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No.3
- 回答日時:
希硫酸を作る場合は、濃硫酸を蒸留水(またはイオン交換水)で希釈して作成します。
既に知っていることとは思いますが、0.1N希硫酸の場合、1L中に0.05モルの硫酸を含んでいます。これは硫酸は2価の酸であるため、1モルから2個の水素イオンを発生するからです。
硫酸の分子量は約98ですから、0.05モルの硫酸は4.9gの濃硫酸に相当します。
従って、1L中に4.9gの硫酸を含有したものが、0.1N希硫酸になります。
実際の作成については、下記の意見を重視して次の手順で作成してください。
以下は、1L調整方法として記述します。10Lの調整法については、この内容を参考にして考えてください。
(1)調整用のビーカー,試薬,蒸留水などを準備すること。調整用の容器は、ガラスまたはポリエチレン等、酸に侵されないものを用意すること
(2)耐酸性の保護手袋,保護めがねを身に付けること
(3)小型のビーカー(100cc)に、濃硫酸を4.9g取る
(4)大型ビーカーに800~900ccの蒸留水を満たし、上記(3)の濃硫酸をガラス棒を伝わせながら、徐々に混合する。このとき激しい発熱を伴うので、溶液の飛散に十分に注意すること。(このため保護めがね,手袋が必要です)
(5)十分に混ぜ終わった後で、全体の液量を1000ccになるように、蒸留水を加えて薄めること。(メスフラスコを使用すると作業しやすい)
(6)上記で作成した希硫酸の濃度ファクター(硫酸の正確な濃度を示す指数)については、あらかじめ濃度の分かっているアルカリ液で中和滴定を行って求め、ラベルにファクター価を試薬名と共に記入にて置くこと。
(6)の作業は、正確な濃度を必要としない場合は、省略してもかまいません。10Lの作成となると、大量の硫酸を扱うことになるので、薬剤による危険性を十分に理解したうえで行うようにしてください。
とても詳しくご回答頂きありがとうございます。
kogonta31さんの手順とおりにやってみます。
10Lの作製方法は上記を単に10倍すればいいですよね?
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