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『日本の転落と愛国心の欠如』の論文を書かなくてはなりません。どのように論文を書いていいかわかりません。文章が書かれた紙を渡されて、これを読んで、論文を書きなさいと言われましたが、あまり深く理解できないので、アドバイスや、意見をお願い致します。
 日本は腐敗し転落し敗北し停滞しやる気がない。その理由の一つは愛国心を抹殺したから。敗戦後、愛国心は悪とされた。国は悪であり、国を代表するものは全てを悪とされた。天皇陛下も軍隊も靖国神社も警察も国旗も国歌も悪。これらは全て軍国主義とされた。良いものは平和、非武装、人権、金儲け、経済大国。これらは全て憲法に揚げた理想、或いは憲法が間接的に奨励したものである。日本は金だけを崇拝し愛国心を抹殺した。日本人はお互いに利権だけで繋がっている。鈴木宗男代議士と選挙区との関係は利権だけである。全ての代議士と選挙区の関係は利権である。だが金銭関係は、国と社会を分裂させる。みんなが利権を求めて、お互いに競争するから。お互いに足を引っ張り合うから。だから日本は結団できない。愛国心は公共精神の母体である。国を愛さない人間は公共の利益を無視する。でも愛国心は度が過ぎると、危険な非他主義になり軍国主義にもなる。しかし適度の愛国心がないと国が滅びる。公共精神が失われる。愛国心の好例。NHKの『プロジェクトX』に登場する人物はみな愛国者である。愛国心とは利権の逆である。国の為に公共の利益の為に私利私欲を抑制することである。他人の為に国に税金を納めることである。国のために戦う事である。同胞と苦しみや喜びを分かち合う事である。サッカーワールドカップの例。『にっぽん・にっぽん』と叫んで自分の国のチームに応援声援する事の幸せ。世界中でやっているのに日本では抹殺されてきた。日の丸と君が代のどこが悪いのか。占領軍が日本を弱体化するために、愛国心を禁止したことが原因。

A 回答 (15件中1~10件)

No.8の返事の続きです。


愛国者論議がずいぶん高まっていますが(笑)、
歴史を振り返って、問題の根底を探して見ようと思います。

ちなみに、ほとんどこの本(※)の記述を私なりに解釈した
内容となっていますので、できましたらオリジナルを一度
読んでいただきたく思います。

※『日本国憲法の問題点』 小室直樹/集英社インターナショナル
 詳しくは参考URLをクリックしてください。


1.日本の近代化を支えたのは「武士」である。

明治時代の歴史を少々思い出して欲しいのですが、明治時代
に活躍した人々のほとんどは、士族、つまり武士階級の出身
でした。
なぜ武士階級の人々だけが活躍したかと言いますと、教養を
持ち、かつ公のために尽くすという思想を持っていたのが彼ら
だけであったからです。

これは他国も同様で、国家の近代化の過程では特定の階級
出身者が活躍しています。イギリスではジェントリ-やヨーマン
が、ドイツではユンカーが該当します。


2.教育を通じた「国民」の育成

明治維新では下級武士が奮闘して徳川幕府を打倒し、維新
を成し遂げ新政府を樹立します。

しかし、西欧諸国と対等に付き合うことのできる近代国家を
成立させるには、政治・産業・教育など多くの分野に人材が
必要です。
ところが、一部の士族(武士階級)を除けばほとんどが、
国家の行く末などお上の考えること、自分たちには関係ない
と考えていた庶民ばかりでした。

そこで、明治政府は教育を通じて「国民」を育成しようと
します。その現れが義務教育の普及や教育勅語です。


教育勅語は封建的だという意見も多いです。しかし私は、
教育勅語には日本人の封建的気質を打破し、日本人に
「平等」という概念を教えようというねらいがあったと
考えています。

西洋社会ではキリスト教を通じて「神の下の平等」という
概念が存在していました。しかし、キリスト教が普及しな
かった日本では、身分制度ばかりが発達し、「平等」という
概念が一般的には存在しませんでした。
しかし、国民の自由と平等が成立しなければ、近代国家・
近代社会の成立など絵に描いた餅にしかすぎません。

そこで、明治政府は
「天皇のもとで全ての日本国民はみな平等である」
という考えを持ち出し、国民に平等という概念を普及させよう
とします。その思想が教育勅語の理念の一つになっています。

