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「ムギネ酸は植物進化の頂点に立つイネ科植物が、その生育培地である土壌の性質を適格にとらえて開発した、最も小型で高性能な画期的な鉄運搬体」と高城成一教授が言っていたが、その根拠は何なのでしょうか?

A 回答 (2件)

下記のURLにだいたいのことが書かれていると思います。


ただ、私のイネ科植物に対する鉄の認識とは視点が反対です。
私の住んでいるところは麦などの畑で作られるイネ科はほとんどなく、水田がほとんどで、鉄は悪者です。
というのは、水田のような酸素不足(還元)土壌では、鉄は植物に吸収されやすい三価鉄の形で存在しているため、稲は常に鉄過剰症の危機にさらされています。そのため稲は高い鉄排除機能を持っています。でも、ちょっとでも気を抜くと(カリ不足や日照、水不足で根の活性が低下すると)すぐ鉄過剰症の症状が出ます。“赤枯れ病”というイネの病気の誘因(私は主因と思っている)もカリ不足(私は鉄過剰と思っている)です。
日本の水田で鉄不足になることはほとんど考えられません。アルカリで困ることもないと思います。そのため、水稲は進化の過程で高性能な鉄運搬(排除)機能を身につけたものと思っています。しかしその働きはムギネ酸だけでなく、たとえば鉄酸化機能(酸素で鉄を錆びさせ、植物に吸収されにくくする)等もあります。
ただ、麦の原産地はアルカリ土壌だし、酸化型土壌ですよね(鉄が少ないかどうかは知りません)。そうなると、下記のURLに書かれている視点が大事なのでしょうか?・・・・これって答え?

参考URL:には書ききれなかったので
http://www2.vc-net.ne.jp/~abejun/donguri/06.htm
http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/~pl_nutr/plant_ …
http://www.jst.go.jp/pr/announce/19990723/index2 …

参考URL:http://a-yo.ch.a.u-tokyo.ac.jp/2000/reikai1/mori …
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植物は自分に必要な養分を根が張った根圏からしか吸収できません。

トコトコと養分の沢山ある場所に移動出来ないのです。そこで、不足している養分を受動的にではなく、積極的に吸収する機能もあることが、例えばムギネ酸のようなキレート能をもった成分を自ら放出して受動的にではなく植物の「意志」によって積極的に可溶化して吸収するメカニズムがあるということが画期的と表現されていると思います。これは鉄分ばかりではなく、リン成分などについてもあることが分かっています。移動できない植物が不足している養分をどうにかして吸収しようとするメカニズムを獲得したというけなげな、愛おしい進化ですね。
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