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ウエスタンブロット法による特異的たんぱく質の検出反応を先日行ったのですが、一次抗体、二次抗体をもちいて反応を行いました。

抗体抗原反応を行う上で免疫応答反応の理論を用いて検出しているのはわかりますが、なぜ二次抗体を使う必要があるのでしょうか?

自分の考えでは、一次抗体だけでは免疫応答反応をすることができるが、どこの特異的たんぱく質と反応しているかをより明確にするために二次抗体に発色するたんぱく質などをつけた上で反応を見やすくしているのではないかと考えているのですが…。

詳しく教えてくださるとありがたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

一次抗体は特異的たんぱく質を抗原として認識し結合します。

二次抗体は一次抗体の定常部位を抗原として認識し結合します。ポリクローナル抗体は一つの抗原たんぱく質の複数の場所に結合しますから、一次抗体と二次抗体を使うと、一次抗体の結合した場所に一次抗体よりも多くの二次抗体が結合することになります。つまり、二次抗体を使う方が特異的たんぱく質の検出感度を上げる事ができるということです。

二次抗体は酵素などで標識されていて、酵素反応によって抗体の結合した位置を知るわけですが、一次抗体に標識を行っても同じ事はできます。しかし、個々の一次抗体に標識を行うより、複数の一次抗体を認識できる二次抗体を大量生産し標識を行う方が、コストや収量などの点から見て優れています。上に書いた通り二次抗体を使う方が検出感度も上がりますから、この方法が広く使われているのです。
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#1の方に補足


ユーザーには発色、発光、蛍光などの様々な方法で検出したい人がいます

メーカーが一種類の抗体に様様な修飾をして、複数種類の在庫を持つのは負担になります
ユーザーも2次抗体を買うだけで複数の1次抗体の検出方法を変える事ができます
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