それから、近代国家を支えるには、かつての武士のように
公のために尽くす人材が必要です。
明治政府は、教育勅語を通じて国民の道徳教育を推進します。


3.太平洋戦争で善戦した日本軍兵士

太平洋戦争で、日本はアメリカと戦います。
アメリカの何分の一にしかすぎなかった当時の日本の国力
を考えれば戦争の勝敗は明らかなのですが、それにも関わ
らず当時の日本政府は開戦を決断します。

|戦前・戦中の日本政府/軍部首脳の愚劣さについては、
|弁護する気にもなれません。

しかし、召集された日本軍兵士は、お国のために尽くすの
は今ぞとばかりに果敢に戦います。
しかし根本的に戦争を支える国力がアメリカと比べて圧倒
的に劣っているので、戦争が長引くと物資が欠乏し、敗退
を重ねます。
追い詰められた日本軍は玉砕を繰り返しますが、攻撃する
アメリカ軍に猛烈に抵抗します。


4.戦後にアメリカが日本にしたこと

ポツダム宣言の受諾により日本は連合国に降伏し、アメリカ
軍を主力とするGHQの占領統治されます。
日本軍を打ち負かしたアメリカ軍ですが、日本軍の手強さ
については、当事者の彼らが一番よく知っています。
そこでGHQが何をしたかというと、将来に日本がアメリカ
に逆襲することのないように、幾つか対策を実施します。

一つは憲法で、いわゆる「第九条」戦争の放棄を憲法に明記
させました。もう一つが「教育」です。

アメリカは、日本軍の勇猛果敢さを、教育勅語を通じた愛国
教育にあると分析しました。
そこで、教育勅語の廃止と、愛国精神を除去した教育基本法
の制定を日本政府に命令します。


5.戦後の日本経済の発展を支えた人たち

NHKの「プロジェクトX」には、戦後の経済発展を支えた
人物が数多く登場します。
彼らは戦前の教育を直接受けた世代、あるいは戦前に育った
個性豊かな創業者(ホンダの本田宗一郎とかソニーの盛田昭夫など)
と接し、薫陶を受けた人たちです。

そのような人たちが、私益の追求だけでなく、広く日本経済
の発展や社会の利益のために尽くしたお陰で、戦後の日本
は敗戦後の焼け野原から世界第二位の経済大国にまで発展
しました。

もちろん、朝鮮戦争勃発による戦争特需や、冷戦激化により
かつての敵国アメリカが、日本を東アジアにおける重要な
同盟国とし、経済面で多くの優遇をするなど多くの幸運も
ありましたが、何も無い立場で公のために尽くした多くの
日本人の努力があってこそ、成し遂げることができたので
はないでしょうか。


6.戦後世代と日本経済の停滞

しかし時代が進むにつれ、戦後の日本経済の発展を支えた
世代が引退し、戦後の教育を受けた世代が社会に進出します。

戦後世代は戦前より自由な雰囲気の中で成長しますが、そ
の反面、愛国教育を通じた「公のために尽くす」精神を知らない
彼らは、戦後の経済発展の中で私益の追求に走ります。
その結果が、地価高騰によるバブル経済となって現れたわけ
です。

バブル経済は、大蔵省官僚が主導した「土地取引の総量規制」
により幕を閉じますが、彼らもまた戦前・戦中の政府/軍部
首脳に負けない『大馬鹿者』でした。
日本経済は修復不可能な大ダメージを受け、現在に至るまで
日本経済は低迷を続けています。


7.これからの日本について(この箇所は私個人の意見です)

日本の発展と衰退の両面に渡り、教育問題が重要なキーポイント
であったことが理解できたかと思います。

説明を省いてしまいましたが、戦前の、特に昭和に入って
から日本が滅亡への道を進んでしまった理由の一つとして、
官僚制度が硬直化し、政府や軍部官僚に、国益や社会の利益
よりも省益を追求する姿勢があったことは、非常に重要で
あると考えています。

今の日本の一部の官僚・国会議員の政治姿勢を見ても、この
問題が未解決のまま、現在まで残されているのではないでしょうか。

愛国教育が全てであるとは断定しませんが、広く国や社会
の発展のために「公のために尽くす」人材を育成すること
が、日本の未来のために重要であると、私は考えています。

