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先日レポートが出されましたが、自分ひとりで考えていても
煮詰まるばかりだったので投稿致しました。

古代ギリシャのポリスと国家(nation-state)の違いについて
もし詳しい方が居れば教えてくれると助かります。

A 回答 (4件)

 ポリスは都市国家です。

今のような巨大な国民国家でも、官僚制もありません。最大の違いは、直接民主制であるということ。そして、民主主義の原型でありながら、矛盾して奴隷制を採用していたことです。市民権は一部にしかありませんでした。女にもありませんでした。

 国民国家とは、ウェストファリア体制以降です。国民国家とは、実は「国民」が容認して作り上げられるのではなく、一部の支配者が国家間のあいだでいろいろ決めて、それではじめてできたものです。ですから、むしろ国家が領土的国家となったのは、ウェストファリア体制以降、国が官僚制を強め、情報収集能力を高めて、教育によってナショナリズムを醸成してはじめて、「本当の意味で」できあがったといえるのです。ですから、ポリスには明確な領土がありません。

 ポリスには「民族」(市民)意識があっても、「国民」意識はありません。国民意識は間違いなく、ウェストファリア以降に形成されてきたものです。B・アンダーソン『想像の共同体』において、国民国家とは文化的構築物であるといいましたが、その通りです。

 ポリスに現代的な意味で軍隊はありません。国民国家以前の戦争では、多くが民兵(つまり雇う)であったことがほとんどです。しかし国民国家ではナショナリズムの醸成とともに、規律的に徹底した軍隊をつくりあげます。そして官僚に統制された警察組織です。







 
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ポリスとは領土ではなく市民権のことです。

領土内に住んでいても市民権があるとは限らず、認められたもの(条件をクリアー)だけが市民権を認められポリスに所属することが出来た。スパルタを例に出せば、どこに住んでいようが市民権を得ればスパルタ人であり、政治に参加することができる。
どれくらいのレベルのレポートなのかわからんし、どれくらい詳しく書くのか分からないけど
簡単にいうとその辺にある小さな村が国家になったみたいなもんかな^^;
この村の名前がタバコ村だとすると、国家というわりには、村役場が一個しかなくて、もちろん村なんでそれより小さい自治体を含まない。しかし普通の村と違ってタバコ村っていう領土はなく物理的境界線はなく、「お前はタバコ村の住人」と認められれば市民権を持てて、村役場での政治に参加できる。もちろんどこに住んでてもよい。村役場の隣に住んでても市民権を認められなければ、政治に参加できない。このタバコ村は○○県とか○○国に所属してるわけでもない。タバコ村の村人にとってタバコ村が最大にして最小。こんな感じです。
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学校の課題ということですので、ヒントを。



ポリスとは、都市国家の事です。
都市国家という名の通り、基本としては一都市一国家です。
そして、その都市国家の国民は市民と呼ばれます。

一方、nation-stateと言った場合、国民国家を指します。
国民国家を細かく見ると色々あるのですが、ポリスとの最大の違いは領土を持つという事です。
そして、その領土内には多くの自治組織が存在します。
中には、一国家に二つの政府があることもあります。
そして、ポリスは古代社会で成立したモノ、国家は近代ヨーロッパで成立した概念です。
もちろん、似た概念が中国や日本、その他の地域に無かった訳ではありませんが、今日のように遣われるようになったのは、近代ヨーロッパの思想を受けてのことです。

それでは、レポート頑張ってください
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国家という場合は、一般には民族国家を指します。

その中では
共通の言語が政策上使われたりします。
しかし、古代ギリシアのポリスの場合はこのくくりでは説明が
できません。古代のギリシアには方言の差はあるものの同じ
ギシリア語を話す数百のポリスが都市としての城壁をめぐらして
自治都市を形成していたからです。その中ではスパルタとアテーナイ
のように対照的な統治体制をとっていた都市も少なくありません
でした。
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