに対し、force の方は、単に強制するだけですから、目的語は、強制される方向へ動くわけで、その動きをtoが表していると思えばいいと思います。つまり、to は、目的語が、何か、迷うと言うか、どうしようかなと、逡巡する間の時間差を表すと、見ればいいと思います。

He made me clean the room. 有無を言わせず、または、非常な権力と言うか権威を持って、または、自分の方で、相手に抵抗すると言う試みもなく、「私は部屋の掃除をした。」結果に重点があり、過程については述べていない。

He forced me to clean the room. 彼は、私が嫌がっているのに、脅したり、何かの権力のようなものを使って、私が抵抗しているのにもかかわらず、「私に部屋の掃除をさせた。」結果と言うよりも、過程に重点がある。

この他にも、to が必要かどうかを迷うものにhave,get があります。

The teacher had the students clean the room.「先生は生徒に部屋の掃除をさせた。」haveが使われているのは、もうすでにそこにあるものを持つという感覚があるからです。つまり、教員にとって、生徒が掃除をするのは当然のことであって、特に生徒の気持ちを変化させる必要性がないからです。つまり、主語+have+目的語+動詞の原形 という形で、toをとりません。

The man got his wife to take care of the children.「男は妻に子供たちの世話をさせた。」
この文では、getが使われていますが、getは、変化を意味します。つまり、It got dark. 「暗くなった。」のような文のgetの使い方と同じです。明るい状態から暗くなったという意味ですね。「男は、妻に、いろいろ言葉を尽くして、(たとえば、今度の休みには皿洗いをやるからとか、次の出張でお土産を必ず買ってくるとか)妻の心を動かし、子供の面倒を見てもらった。」という意味です。目的語の心の変化を表すのがtoです。

もっと心が変化すると、intoが使われます。

He deceived her into thinking he was rich. 「彼は彼女をだまして彼が金持ちだと思い込ませた。」

などですね。
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この回答へのお礼

to にそういう意味があると知り、椅子から転げ落ちるほどの
知的衝撃を受けました。force, make, get, haveなど to 
があったりなかったり、積年の悩ましき点であったのですが、
今回のご指導を機に、身近に感じることができるようになると
思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/05/29 10:11

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