参考URL:http://www.esbooks.co.jp/myshop/komuro
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この回答へのお礼

わざわざ、調べて頂き誠に恐縮です。心からありがとうございます。今から、テストなのですが、この事を良く理解して、望みたいとおもいます。本当にありがとうございました。

お礼日時:2002/07/03 12:37

日本は腐敗し転落し敗北し停滞しやる気がない。

その理由の一つは愛国心を抹殺したから。

>>さっきインターネットで国語辞書で調べたら愛国心とは国を愛する事、とでました。愛、自体は抹殺されてないと思います。スタイルは変更されたみたいですが

敗戦後、愛国心は悪とされた。国は悪であり、国を代表するものは全てを悪とされた。天皇陛下も軍隊も靖国神社も警察も国旗も国歌も悪。これらは全て軍国主義とされた。良いものは平和、非武装、人権、金儲け、経済大国。これらは全て憲法に揚げた理想、或いは憲法が間接的に奨励したものである。

>>天皇陛下は象徴として健在だとおもいます。
それに、第二次世界大戦後、世界で残った軍国主義ってほとんどないように思うのです。世界大戦で世界のほとんどが武力戦争の愚かさにきづいたのでは?
敗戦後、日本の基礎を築いたのはアメリカですけど、それはしごく時代の流れに沿った基礎だったからこそ今日の日本の繁栄(日本人自体なにしたかわからなくても)があるのだとおもうのですが

日本は金だけを崇拝し愛国心を抹殺した。日本人はお互いに利権だけで繋がっている。鈴木宗男代議士と選挙区との関係は利権だけである。全ての代議士と選挙区の関係は利権である。

>>経済社会で、世界は経済・法などで動くのですから、これらのセンスをもつのは必須事項です。金だけを崇拝してしまったのは日本人の勝手だと思います。
・・議員?さんたちの社会はよくしらないけどこれに関しては私にも不満はある。気持ちはわからなくもないですね。

だが金銭関係は、国と社会を分裂させる。みんなが利権を求めて、お互いに競争するから。お互いに足を引っ張り合うから。だから日本は結団できない。

>>競争理論?ですね。こういう状態がおこるのは日本人が競争の論理を正しく理解できないせいもあると思うんですよ。
正しく、つよい倫理感に従って競争したならば、文明は発展するはず、なんですよ。要するに、軍事国家以前に、世界でいう戦略というのは、日本にはなかった思想らしいですから。日本人がしらない考え方なのであつかいきれてないのでは(日本にあったのは武士道であって戦略でないという)

愛国心は公共精神の母体である。

>>辞書には「国を愛する事」とでました。インタネットですけど

国を愛さない人間は公共の利益を無視する。でも愛国心は度が過ぎると、危険な非他主義になり軍国主義にもなる。

>>これは軍隊式教育の結果、国を愛することが軍国主義になってしまった事を逆に述べているのではないでしょうか?
国を愛する、という結果なにを望むかはその時の国民の考え方に左右されるのでは?平和主義の権化が国を愛したならば多分ものすごい平和主義が出現すると思います。

しかし適度の愛国心がないと国が滅びる。公共精神が失われる。

>>今のとこ国際化社会ならびに社会諸制度の一番おおきな枠って「国」ですから
公共精神は国単位でも必要でしょう。ですが公共精神、その根底には社交上のエチケットやマナーといったものでもあるのではないかと・・・・

愛国心の好例。NHKの『プロジェクトX』に登場する人物はみな愛国者である。
>>みてない。わからないです。

愛国心とは利権の逆である。
>>愛国心とは国を愛する事です。インタネットでは。広辞苑ではわかりませんが。

国の為に公共の利益の為に私利私欲を抑制することである。他人の為に国に税金を納めることである。国のために戦う事である。同胞と苦しみや喜びを分かち合う事である。

>>これが愛国心的行為かというと疑問ですね。
愛国心と関係ない、非常に個人的な意見、かつ巧妙なプロパガンダに思えます。
これこそまさに、軍事行為です。軍事を剥奪されて一般の国民もプロパガンダがなにか分かるようになった今このようなセリフは以前のようにたやすく通用しませんよ。

