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レポートを書く上で困っています
カントは多くの質問が出されているので被っていると申し訳ありませんが。

実践理性批判 からなのですが
カントにとって道徳的な人とはいったいどのような人なのでしょうか?
おそらく 「ひととしての義務」 や 「善い意思」などがキーワードなのではないかと思いますが うまくまとめられません
回答お願いします

A 回答 (2件)

原典も翻訳も読んだことのないアドバイス


参考URLより受けた啓発を基に作成しました。

誰もが隣人から尊敬されるべき自己愛という正当な要求を持っており、そのかわり他人を尊敬する義務を負っている。個々の人間は、いかなる物とも価値を比較することが出来ず、何かと同じ価値だということも出来ない。自分の自己愛が尊重されなければならないと同じ程度に他人の自己愛を尊重しなければならない。これは人間の義務である。

よって、何人も他人又は本人から単に手段として扱われてはならず、同時に目的として用いられなければならない。そこで人は人間としての尊厳を有するのである。人間は、自己自身をどんな価値において譲り渡すことも出来ないし、他人の人間としての自己尊重を蹂躙することができない。

自己又は他人は、その人が尊厳を持っている人間であるという思考や行動を、すべての人に対して理屈だけでなく実際に履行する義務がある。人間はどんな人に対してでも、他人に対して必ず尊敬をするべき義務が存在するのである。

他人を軽蔑すること、尊厳に値する態度をとらない場合はどんな場合でも義務違反である。他人を内心低く評価することは時として止むを得ない場合があるにしても、軽蔑していることを表に現してはならない。

また、悪人に対しても先に述べた尊敬をしないということは出来ない。彼が人間だからである。それは彼が自らの行為により人間としての尊厳に値しないと考えられる場合も含む。

よって人間性を汚すような刑罰は、かえって悪人以外の名誉心ある人にとって、これほどの屈辱的な刑罰が実行出来る人間というものに種としての屈辱を経験させるのである。

参考

参考URL:http://www.nuclear.jp/~madarame/rinri_note.html
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この回答へのお礼

尊敬 尊厳の件を 適切に説明していただき助かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/19 20:21

ご回答になるか解りませんが、書いてみます。


尤も、「カント・道徳法則・定言命法」辺りで検索した方が役に立つかもしれませんが。

一般的に、私のような素人がカントを読むと、とっき難いですね。
「実践理性批判」では、冒頭、法則とか格律とか、難しい定義から始めます。これは、主として経験論を排除する為のようです。
カントの場合、道徳的人と言うより、万人が備えている「道徳法則」の証明がその目的ですから、普遍的と言うか先験的(経験に関わらないという意味)な法則を問題にしています。
そこで「定言命法」から義務の概念がでてきて、結局、自愛心から来る傾向性を(この辺をカントは他律として排除します)自律の(自ら自分を律する)義務にかなうかどうかを、よく考えて行動しなさい。
と言っているようです、ただ、カントもこれは簡単ではないと考えているようですが。

特に、経験論に関しては当時の道徳感情から来る、妥当性に関しては、経験主義的な考え方では少しずつずれる、と申しますか、「赤信号皆で渡れば怖くない」のように、皆がやっているから、いいじゃん、と言う事になってしまうと、こんな表現は勿論しませんが、経験論を批判します。

ただ、ロールズ辺りは、カントの(新カント主義と言う説もありますが)定言命法を「社会契約説」と捉えて、「カント的社会契約論」と自らの「正義論」を規定しています。ロールズの場合、カントの先験主義を過小評価していますが、この辺は、心の成立と言った、現代的な問題と定言命法を、「皆が行うように自分も行動する」と解釈するのかが微妙な所です。

なかなか上手くまとまりませんが、検索すればもっとましな回答が見つかる事は、この回答の信憑性より確かだと思われます。
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この回答へのお礼

必要なところを抑えてあるので答案作りに大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/19 20:17

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