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ピアノの鍵盤などで、
「ドレミファソラシド」は「ド」からはじまるのに、
「ABCDEFGA」はどうして「C」からはじまるのですか?
なんか小学生の質問みたいですみません。m(__)m

A 回答 (9件)

先ほど急用ができ、とりえず書いた分だけ回答しました。


そのとき、先の回答は自信【あり】になっていましたが、
自信【なし】の間違いです。すみません。

先に断っておきます。私自身、音楽に詳しくありません。
以下は私の独断です。

先の回答で『聖ヨハネの賛歌』について歌詞のみ引用しましたが、
本には楽譜もついていて歌えます。

[Ut] 8分音符(C)  [Re] 8分音符
[Mi] 8分音符   [Fa] 8分音符
[Sol] 8分音符   [La] 8分音符

>やっぱり最初は「ド」は「A」であったということでしょうか・・・

芥川也寸志の文を読んでも確信持って上記が主張できません。
また否定もできません。

要するに、グィード・ダレッツォが、それまでの音名Aを二つ下の音に移した時期と、
『聖ヨハネの賛歌』の歌詞からドレミファソラシドの階名を考案した時期とで、
どちらが時間的に先かという問題になります。

二オクターヴ音名(ABCDEFGHIKLMNOP)に対して『聖ヨハネの賛歌』の歌詞から
ドレミファソラシドを考案した場合、「A」が「ド」になります。

一方、それまでのAを二つ下の音に移した一オクターヴ音名(ABCDEFG)に対して
『聖ヨハネの賛歌』の歌詞からドレミファソラシドを考案した場合、
「C」が「ド」になります。

死んだグィード・ダレッツォに尋ねるしかないのかもしれませんが、
階名を考案する立場の人間になったと仮定した場合、
1.音名ABCDEFGに階名というものを新たに付けたい。
2.音名ABCDEFGが順にでてくる歌を探してみたら、それが『聖ヨハネの賛歌』だった、
3.音名AABCDEFGに対応する『聖ヨハネの賛歌』の歌詞を見たら[Ut][Re][Mi][Fa][Sol][La]だった、
4.そこで[Ut][Re][Mi][Fa][Sol][La]を階名にした
と考えるのが自然な流れのような気がします。

つまり、下記が正しいように私も考えます。

>やっぱり最初は「ド」は「A」であった・・・

ただし、音名に階名を対応させた当時、「ド」そのものは無かったようなので
ややこしくなりますね。

また、引用文中で、Γ(ガンマ)なら C となるような気がしますし・・・

回答でかえって混乱させてしまったかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
ゆっくりゆっくり読んで、なんとか私の鈍い頭でも理解できました。
引用まで引いていただいて申し訳ありませんでした。

小学生のときから、「なんで二つずれてるんだろう」(というより、何で二つずらしておぼえなくちゃいけないんだろう)と思っていたのですが、ン十年経った今、こうした貴重な学問にめぐり合うとは思っても見ませんでした。

ご回答くださったみなさまにお礼申し上げます。
ポイントはみなさんに差し上げたいのですが・・・

お礼日時:2002/07/10 16:51

芥川也寸志『音楽の基礎』(岩波新書P54-55)の引用を続けますね。



中央のCがAと呼ばれない理由、すなわちなぜグィード・ダレッツォが、
それまでのAを二つ下の音に移したのかを正確にしるには、中世音楽の基礎をなす
ヘクサコード(Hexachord,ギリシャ語のヘクサ[6]とコルドス[弦]に由来し、六つの
音による全音階的音階)についての知識が必要となるが、もっとも単純な理由としては、
当時の実用的な声楽の音域がG-e''であったため、グィード・ダレッツォはGにあたる最低の音に
Γ(ガンマ)をあたえ、その次の音からABC...と名づけたのである。

グィード・ダレッツォの顕著なもう一つの功績は、階名の発明であろう。
音名が音の固有名であるのに対して、階名は、音階各度の呼び名であって、日本で一般的に
用いられているドレミファソラシドである。
・・・
『聖ヨハネの賛歌』の旋律と、その歌詞の音節から、Ut,Re,Mi,Fa,Sol,La という階名を考案したのである。16世紀ごろから,Utは歌いやすいDoになり、17世紀にいたり第7音のSiが加えられた。
この階名は、そのまま現在のイタリア語、フランス語の音名につながっている。


『聖ヨハネの賛歌』

[Ut] que ant la-xis [Re]-so-na-re fi-bris

[Mi]-ra ges-to-rum [Fa]-mu-li tu o-rum

[Sol]--ve pol-lu-ti [La]-bi-i re-a-tum.

Sanc-te Jo-hannes.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/10 16:52

芥川也寸志『音楽の基礎』(岩波新書P54)には次のように書いてあります。



音の固有名を音名というが、高さの異なるそれぞれの音に名をつけることは、
古代ギリシャですでに行われていた。その後さまざまな変遷をたどったが、
今日の音名の基礎をつくったのは、中世最大の理論家であり、すぐれた音楽教師であった
グィード・ダレッツォGuido D'Arezzo(990-?)であった。
彼はそれまでの音名が、二オクターヴにわたって、ABCDEFGHIKLMNOP(Jはのぞく)と命名されていたのを、
一オクターヴ(ABCDEFG)に改め、A a a' a'' のように書体とコンマによって音域を表せるようにしたこと、
それまでのAが、現在のCにあたる音であったのを現在の位置に移したことなど、
当時としては画期的な改革を行ったのである。