サッカーワールドカップの例。『にっぽん・にっぽん』と叫んで自分の国のチームに応援声援する事の幸せ。
世界中でやっているのに日本では抹殺されてきた。

>>問題は愛国心云々でなくなりふりかまわずやるからマナーの問題で嫌がられるんですよ。多分。・・・・それにいまだにやってるんじゃないの?一部

日の丸と君が代のどこが悪いのか。

>>日の丸は卑猥な冗談考えたヤツのせいで私も頭上に掲げるのが嫌だなと思うようになりました。考えたのは私より上の年代の方だと思いますが。
また君が代は独裁者に奉納する歌みたいな部分が、帝国主義をほうふつとさせ、今の社会制度にそぐわないのではないでしょうか?
帝国主義は愛国心の結果のひとつの形かもしれませんが、あくまでも皇帝のための帝国で、国民の国というより皇帝のために全てささげておつかえするものだったのでは?国は国民のものでいいんですよね?公共精神云々というからには。

占領軍が日本を弱体化するために、愛国心を禁止したことが原因。

>>占領軍?はかつての日本人の軍隊式教育でねじまがった愛国心を適度に時代や周囲に合わせてくれたのだと思いますが。

愛国心は別に禁じられていません。
自分でそうのたまっていること自体が愛国心の欠如であり、こういった思想をもって視野を狭くし未来をぶち壊すことこそ日本の転落だと思います。
日本は武力でなく知性でもって世界に挑むべきだとおもいます。

----私意見です

私にはこの文は先祖返り思想の権化に見えます。
また、全体的に戦争のテクニックのひとつであるプロパガンダを用いた文に見えます。
日本にはキリスト教が定着していないので、進化論的要素
をもつ発想に皆疑問を持つ人が少ないのでこういった先祖返り思想でもって愛国心だと勘違いする人が出現しやすいのかもしれません。

また、ここでいう愛国心で天皇陛下におつかえするのなら、天皇陛下のセリフ以外を信じるのはどうかと思います。
国をけなしている時点で文章の作者は象徴である天皇陛下を汚しているように思います。

あらゆる意味でこの文をかいた奴こそ私にとって日本の恥。
何度もいいますがこの文章自体が愛国心の欠如であり、こういった思想をもって視野を狭くし未来をぶち壊すことこそ日本の転落。
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この回答へのお礼

細かい解説をありがとうございます。何となく理解が深まりました。私には愛国心とは、深く考えた事も、理解も、なかったので、助かりました。ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2002/07/03 12:41

 要するに、愛国心とは、「自分の属している国に誇りと愛着心を持つ」ということだと定義されているようです。


 また、「自分の属している国が危機に瀕している場合、自分だけの利益より国全体の利益を優先させる事」も愛国心だということでしょう。
 自分の身近な事を考えれば、より分かりやすいと思います。まず、どれだけの人間が自分の不利益になることだけれど、会社や団体全体のためならば、それを犠牲にしても努力することが出来るか?と考えてみればどうでしょうか?
 昔の例で言えば、幕末の勤皇の志士は、非常に愛国心の強い人たちであったと言えます。土佐藩の坂本竜馬の場合は、自分の生まれた国(土佐藩)を捨てても、脱藩浪人という犯罪者のレッテルを貼られても、このままでは日本が諸外国の食い物になって滅びてしまうと考えて、どうすれば防げるかと考えに考えた末に、薩摩藩と長州藩の力で政権を天皇に変えさせるという事を実現しました(もちろん、他にも多数の志士が居たのですが)。

 現在の国の情勢を考えてみると、700兆円以上という国の借金があるのに、特定の国会議員とその集団は、土木事業や公共事業に群がって、元々は国民全体の利益のために使われるべきである税金を引き出し、特定の業者に垂れ流し、その見返りとして自分が政治献金を受け取るという構図を作ってしまっています。
 また、田舎の場合は、どうしても道路などで不便な所が多いという実態はあります(ただし、現在では国道が十分整備されつつありますので、それほど極端に困るというほどでも無いのですが。従って、不便であるとしても、山の中の道路や個人の家周辺の道路などが主なのですが)。
 多くの農家団体で構成されている田舎の場合、こういった不便な道路を整備してくれる政治家を中央政府に送ることで、どうにかしてもらおうと考える癖があります。
 また、地方の場合、どうしても産業が限られます。特定の企業が進出しているのは、広島とか愛知県の豊田市などと限られていますので、その他の地域での産業と言えば、農業と政府や地方自治体主体の公共事業(土木工事)が中心になります。従って、そういった地域では、土木業を営んでいる業者が多く、また農業と比較して裕福になっています。
 そういった構造上の問題と、政治家による従来の税金垂れ流しの実態(地元業者への国の甘やかし)が、鈴木議員に代表される橋本派議員の公然とした汚職に結びついています。

