No.3ベストアンサー
- 回答日時:
kb-nikeです。
回答が遅くなりました。自分でも興味をもったのでいろいろ調べましたが、特定の化学種についてのデータは無いようです。
この(↓)URLにBOD測定の(実務の)解説があります。
http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/w …
(水処理倶楽部通信 第160号 2003/09/05(金))
これによると
「一般にBODは、iの分解によるものが主です。
を約70%まで分解するのに20℃で5日、約90%では12~14日間必要とされていますが、測定結果の再現性がよいのは70%程度の分解時で、標準的な試験方法は、5日間後の溶存酸素濃度が測定されてます。」
(註: i 好気性細菌等に分解される炭素系有機物)
とあるように、同じ試料でも分解条件によって結果がかなり変動することが窺い知れます。
専用の測定装置や長い測定時間が必要なこと、などによって、個別の種のBODを決定しようとする研究者はいないのでしょう。
また、試料の条件(混在種の状況等)が多岐にわたることもあって、そのような研究成果が直ちに現場での測定に反映出来るというものでもないことも、そういう研究のモチべーションとならないのでしょう。
多くの有害物質については、個別の種ごとに分析法と規制値が示されており、試料のトータルな概算値しか得られないBODについては、個別の種の定性あるいは定量は始めから想定されていないと思います
。
kb-nike様、本当にありがとうございます。
特定の化学種についてのデータはやはりないのですね。私も今まで色々と調べたのですがデータは得られませんでした。
おそらく変わることは間違いないと思うのですが・・・。
このホームページでは、つまりBOD測定では測定環境によっても異なるということですね。しかも、5日間の訳は私が今まで調べた理由の中で一番信頼性の高いものでしたので凄く参考になりました。
また、何か分からないことがありましたらこの広場を用いて御相談しようと思いますので御解答宜しくお願いします。
No.2
- 回答日時:
BODの定義は、「有機物を好気的条件下で好気的微生物によって一定時間に分解する間に消費する容存酸素量」です。
有機物の種類によって、測定条件下で分解されるものとそうでないものがあります。
微生物の分解能力に頼っていますから可成りデリケートな話しだと思います。
kb-nikeさん、いつも回答してくださってありがとうございます。とても感謝しております。
なるほど。やはり有機物の種類によって変わるのですね。
もし、具体例(この有機物だと分解され、この有機物だと分解されない)など知っていることがあれば教えていただけませんか。
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