
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
八百万(やほよろづ)とは、数学的な800万という意味ではありません。
古語「や」は漢字「八(ハチ)」で表記されますが、数字のハチの意味だけではなく、本来は“無限”や“数え切れない状態”を意味する言葉でした。ですから八雲は“たくさんの雲”、八島は“多くの島”、また八咫鏡(やたのかがみ)ももとは“大きな鏡”という意味の一般名詞でした。
次に「ほ」。現在は「お」と発音されますが、これは二百以上を意味し、また“多く”を意味します。「よろづ」も現在は「よろず」と表記しますが、数学的な万(マン)だけではなく、これも数が多いことを意味します。
ですから八百万は“数え切れないほどたくさん”という意味です。
次に神の順列ですが、あるようでありません。国史である『日本書紀』に、大日霊貴(おおひるめむち:天照大神の別名)を“これほど素晴らしい御子はない”という意味の一文が添えられますが、最高頂点に立っているわけでもありません。
その時の時代時代によって国学者や神道家が自分たちの考える教学に基づいて、『日本書紀』や『古事記』の神々に順列を付けるような説を立てたりもしますが、それも絶対的なものでもありませんでした。
天照大神は日の神として尊ばれ、また皇祖神として格段に敬われてきましたが、すべての神の頂点に立つというものでもありませんでした。そのような説は幕末期や明治初期に作られたものだったりもします。
No.4
- 回答日時:
八百万は「はっぴゃくまん」ではなく「やおよろず」と読みます。
やおよろず・・・ 数の限りなく多いこと。多数。無数。
文献は、古事記・日本書紀・風土記・日本神話などに載っているようです。
序列についてですは「天照大御神(天照大神)」 ではないでしょうか。
皇室の皇祖神とされています。
参考URLは天照大神についてです。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E% …
No.3
- 回答日時:
日本土着の神は、「八百万(やおよろず)の神」と表現されるように、とにかく数が多いのが特徴です。
これは万物には神が宿ると捉えた汎神論で、神の序列も姿形もありません。現在でも建物を造る際には「地鎮祭」が催されますが、これはその土地の神にお伺いと安全祈願をお祈りする儀式です。それぞれの土地にそれぞれの神が宿る前提があるので、このような儀式ができたわけです。また自然災害をも「祟り神」として、怒りを静めてくれるよう崇敬しました。
なお、八百万の神という言葉は、「古事記」に記されている神道の神々の数で、実際の数ではなく「たくさんの神々」という意味です。
これに対し、日本書紀以降に出てくる神は、人格(=姿)があり、数も少なくなります。日本書紀では八十神と記されています。
近代では何百万の戦没者も英霊として靖国神社や護国神社に祭られていますので、今では本当に800万くらいにはなるかもしれません。
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