 過去の例では、その構図を守るために、与党という権利を取得しようと、以前は野党連合であった内閣を、その一部の党と結託することで数合わせを行って引き摺り下ろして(衆議院議員の過半数の確保)、なし崩しに与党に返り咲いたという歴史もあります。

 都市部の有権者は、このような実態を憂えて、特定の議員によって日本の税金管理という国が財政難で破綻してしまうのではないかと心配しています。
 しかし、どれほど野党が頑張っても、数の上で優位にある自民党・公明党・保守党の与党が牛耳っている以上、最終的な採決では負けています。従って、政治の世界では、まだまだこういった利権をめぐっての争いは絶えない様相を呈しています。

 このような課題を出された教授は、こういった日本の将来を嘆いておられるのでしょう。
 企業にしても、自社の利益のためには、どんな汚い手も使うといったケースを多いですし、とにかく「自分さえ都合が良ければ、周囲の人や国全体が困ったり、破綻しても関係ない」という風潮も多くなっています(不況で余裕が無くなっているのもあるのでしょうが)。
 ここで、国全体を復興させ、ひいては自分達の生活を本質的に向上させる努力を日本国民全体が行わなければ、東南アジアの国のように、IMFから借金する他国の属国になるという憂き目が待っています。(そうなると、すべての経済活動は国連〔実際はアメリカなど〕の言いなりにするしかなくなります)
 確かに、軍国主義に国歌や国旗は使われましたが、日本国民の国全体を思う心を喚起するためには、必要になっているというのも頷けます。
 
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この回答へのお礼

そうですね。みなさんのご回答を読むほど、理解してきました。イロイロな意見もあり混乱しますが。ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2002/07/03 12:45

愛国心があるかと問われれば、「ない」とは答え難く、さりとて「ある」とも答えにくい。

国が国民の人権や繁栄などをゆがめたとき、国民は国を信頼しなくなるが、この状態でも愛国心がなくなった状態かというと、そうとも言い切れない。つまり、愛国心とは、各人の存在価値に関る問題であり、国の施策の巧拙により影響は受けるが、愛国心自体は抹殺されるようなものではない。 
存在価値の集合である愛国心が顕在的に見られるのは、いわば一体感が問われる場面であり、天皇や日の丸や国歌、軍隊などといった事項である。これらは、すべて国策の問題である。国策の巧拙や個人の利益の関りなどで、端的に言えば、国家を好きになったり嫌いになったりするのである。嫌いになったから愛国心が薄れたかというと、必ずしもそうとも言い切れないことは前述したとおりである。

日の丸も君が代自体に問題があるのではなく、第二次大戦を引き起こした軍部独裁が、元首である天皇の容認のもとになされたのではと(事実は軍部の独裁となっている)、疑問を持つ人々もいるというところに根っこがある。日の丸と君が代は、その天皇家を称えるものとして作られたという経緯があるからである。

理論的には、例え天皇家のものであっても、その天皇を国の象徴としたからには、それが国旗や国家となっても不思議はないのである。しかし、この辺りの割りきりが出来ない人々も多数いるということである。

このような背景から、愛国心と日本転落は直接的な関係はなく、転落の原因は、大きくは国策の問題であり、他国の努力や条件がわが国を上回ったからなのである。 

憲法問題を含め、占領軍は軍部独裁の芽を摘むため、或いはそれを拡張させて、作為的な施策を行ったことは確かにあると思う。
しかし、戦後50年以上経過した今日、我々は自らその施策を転換させうる状態にあったことははっきりしている。我々の主体的な力で、戦後復興と経済大国を成し遂げたことは、国策と国民の努力の証なのである。