この回答への補足

詳しいご回答ありがとうございます。

>それまでのAが、現在のCにあたる音であったのを現在の位置に移したことなど、
>当時としては画期的な改革を行ったのである。

引用が本当なら、やっぱり最初は「ド」は「A」であったということでしょうか・・・
にしても「現在の位置に移した」のは、何か深い理由があるのでしょうか・・・

たとえば、グィード・ダレッツォの時代には短調の音楽が主流だったとか・・・

補足日時:2002/07/09 15:52
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この回答へのお礼

すみません。補足の訂正ですが、

>最初は「ド」は「A」であったということでしょうか・・・

→最初はハ長調の「ド」は「A」であったということでしょうか・・・

の間違いです。

お礼日時:2002/07/09 16:11

興味があったので,いろいろと調べてみました。

が,結局分かりませんでした。なので私の推測をば…。

1.まず,440 Hz 付近の高さを基準の高さとし,これを A 音とした(バロック時代以前)。

2.A 音を根音とし,短音階(エオリア)に合わせて ABCD…とした。※

3.ちなみにこの ABCD…は,絶対的な音の高さを示す「音名」である。

4.10 世紀頃からある相対的な音の高さを表す長音階のドレミ…を,この音名に当てはめた。

※の部分について「なぜ短音階か」に理由はありません。しかし長音階でないといけない理由も特にないと思うので,別段矛盾したことを考えているとは思いません。つまり「なぜ A からでなくて C から?」という問いに対して「C からというのは長音階の時の話であり,短音階なら A からでは?」という回答も成り立つと思います。

ネットで調べた結果,一応,他の回答らしきものも見つけましたが,参考 URL の説明よりは自分の推測の方が正しい気がします…。(汗) 参考 URL の「6.一点イ音」と「34.基準になる“A”」の項目をご覧下さい。

参考URL:http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/7129/sec2 …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。URLさっそく見せていただきました。
いろいろ調べていただいたようでありがとうございます。

お礼日時:2002/07/10 16:54

ドレミ→音階


CDE→調
従ってG(ト長調)では C(ハ長調)でのソの音が ドになります
きっと 西洋音階では ドから階段を上った方が気持ち良く上れるからだと思います
A(イ)は先人が 誰もが共有出来て 理解出来るように取り決めたのでしょうね
そのおかげで今でも200年前(?)の曲が演奏出来ます
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この回答へのお礼

うっ、#5にして、やっとドレミの意味がわかりました。
#4までのみなさん、すみませんでした。おはずかしい・・・(#_ _#)

ひょっとして、私の子供のときの楽器(おもちゃのピアニカやおもちゃのピアノ)の鍵盤にシールで「ド」「レ」「ミ」「ファ」・・・と貼っていたのが原因でしょうか?

お礼日時:2002/07/09 18:24

長調の音階を弾いたときに何も調号を用いずに音階が弾けるのがC-Dur(ハ長調)で、基本調となります



振動数(1つの音を鳴らしたときに1秒間に鼓膜が振動する数)を図っていくと、Aの音が440Hzとなります(これが一番調弦(チューニング)しやすい音なので調律の基音となります)
1オクターブ低いA(真ん中のCから2つ下の)の振動数が2分の1の220Hzで下げていくと、1番下がAの音だったらしいので、基音がAとなりました

ちなみにこの振動数を計算して世界最古の音律を作った人はピタゴラスです
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。ピタゴラスってほんとすごい人なんですね。

お礼日時:2002/07/10 16:55

2#の補足です。

すみません。

Aが基準の音だからCから始まる…では変ですね。

基準の音をAと決めたら「ド=C」になった、です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/10 16:46

で、その音名がナゼ「Aから」ではなく


「Cから」なのか、という質問ですよね。

これはAの音(440ヘルツ)を調律の基本
としているからです。

この音は受話器を持ち上げた時のツー音だったり
音叉(おんさ/ご存知?)の音だったりします。

なぜ440ヘルツ?と訊かれると困ります。(笑
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この回答へのお礼

440ヘルツ・・・・・・・・・・・なぜ?
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/10 16:45

音階は長調ではドレミファソラシドですが、これは固定された音の名前ではなく、全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音という音程で隣り合う音の【つらなり】の名前なので、別の高さの音を「ド」にしても音階は始められるわけです。

短調では全半全全半全全です。

 音には音階の名(階名)だけでなくそれぞれに固有の名前があって、それを音名といいます。
 音名は普通ドイツ語でCDEFGAHC(ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー ツェー)と呼びますが、英語ではCDEFGABC(シー ディー イー エフ エー ビー シー)と呼びます。ギターなどで使うコード名として使用します。

 これを日本語に置き換えて「イロハニホヘト」を当てたのが、日本音名で、ハニホヘトイロとなります。
 だから、C音(ハ)から始めた長音階を「ハ長調」、短音階を「ハ短調」と呼びます。

参考URL:http://www27.cds.ne.jp/~kisikawa/carmena/docs/ki …

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
ちょっと、私の質問のしかたが悪かったのかもしれませんが、私の疑問はこういうことです、

どうして音名のはじまりが統一されていないのかということです。
「ド」の音を「A」や「イ」にすれば、すっきりとおぼえやすいように思ったのですが、不規則にずれているのはどんな経緯によるものなのかなと思ったのです。

音楽は「ド」「シ」「ロ」ウ「ト」なんです。

補足日時:2002/07/08 21:43
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