プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

この世の成り立ち、というものを知りたい欲求が強く、
完成局面を迎えようとしている超ヒモ理論やM理論を根本から理解したいと考えています。

現在社会人なのですが、大学への再入学も視野に入れています。
そこで質問なのですが、
Q1. 学士課程(4年制大学の3~4年生)においてこれらの理論は取り上げられているのでしょうか?それとも修士課程ないし博士課程にならないと対象にならないのでしょうか?
Q2. 学士課程で取り上げており、かつ学士入学が可能な大学(国内を考えています)をご存知でしたら教えてください。

以上、宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

一応、関連分野(素粒子現象論)の経験者です。



A1.まず、弦理論を学ぶには「超弦理論←場の理論←量子力学・電磁気学・解析力学・統計力学・物理数学etc.」の順で物理を理解する必要があるのですが、学部レベルは第一段階の習得が精いっぱいでして、せいぜい理論系に配属された4年生が場の理論の初歩レベルの本を輪読する程度に過ぎません。
※一応学部で授業を設けている学校もあるが、せいぜい初歩のお話を聞いてレポートを数枚出すのが関の山。

ですので、本格的な勉強は大学院で素粒子論の研究室に合格してから、ということになりますが、この時点では場の理論の修得も不十分な状態ですので、B4の後期からM1にかけて必死で場の理論をマスターしつつ、超弦の勉強も(自主ゼミ・独習等で)並行して進めていく流れになります。
(ちなみに、理論系研究室の人気は極めて高く(院浪生も珍しくないほど)中でも素粒子論は一番人気ですので、ほぼ満点を取りに行くつもりでやらないと合格は難しいです。)

そしてM1後期から超弦のスタッフと相談してM論の準備を進め(夏にレビューでダメ出しをし)、後半に追い込みをかけてそれなりの結果を出せば、晴れて博士課程で研究する権利が得られるという次第(この時点でメンバーの半分が排除される)。
あとはコネと金力で研究の幅と深度を増やし、ハッタリをかましつつネタ作りをして終わりのないチキンレースに飛び込んでいく(という、よくあるパターンの話が続きます)。

と、(ちょっと脱線してしまいましたが)弦とM理論を学ぶのであれば、東大京大をメインに弦理論のスタッフの充実した大学(下記参照)の研究室に入ってM論を出すのが基本スタンスになろうかと思います。
○超弦理論の研究者のいる日本の大学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E5%BC%A6% …

※A2は省略
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
おかげさまで具体的に進むべき道が見えた気がしています。

> 学部レベルは第一段階の習得が精いっぱいでして

やはり院(しかもDr.)まで行く必要があるのですね。
一応第一段階の科目は教養@駒場時代に一通りこなした記憶はあるのですが、何故か深層心理学なぞを志し、結局取得した学位は教育学学士だったりしますので、物理学の学位取得からはじめなければいけません・・・

> ちなみに、理論系研究室の人気は極めて高く(院浪生も珍しくないほど)中でも素粒子論は一番人気ですので

人気も高いのですね。
考えてみれば theory of everything を縹渺する様な魅惑の?分野ですので、惹かれる人が多いのも人間の自然な心情の表出なのでしょうか。

> この時点でメンバーの半分が排除される

うーん、恐ろしいです。
路半ばにして、というのは避けたい・・・

> 超弦理論の研究者のいる日本の大学

wikipediaのこのページは何回も読んでいたのですが、このリンクは見逃していました。
リンク先にあった研究内容にも一通り目を通しましたが、やはり魅力的です。ぞくぞくします。

ただし超弦関連で研究を続けていくとなると、とてつもない数学の才能が必要になると聞き及んでいますが、自分の能力の程度は分かっていますので(周りには天才としか言いようのない人が沢山いました・・・)よしんば博士号を取得できたとしても身の振り方は考えておかないといけませんね。

ほんの一握りしかなれない研究者以外の道のサンプルがありましたら、ご教授頂けると幸いです。

お礼日時:2007/06/25 11:21

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!