今日、いろいろな不祥事が多発し、転落の危機に直面しているが、それは、我々が作り上げてきた戦後システムが機能しにくくなってきたことや環境の変化があり追従し難くなってきている点にある。
そのために構造改革が、叫ばれているのだ。小泉改革に期待し、疑問が出始めた背景は、果たしてそのようなシナリオを持つ構造改革になっているのだろうか、はたまた、そのように導くことが出来るのであるうか、という期待と疑問符である。
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この回答へのお礼

そうですね。愛国心があるか?と聞かれれば・・・・。となります。特に今の若い人達は。愛国心は、深いですね。ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2002/07/03 12:33

愛国心があるかと問われれば、「ない」とは答え難く、さりとて「ある」とも答えにくい。

国が国民の人権や繁栄などをゆがめたとき、国民は国を信頼しなくなるが、この状態でも愛国心がなくなった状態かというと、そうとも言い切れない。つまり、愛国心とは、各人の存在価値に関る問題であり、国の施策の巧拙により影響は受けるが、愛国心自体は抹殺されるようなものではない。 
存在価値の集合である愛国心が顕在的に見られるのは、いわば一体感が問われる場面であり、天皇や日の丸や国歌、軍隊などといった事項である。これらは、すべて国策の問題である。国策の巧拙や個人の利益の関りなどで、端的に言えば、国家を好きになったり嫌いになったりするのである。嫌いになったから愛国心が薄れたかというと、必ずしもそうとも言い切れないことは前述したとおりである。

日の丸も君が代自体に問題があるのではなく、第二次大戦を引き起こした軍部独裁が、元首である天皇の容認のもとになされたのではと(事実は軍部の独裁となっている)、疑問を持つ人々もいるというところに根っこがある。日の丸と君が代は、その天皇家を称えるものとして作られたという経緯があるからである。

理論的には、例え天皇家のものであっても、その天皇を国の象徴としたからには、それが国旗や国家となっても不思議はないのである。しかし、この辺りの割りきりが出来ない人々も多数いるということである。

このような背景から、愛国心と日本転落は直接的な関係はなく、転落の原因は、大きくは国策の問題であり、他国の努力や条件がわが国を上回ったからなのである。 

憲法問題を含め、占領軍は軍部独裁の芽を摘むため、或いはそれを拡張させて、作為的な施策を行ったことは確かにあると思う。
しかし、戦後50年以上経過した今日、我々は自らその施策を転換させうる状態にあったことははっきりしている。我々の主体的な力で、戦後復興と経済大国を成し遂げたことは、国策と国民の努力の証なのである。

今日、いろいろな不祥事が多発し、転落の危機に直面しているが、それは、我々が作り上げてきた戦後システムが機能しにくくなってきたことや環境の変化があり追従し難くなってきている点にある。
そのために構造改革が、叫ばれているのだ。小泉改革に期待し、疑問が出始めた背景は、果たしてそのようなシナリオを持つ構造改革になっているのだろうか、はたまた、そのように導くことが出来るのであるうか、という期待と疑問符である。
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国旗国歌と愛国心は関係ない。

私は日本国を心より愛しているが、
「日の丸」「君が代」は国旗国歌として認めない。
また、福祉を受けているからといって、政府に白紙委任する義務は法的に発生しない。もし愛国者を自認するのであれば、売国的行為の最たるものである、
日米安全保障条約の破棄をなぜ主張するべきだ。

参考URL:http://www.jcp.or.jp/
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この回答へのお礼

何か難しいです。愛国心と『日の丸』『君が代』はイコールで結ばれるもんだと思ってました。みなさんもそう言ってましたし。何だか、ちょっとわからなくなってきました。うぅ~ん。難しいです。ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2002/07/03 12:27

とりあえず、よい評価を得るためには、その文章の内容に賛同する内容を、例えば自分の体験と関連させて書くことをお勧めします。



ここからが大切なのですが、大学では本来自分で考えることが求められますし、大学卒業生は自分で考える力を持ち、そういう体験をしてきたことが期待されます。

レポート提出後に、幅広く本を読むなどして、自分の考えを持たれることをお勧めします。

その後で、これを読んで論文を書きなさいと言われた文章を読み直されることをお勧めします。

卒業論文を書く頃には、この文章より論理的に話が展開できるようになっていることを期待したいと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。何か自分にとって、見えたような気がしました。

お礼日時:2002/07/03 12:24

>出題まであまり時間がありません。

今週の水曜日。
>3日です。なのでせっかく推薦して頂いた本は、
>時間の関係で読めません。

そうですかー。残念ですね。
今回のレポートの課題の核心を、ズバリ触れていたのですが。
今、先程の本が無い場所にいるので、自宅に戻って時間が
あったら、もう少し詳しく説明してみましょう。


No.2のお礼より引用
>この教授はアメリカのハーバード大学で教授をしていた
>こともあり、アメリカ人っぽく自己主張が強く、何を言
>ってもだめです。

アメリカで教育を受けた人なんですね、出題者は。
ある意味で、日本の習慣に染まっていないと言えるかと思います。
おそらく、アメリカ流の愛国教育を体験し、日本の非愛国的
教育に疑問を感じていたのかもしれません。

その辺も、余裕があれば触れたいと思います。
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この回答へのお礼

わざわざ、私の為に、説明をしてくださるなんて、ありがとうございます。たしかに、日本の習慣に染まってないかもしれません。前にも真珠湾戦争はアメリカから攻撃してきたんだ。とか、言ってました。石油を日本に渡さないで、攻撃してくるように仕向けたんだとか言ってました。事実なんでしょうか?

お礼日時:2002/07/03 12:22

もしかして4行目の「日本は…」以降がその「文章が書かれた紙」なのでしょうか。


 「これを読んで論文を書きなさい」って……。
 論文というのはそもそも新しい考えを盛り込んで発表するためのものなのですが(だから論文の中に何が新しいかをはっきり書いていないと、必ず「どこが新しいの?」と質問されます)、もとの題材がこれでは作文がせいぜいですね。まあ、ツッコミどころは満載なので書くことは困りませんが。

僕ならまずタイトルになっている「転落」を厳密に定義させます。いつといつの、どの分野の話題で、どの状態からどの状態になることをさしているのか。次に「愛国心」とやらを定義して、それが「ある」「ない」とはそれぞれどういう状態で、それらはどれくらい違うものなのかをはっきりとさせます。まずはこのように厳密に定義しないと、後のこれに続く話は単なる妄想に過ぎなくなってしまいますから、定義の部分は非常に重要です。ちなみに文字のサイズにもよると思いますが、これらを定義するだけでA4のレポート用紙1~2枚は軽く超えるはずです。
 同様の意味で、「悪」「公共精神」「良いもの」「幸せ」などなど、普段曖昧に、いろんな意味で使う言葉ほどこういうときには極めて厳密に取り扱わないといけないのですが、これを書いた人間はそこまで頭が回っていないようですね。

公共の利益と愛国心との間にも相関はないです。“自分がいやなことをされたくないから相手にもいやなことをしない”という打算(暗黙の約束とも言う(笑))こそが公共の利益や憲法・法律の本質なんですから。

>NHKの『プロジェクトX』に登場する人物はみな愛国者
これも一体どうやって確認したんだか(笑)


#2、3(=5)の方々と同じような方針で、
「この文章の論理的欠陥とこの一面的な思考プロセスの危険性」を論じたほうが、はるかに優れたものが出来上がると確信します。
ただしこの方針で書くと、教官にもよるでしょうが、もともとこの程度の文章しか書けない程度の相手なので、まず間違いなく単位はもらえないでしょう。。。
ぐはぁ。
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この回答へのお礼

細かくご回答いただきありがとうございます。助かります。定義の部分は、重要なのが良く再認識できました。

お礼日時:2002/07/01 17:52

レポート提出まで時間がありますか?


時間があるようでしたら、この本を読んでください。

『日本国憲法の問題点』小室直樹/集英社インターナショナル

この本を読んでそれでも理解できなかったら、新規に
質問を上げてくれれば、別途回答します。


>文章が書かれた紙を渡されて、これを読んで、論文を書
>きなさいと言われましたが、あまり深く理解できないの
>で、アドバイスや、意見をお願い致します。

文面についての詳しい説明は省きます。正直いって、あまり
質のよい文章ではありませんが。
ただ一言でまとめると「憲法」と「教育」が根底の問題だ
ということです。
なぜ「憲法」と「教育」が問題なのかについては、上記の
本に詳しく書かれています。よく読んでください。
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この回答へのお礼

出題まであまり時間がありません。今週の水曜日。3日です。なのでせっかく推薦して頂いた本は、時間の関係で読めません。ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2002/07/01 17:48

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